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2020-08-04 02:54:36

投資信託 > 特集 > 【コモンズ投信 渋澤健コラム】第2回 人間がAIに打ち勝つと≠フ力で投資しよう

【コモンズ投信 渋澤健コラム】第2回 人間がAIに打ち勝つと≠フ力で投資しよう

2020/7/16

お金の使い方をMeからWeへ。
渋沢栄一が勧めた「よく集め、よく散ぜよ」は、お金を循環させながら持続可能な社会を育むための具体的な手法だった―

近年注目が集まっている「SDGs」(持続可能な開発目標)を投資においても取り入れる動きが広まりつつあります。
「SDGs投資」とはいったいどのようなものでしょうか。そしてなぜ今必要なのでしょうか。
投資の本質に迫る本シリーズ。
コモンズ投信取締役会長であり、渋沢栄一の玄孫(5代目の孫)渋澤健氏が考える「SDGs投資」について、連載形式で分かりやすく解説いたします。

執筆者

渋澤健(しぶさわけん)氏

コモンズ投信株式会社 取締役会長兼ESG最高責任者

【経歴】
国際関係の財団法人から米国でMBAを得て金融業界へ転身。
外資系金融機関で日本国債や為替オプションのディーリング、株式デリバティブのセールズ業務に携わり、米大手ヘッジファンドの日本代表を務める。
2001年に独立。
2007年にコモンズ(株)を設立し、2008年にコモンズ投信会長に就任。
2018年よりESG最高責任者兼務。

第2回 人間がAIに打ち勝つと≠フ力で投資しよう

と≠フ力

2024年から改新される一万円札の肖像に「日本の資本主義の父」といわれる渋沢栄一が選ばれたということを知っている方は多いと思います。ただ、栄一の思想であった『論語と算盤』についてご存知でない方は多いかもしれません。栄一いわく「道徳経済合一説」ですから、ちょっと堅苦しいと感じるでしょうね。でも、『論語と算盤』の教えを簡略化すると、それは「と≠フ力を持ちましょう」ということだと私は解釈しています。

多くの人は問題や現状を解決するときか≠フ力で解こうとします。一方、と≠フ組み合わせ、掛け合わせという思考とは、これからの創造性、クリエイティビティに必要な力であると考えています。

と≠ヘ英語で「and」、か≠ヘ「or」の用法で使われます。
か≠フ力は1か0、白か黒など、取捨選択の際に便利です。選別して、区別して、物事を進めるときに用います。か≠フ力は、効率を高めるんですね。だから組織運営には不可欠な力です。物事を分析するうえでも必要で、買い物など日常生活でも必要でしょう。

しかしか≠フ力だけで、物事を進めていくと、効率はいいかもしれませんが、既に存在している選択肢から選んでいくということになるので、新しいクリエーション、創造がありません。

順序よく前進するべき場面に、か≠フ力は大事です。しかし新しい化学反応や、クリエーションが求められるような場面では、異分子、矛盾や無駄などを切り捨てて分断するか≠フ力だけでは創造は起こりえないのです。

対してと≠フ力は、異分子、矛盾や無駄なものとつなげることです。たとえば論語(道徳)と算盤(経済)、普通に考えたらビジネスで一緒に進めるのは無理っぽい、ふたつの要素です。しかしと≠フ力は、「一緒にして進めましょう!」と、合致させる力です。矛盾したものをつなげるなんて、絶対に無理!と反論する人は、きっとか≠フ力の恩恵を受けすぎて、やや思考が硬くなっているのかもしれません。

と≠フ力は、一見すると矛盾していて、やっても無駄、成果が出ない……そんな物事をつなぎあわせ、試行錯誤を繰り返しながら、忍耐強く進めることで、思いがけない創造を導きだすものです。

と≠フ力を使い続けていると、今までフィットしなかった物事が、角度を変えたり、押したり引っ張ったりすることで、あるとき突然カチッとはまる瞬間が訪れるのです。それこそが前に存在していないことを生み出すことにつながり、これこそが新しいクリエーションなのです。

か≠フ力の方がわかりやすいです。隔離しますから。しかし、隔離することでは新たな化学反応は期待できません。
矛盾や無駄は、と≠フ力を駆使することで、ポジティブな化学反応の原料になりえます。発明の飛躍のために、と≠ヘ必要な素材なのです。

人間が持つ、AIにはない力とは

人との出会いの場でも、と≠フ力は効果を発揮しますね。
たとえばか≠フ力で、交流関係を絞り、利益を得られそうな人と会ってばかりいると、縁の飛躍はなかなかありません。でもと≠フ力で、「あの人と会う」「こんな人とも会う」と、選別せず出会いを重ねていると、あるとき縁がスパークして、まったく出会うはずのなかった属性の人とつながりや思いがけない事業へ発展することは少なくありません。

AIの発展が目覚ましい昨今、か≠フ力よりもと≠フ力が、人間側にはさらに重要になってくると考えます。ほとんどの処理能力において、人間がか≠フ力でAIに勝てる目はありません。

AIはディープラーニングのプロセスで、膨大なビッグデータを駆使します。無限の010101……の積み重ねで、社会のインフラを高度にサポートしています。まさにか≠フ力の結晶ですね。AIの側はか≠フ力で行う作業を決してミスしないですし、うっかり忘れることも、パフォーマンスを落とすこともありません。

物忘れするし、朝は頭がぼんやりしている人間が、敵うはずがない。AIの優秀な機能に、人間の多くの仕事や労力は、取って代わられるでしょう。それはそれで便利になる面もあるので、悪いことではありません。

 

しかしAIはか≠フ力には優れているけれど、未来予測に関しては、どうでしょう?
か≠フ力でやっているのは、すでにあるデータや経験値をもとに、目の前の選択肢を0101というデジタルな情報処理に積み重ねる。これが現在のAIです。(量子コンピューターになると異なる世界に入るかもしれませんが。)現在のAIは有能であるけれども、目前の処理の繰り返しです。その先のことまでは想像できない。つまり、AIは見えない未来を信じる力は、持っていないのです。

か≠フ力では、見える範囲の解答をアルゴリズムで計算できますが、見えない範囲のことは、何もわかりません。データがないからです。
一方、人間が持ち合わせているデータや知っていることは、ちぐはく。けれども、「これだ!」と答えを言えますよね。ほとんどの場合は、その答えは間違っているかもしれません。でも、ドンピシャと当たるときもあります。

また、AIには直感はありません。でも人間のと≠フ力は、知見を自由に組み合わせ、時間や空間を、ポーンと飛躍できます。
ビジネスでもアートでも、クリエイティブでも、そして、投資でも。天才と呼ばれる人は、やはりと≠フ力に、秀でています。

人間の相場観では、AIには勝てない。短期的なディーリングや投機では、その通りかもしれません。ただ、長期投資では人間が勝てる可能性が十分にあると思います。AIが使えるデータがないからです。まさに、矛盾や無駄というノイズから遠い未来を描く「観」です。
AIにはない、人間に備わっている飛躍が、と≠フ力と言えます。

SDGsとはできるか、できないかというか≠フ力ではありません。2030年まで「誰一人取り残さない」という飛躍です。言い換えるとか≠フ力だけではSDGsを達成することは無理でしょう。でも、その無理を達成したいという飛躍。これは、まさにと≠フ力。試行錯誤を繰り返す、人間の想像力がSDGs達成に不可欠です。

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