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2016年の為替相場の見通し
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米国の政策金利 |
ドル・円相場/ユーロ・円相場 |
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投資先として魅力的な国
ドル・円相場
ドル・円相場は緩やかな円安・ドル高の動きか?
2015年のドル・円相場は、1ドル116円台〜125円台という狭いレンジでの動きになりました。米国の利上げに備えたドル買いの動きと、原油安による経常収支改善や脱デフレの遅れなどの円買い要因が拮抗した結果とみられます。一方、ユーロ・円は、ECB(欧州中銀)が量的緩和を実施したことで、2014年末の1ユーロ143円台から3月には127円台までユーロ安・円高になりましたが、その後はその間で推移しています。
2016年を占う意味でポイントの日米欧主要三極の金融政策の方向性については、2015年12月に米FRB(連邦準備制度理事会)が利上げに転換したのに対し、欧州と日本は基本的に量的緩和を続ける方向です。その点については、市場の中での見方に大きな差異はないとみられます。
米政策金利が引き上げられたことをドル高要因とみるか、今後の米国の利上げペースをどう予想するか等の見方の違いにより、意見に差異が出て来るようです。米国時間2015/12/16に結果が公表されたFOMCでは、2016年の政策金利は4回・計1%程度引き上げられ、上限金利が年末に1.5%まで上昇するとのシナリオが示唆されました。3ヵ月に1回0.25%ずつ引き上げられるのか、米国時間2016/3/16に結果発表されるFOMCに対する注目度が高まっています。
※質問項目と回答数(★の数は回答数を示す)
ドル高値(円安値)のメド予想
140円以上 |
|
---|---|
130円以上〜140円未満 |
★ ★(2) |
120円以上〜130円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
110円以上〜120円未満 |
★ ★(2) |
110円未満 |
同高値を付けるのはいつか?
第1四半期(1〜3月) |
★ ★ ★ ★(4) |
---|---|
第2四半期(4〜6月) |
★ ★(2) |
第3四半期(7〜9月) |
★(1) |
第4四半期(10〜12月) |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★(9) |
ドル安値(円高値)のメド予想
110円以上 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
---|---|
110円以上〜110円未満 |
★ ★(2) |
90円以上〜100円未満 |
|
80円以上〜90円未満 |
|
80円未満 |
同安値を付けるのはいつか?
第1四半期(1〜3月) |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★(8) |
---|---|
第2四半期(4〜6月) |
★ ★(2) |
第3四半期(7〜9月) |
★ ★(2) |
第4四半期(10〜12月) |
★ ★ ★ ★(4) |
関連注目商品
ユーロ・円相場
ユーロ・円は120円以上140円未満の圏内を推移か。120円割れにも一応の注意が必要
ユーロは対円で2015年12月現在、おおむね130〜135円の間で推移しています。2016年もこのレンジを含む130円以上140円未満がユーロの高値とする意見が全体の約7割を占めました。
ECBの金融政策については量的緩和が続くとの見方が中心ですが、一部では出口を模索するとの見方もあるようです。
なお、ユーロ高値の時期については、10〜12月が最多ですが、他の四半期にも分散しており、意見は分かれていると言えそうです。
一方、対円での安値が120円以上130円未満と予想する回答が全体の4分の3を占める意見となりました。具体的な水準を回答いただいた3件はいずれも125円以上の回答でした。2015年のユーロの対円での安値は127円台でしたので、市場はその水準を大きく割り込む安値はあまり予想していないようです。ただ、120円割れを予想する回答も約1割あり、一応の注意は必要です。
※質問項目と回答数(★の数は回答数を示す)
ユーロ高値(円安値)のメド予想
160円以上 |
|
---|---|
150円以上〜160円未満 |
★(1) |
140円以上〜150円未満 |
★ ★ ★(3) |
130円以上〜140円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★(12) |
130円未満 |
★(1) |
同高値を付けるのはいつか?
第1四半期(1〜3月) |
★ ★ ★ ★ (5) |
---|---|
第2四半期(4〜6月) |
★ ★ ★(3) |
第3四半期(7〜9月) |
★ ★(2) |
第4四半期(10〜12月) |
★ ★ ★ ★ ★ ★(6) |
ユーロ安値(円高値)のメド予想
130円以上 |
★(1) |
---|---|
120円以上〜130円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
110円以上〜120円未満 |
★ ★(2) |
100円以上〜110円未満 |
|
110円未満 |
同安値を付けるのはいつか?
第1四半期(1〜3月) |
★ ★ ★ ★(4) |
---|---|
第2四半期(4〜6月) |
★ ★ ★ ★(4) |
第3四半期(7〜9月) |
★ ★(2) |
第4四半期(10〜12月) |
★ ★ ★ ★ ★ ★(6) |
関連注目商品
日経平均株価 |
日本の注目株・テーマ |
日本の長期金利/CPI(消費者物価指数) |
NYダウ平均株価 |
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ドル・円相場/ユーロ・円相場 |
原油相場(WTI) |
投資先として魅力的な国
アンケートについて
- アンケート結果は、BNPパリバ証券株式会社、ピクテ投信投資顧問株式会社、朝日ライフアセットマネジメント株式会社、HSBC証券、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、T&Dアセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント株式会社、新光投信株式会社、みずほ投信投資顧問株式会社、三菱UFJ国際投信、シティグループ証券、レオス・キャピタルワークス、ドイツ証券株式会社、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社、(順不同)にアンケート(2015/12/18締切)にご協力いただき、SBI証券が集計したものです。重複回答・部分回答を含むため、回答数を示す★印に過不足があります。
- アンケート結果の要旨を表現したものであり、SBI証券の見方を述べたものではありません。また、アンケート結果はあくまでも、意見の集約であり、将来の市況や価格の実現を保証するものではありません。
- 当社の取扱商品は、各商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等およびリスク情報につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ及び金融商品取引法に係る表示並びに契約締結前交付書面等の記載内容をご確認ください。