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バンガードETFではじめる海外ETFデビュー!〜大人気のバンガードETFの魅力に迫る〜
ところで、2位と言えば…、金野さん、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2014」でも、VTは2位でしたね。
はい。3連覇ならず、残念でした…。でも、上位20商品の中で唯一ランクインした海外ETFであるということを考えると、とても光栄です。竹川さんはこのアワードの運営にも携わっていますね。
はい。投信ブロガーのrennyさんの発案で2007年に始めたアワードで、今回で8回目になります。投資信託について一般投資家の目線でよいと思える投信に投票して、それを広めていこうというのがそもそもの趣旨です。私も一昨年からボランティアで運営のお手伝いをしています。
今年(2015年)1月9日に東京・渋谷で表彰式があり、金野さんにもお越しいただきました。「2位 VT」と発表されたとき、会場内にどよめきが起こりましたよね。
それだけVTに対する期待が高かったのかもしれません…。
VTは過去3回大賞に輝いています。2連覇中だったので、「VT3連覇なるか」というのが話題の中心でしたからね。
ということは…金野さんは1位のスピーチを考えてらした!?
・・・はい(笑)。順位は事前に知らされないので、ドキドキしながら発表を待っていました。
このアワードはETFも対象になっているのですね?
個人投資家が国内で買える公募投信とETFが対象となっています。
幅広い対象の中から、実際に投資をしている投資家の方が選んでくれる、公平で中立な賞だと思うので、選ばれることはとても嬉しいです。社内でも、毎年盛り上がります。日本だけでなく、米国などにも速報を出しています。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year受賞ファンド」〜VTの受賞履歴〜
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2009" 1位
(※VTの日本における取扱開始年)
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010" 3位
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2011" 6位
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2012" 1位
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013" 1位
"投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014" 2位
- 出所:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year公式サイト(http://www.fundoftheyear.jp/2014/)
VTの魅力@〜コストの安さ
VTの経費率は、残高増加に伴い、設定以来低下傾向にあります。この低コストの追求が、個人投資家の支持を受けている理由です。
注)バンガードのファンドやETFは運用残高が増えれば経費率が低下し、残高が減少した場合は経費率が上昇する可能性があります。
出所:バンガード・インベストメンツ・ジャパン
バンガードETFの平均エクスペンスレシオは0.13%と、米国籍ETFの平均エクスペンスレシオ0.31%に対して、半分以下の低コストを実現しています。
出所:バンガード、ウエルスアドバイザー 2014年12月末現在
VTの魅力A〜1本で世界分散投資
VT1本で世界中の先進国と新興国への投資が可能。
(インデックスでは世界47カ国、2014年1月末時点の構成銘柄で確認すると41カ国)
出所:バンガード・インベストメンツ・ジャパン
VTを選んだ投資家さんのコメントをみると、その理由は大きく分けると3つあります。ひとつ目は「1本で世界中の先進国と新興国へ投資できる」という点。VTは2015年2月末時点では40の国・地域に投資しています(ベンチマークは47カ国で構成)。
2つ目は大型株、中型株に加えて、小型株もカバーしていること。これは2011年12月19日に、VTのベンチマークが「FTSE・オールワールド・インデックス 」から「FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス」へ変更されたためですね。
そうです。前のベンチマークが大型、中型株で構成されていたのに対して、新しい指数は世界47カ国の大型、中型株に加えて小型株もカバー。構成銘柄数も従来の2,927銘柄から7,400銘柄超へと大きく増えました(※2011年11月末当時)。2015年2月末の「FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス」の構成銘柄数は7,550銘柄、VTの構成銘柄数は6,981銘柄になります。
FOY(「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」)では2009年にVTが日本の証券会社で買えるようになったときに初登場1位でした。その後、順位が下がってきたのですが、ベンチマークの変更もあって2012年に再び1位に返り咲いています。
通常、インデックスファンドやETFのベンチマークが変わることはめったにありません。ですから、VTのベンチマークが変わると聞いたときに、買ったものと中身が変わることになりますので正直「どうしよう」と思ったところもあります。ただ、変更後のベンチマークは小型株までカバーするし、構成銘柄も増えるので個人投資家の方にとってはよいかな、と思いましたが、こちらが心配していた以上に高い評価をいただき、ホっとしたのを覚えています。
発表したときに「長期的な経費の抑制のためにベンチマークを変えます」とはっきりうたっていましたしね。 そして、支持された理由の3つ目はやはりコストの低さです。2015年2月下旬に改定された目論見書の経費率は0.17%。しかも、最近は毎年下がっている(注1)というのも大きいですね。
SBI証券 商品開発部
千田 礼
日本のインデックスファンドも、(ネットで購入すると)購入時手数料が無料というのが一般的になってきて、運用管理費用(信託報酬)もしっかりみるというのが主流になりつつあります。
バンガードの場合、低コストだけではなく、高品質なんです。構成銘柄数も多いですし、トラッキング精度も高いです。そして、低コスト・高品質を支えるレシピは、とにかく経費を抑えること。だから、バンガードはいろんなことに気を配り、投信の経費を抑えることに一生懸命に取り組んでいます。
米国本社を訪れた際に、運用担当者の方にお話をうかがったときも、「インデックス運用は簡単そうに思われるかもしれないが、資金の出入りも含めて、とても緻密な管理をしている」といったお話をされていたのが印象的でした。
バンガードETFは、ETF単独ではなく、既存のインデックスファンドと合同で運用することで、売買の回転率を下げ、資金の流出入を最低限に抑えるため、安定した運用ができています。こうした運用方式はビジネス特許を取得しているので、当面他社ではマネできません。
米国本社からいろんな方が来日される時にインタビューをする機会がありますが、とにかく皆さんコストにシビアですよね(笑)。
米国本社に取引先の方がいらっしゃるときに、「バンガードさんはよくオフィスの電気を消したりするんですか?」と冗談で言われるらしいのですが、「はい。それは本当に徹底しています」と。冗談ではなく、本当にやっているんです(笑)。
運用にもその意識が出るのですね。
(注1)バンガードのファンド/ETFの運用コストは変動します。運用残高が増えれば経費率が低下し、残高が減少した場合は経費率が上昇する可能性があります。経費率とは、ファンドの平均資産残高に対する、運用その他の経費の比率(%)です。経費率は原則として毎年決算日に見直され、変動します。ファンドの現在の経費率は、目論見書に記載されている数値よりも低い、または高い可能性があります。
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