2025-11-15 08:52:19

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債券の利率と利回り

シリーズ:債券とは?

債券投資による収益は、利率、価格、期間の3つの条件から計算される「利回り」で測ることができます。「利回り」の確認方法を下記にて順を追って見ていきましょう。

債券の利率と利回り

利率とは

「利率」とは、額面金額に対する毎年受取る利金の割合のことで、クーポンともいいます。
債券の利率は、発行時の金利水準や発行体の信用力等に応じて決められます。
例えば、額面100万円で1年間に5万円の利金を受け取れる債券は5万円÷100万円×100(%)=5%となり、利率が年5%の債券ということになります。

利回りとは

「利回り」とは、購入価格に対して、1年当たりに換算してどれだけの利金・償還差損益が得られたかを表すものです。

※額面=投資金額ではありません。

【例】購入価格が異なる場合の利回り計算

1年後に100万円で償還される債券
額面金額100万円 利率5%(年率/税引前)

同じ債券でも買付単価が異なると、利回りが変わります。
Aさんは利率5%の債券を額面100万円につき101万円で購入したので利回りは年3.96%ですが、Bさんは同じ債券を額面100万円につき99万円で購入したので利回りは年6.06%となります。
同じ債券ですので支払われる利金額は同じですが、買付単価の違いによってAさんは1万円の償還差損が発生し、Bさんには1万円の償還差益が発生することから利回りに違いが出ます。

金利と債券価格の関係

債券は、発行価格、償還価格および利率が決められているものが一般的ですが、運用期間中の価格は市中の金利水準の変動、発行体の信用力の変化等に応じて変動します。市中金利一般が上昇するときは、債券の利回りが上昇し、債券価格は下落します。反対に、市中金利一般が低下するときは、債券の利回りも低下し、債券価格は上昇します。(下記はイメージ図です。)

すでに発行された債券(既発債)は銘柄が豊富

新発債は購入可能な期間が限定されていますが、既発債であれば償還されるまでいつでもお取引いただけます。
既発債の取扱銘柄数は証券会社によって異なりますが、当社では、知名度の高い企業の社債・米国国債など、さまざまな通貨・発行体・期間の既発債券を取り扱っております。また、ほぼ24時間毎日取引可能なため、お好きなタイミングで希望の債券に投資いただけます。

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