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バンガードＥＴＦではじめる海外ＥＴＦデビュー！〜大人気のバンガードＥＴＦの魅力に迫る〜
VT以外にも、S&P500に連動するETFなども注目されているようですね。
ウォーレン・バフェット氏がS&P500インデックスファンドをおすすめしたのをみて、バンガード・S&P500ETF（VOO）や、他社さんのETFを買ったかたも多かったのかもしれません。
というのも、2014年3月に公開された「株主への手紙」の中で、自分の奥さんの遺産相続についての方針は「現金を米国政府短期債で、残り90％は低コストのS&Pインデックスファンド（バンガードを勧めます）」で運用するように」と遺言書に書いていたからです。
VOOは当社のNISAランキングでは5位ですね。米国全部をカバーするVTIも4位に入っています。（2014年人気銘柄ランキングNISA部門「海外ETF部門（売買代金）」）
千田さん、その辺は好みですか？
私はS&P500のように、毎日自分でみられる指数に連動するETFのほうが値動きがわかりやすくて好きですね。
VTやVOOなどを入り口にしていただいて、2月から個人投資家の方が購入できる米国籍ETFを50本追加したので、あとはお好みでほかのETFを組み合わせていただければ、と思います。
債券も増えましたし、株式にしても、スタイル別（グロースやバリュー）やセクター別、時価総額別など、選択肢が増えました。
例えば、債券も、短期から超長期まで選択肢の幅が広がったと思います。あと、インフレ連動債などもあります。株式だけだと、下落の際のクッションにならないので、債券もある程度持つことをお勧めいたします。
私は以前債券部にいたのですが、債券はある程度まとまった金額がないと証券会社としても対応できないので。債券ETFという選択肢が増えるのはいいことですね。
インデックス運用を考えている人でも、VT１本でOKという人もいれば、もう少し自分で味付けしたいという方もいるでしょう。個人的には、増配株ETFや生活必需品ETFなどを少し加えたいですね。
あと、米国上場のものは流動性があるので、それはメリットだと思います。
一方で、数が増えたので、何を選んだらよいかわからないという声もききます。例えば、グロースやバリューといったスタイル別やセクター別のETFなどについては、中身や特徴、組み合わせ方なども含めて、今後いろんなコンテンツを作っていきたいと考えています。
〜世界最大の投信市場である米国で注目されている「インデックスファンド」についてのご紹介〜
業界屈指の低コスト、バンガードETFを用いた米国バリュー・グロース株投資
ところで、VTは日本だけで売れているのをご存知ですか？ 世界的にみると、それほど資金流入がみられません。
えー。それはなぜですか？
米国の投資家はこれまで米国株や米国債を中心に投資してきました。グローバル投資が必要という意識を持つようにはなりましたが、すでに自国の株や債券を持っているので、「除く米国」といった商品を組み合わせるケースが多いのです。実際、米国籍ETFの年間純資金流入ランキングトップ50にVTはランクインしていません。
香港やロンドンなども同じ傾向ですか？
はい。香港の人も香港株を買う人が多いです。
日本はむしろ国際分散投資が進んでいるのでしょうか？
友人をみても、MacBookやiPadを使ったり、マラソン好きの友人はナイキのフュエルバンドとiPhoneを同期させて走ったりしています。私たちは車を買わない世代なので、自動車株よりも、むしろ海外企業のほうが身近だったりするのではないでしょうか。日常的に利用しているツイッターもそうですし、着ている洋服や靴も海外のものが多いですから、とくに若い方は海外企業に投資することに対してあまり抵抗はないのかもしれません。
自分の消費活動とリンクしているんですね。生活が成り立っている海外の株から恩恵を受けて、日本の企業の株もいっぱい買い支えている。購入している。バンガードは海外の機関投資家の中で、インデックスファンドやETFを通じていちばん日本の株を持っているんですよ。
とくに、女性は興味の対象が広い。仕事や恋愛や趣味などなど…。趣味にしても多彩でアクティブな人が多いから、投資100％というよりも、生活のなかのひとつだと思います。であれば、倒産リスクもなく、分散されていて、いつでも取引できるETFは投資をする際の選択肢のひとつに加えてもよいですね。
ETFを通じていろんな会社の株を買えるのはよいこと。それによって興味の幅も広がりますし。
興味をもったら、さらに勉強して個別株を買ってもいいですしね。
米国の証券取引所に上場しているETF（海外ETF）は国内ETFに比べて、商品数も多いし、アセットクラスも多様なので、買いたいと思う半面、デメリットもあります。そのひとつが税務関係のこと。例えば、特定口座に対応していない証券会社もあります。SBI証券の今後の対応について教えてください。
お客様からのリクエストが非常に多かったこと、今後の利便性を考えて、当社としても、外国株式口座における特定口座対応を2015年内にサービスリリースを行う予定です。
それは嬉しいニュースです！
NISA口座でも、海外ETFの買付手数料が無料になりましたね。
最初から手数料をいただかないシンプルな形にしました。コアに位置づけるもの、例えば、私ならVOOを四半期に１回、自分の資産形成のために買いつけていくといったことも可能です。
これからはそういった使いかたをする人も増えるかもしれませんね。
SBI証券では、海外ETFも、円で買い付けできますよね？
はい。一度、円を外貨に替えて、商品を買い付けるのは大変だという方もいますので、円貨決済にも対応しています。今後も、日本の投資家の皆さんが海外に投資する際のハードルを下げていこうと考えています。
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