2026-05-20 00:48:00

金は米国とイランの核開発協議を確認

更新:2026/2/9

提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド

金はドル安が続くかどうかも焦点

 2月2日の週のニューヨーク金市場は、調整局面を迎えるなか、戻りを売られたが、ドル安再開を受けて押し目を買われた。中心限月の4月限はイラン情勢に対する懸念を受けて押し目を買われたが、5,113.9ドルで戻りを売られた。ただドル安が再開すると、押し目を買われた。米国とイランの核開発問題の協議ではイランがウラン濃縮活動の停止を拒否したが、濃縮のレベルと純度について協議する用意があるとし、協議継続で合意した。今後の協議の行方を確認したい。イランのアラグチ外相は米軍がイランを攻撃した場合、同地域の米軍基地を攻撃するとしている。トランプ米大統領は今回の協議について「非常に良かった」とし、今週早くに次回会合を開く予定だとした。
 米下院は3日、2026会計年度予算案の修正案を可決した。米政府機関の一部閉鎖は短期間で終了した。ただ移民取り締まりを管轄する国土安全保障省関連は2週間のつなぎ予算となった。移民税関捜査局(ICE)に関する協議の行方を確認したい。一方、トランプ米大統領は「利下げに前向きだと確信している」と述べ、利下げ推進に期待を示した。ただ上院銀行委員会の主要な共和党メンバーであるトム・ティリス議員は、司法省によるパウエル連邦準備理事会(FRB)議長に対する捜査が「完全かつ透明に解決されるまで」次期FRB議長の承認に反対すると表明している。
 1月の米ISM製造業購買担当者景気指数は52.6と12月の47.9から上昇し、2022年8月以来の高水準となった。節目を示す50を1年ぶりに上回った。市場予想は48.5。米ISM非製造業総合指数は53.8と前月比横ばいとなったが、市場予想の53.5を上回った。1月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は2万2,000人増加した。製造業に加え専門・ビジネスサービス部門でも雇用が減少するなか、市場予想の4万8,000人増を下回った。12月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は654万2,000件と前月から38万6,000件減少し、5年超ぶりの低水準となった。市場予想は720万件。1月の米雇用統計は11日に発表されることになった。米株式市場でリスク選好の動きが再開すると、ドル安が再開したが、ベセント米財務長官は米政権がドル資産への投資をより魅力的なものにする措置を講じ、「強いドル」政策を取っているという見方を示した。
 2月6日のニューヨークの金ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比10.87トン減の1,076.23トンとなった。調整局面を迎えるなか、投資資金が流出した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、2月3日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは16万5,604枚となり、前週の20万5,396枚から縮小した。

NYプラチナは調整局面を継続

 ニューヨーク・プラチナ4月限はイラン情勢に対する懸念や金の下げ一服を受けて押し目を買われたが、調整局面を継続し、昨年12月15日以来の安値1,806.0ドルを付けた。ただ終値で2,000ドル台を回復しており、テクニカル面では高値圏で方向性を模索する動きである。ドル安見通しや供給不足見通しが支援要因であり、高値圏での買いが再開するかどうかを確認したい。
 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、5日のロンドンで11.20トン(前週末11.34トン)、6日のニューヨークで44.33トン(同45.06トン)、5日の南アで5.64トン(同6.50トン)となった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、2月3日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは1万3,106枚となり、前週の1万3,922枚から縮小した。

ニューヨーク金4月限は高値圏で方向性を模索

 ニューヨーク金は調整局面を迎えるなか、戻りを売られたが、ドル安再開を受けて押し目を買われた。中心限月の4月限はイラン情勢に対する懸念を受けて押し目を買われたが、5,113.9ドルで戻りを売られた。ただドル安が再開すると、押し目を買われた。米国とイランの核開発問題の協議ではイランがウラン濃縮活動の停止を拒否したが、濃縮のレベルと純度について協議する用意があるとし、協議継続で合意した。今後の協議の行方を確認したい。テクニカル面では、高値圏でのもみ合いとなり、どちらに放れるかが焦点である。

2月9日からの週の注目ポイント

9日 中国RatingDog製造業購買担当者景況指数(1月)

米卸売在庫(12月確報)

10日 米輸出入物価指数(12月)

11日 建国記念日
中国消費者物価指数(1月)

中国RatingDogサービス業購買担当者景況指数(1月)

米雇用統計(1月)

米財政収支(1月)

12日 企業物価指数(1月)

英国内総生産(10-12月期速報)

英貿易収支(12月)

英鉱工業生産指数(12月)

米新規失業保険申請件数

米生産者物価指数(1月)

米中古住宅販売統計(1月)

13日 中国住宅価格指数(1月)

ユーロ圏域内総生産(10-12月期改定)

ユーロ圏貿易収支(12月)

米消費者物価指数(1月)

※重要度を3段階で表示

金 (現物1oz.あたり) 日足 6ヵ月

<参照>SBI証券>マーケットデータより

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