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(第2回)厳選ジャパン受益者の皆さまへ「運用状況について」
2018/03/14
「厳選ジャパン」運用チームリーダー岩谷氏よりメッセージ
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厳選ジャパンの運用について
2017年9月29日の設定より約5カ月が経過し、足元までの基準価額は約15%上昇と、主要な国内株式指数と比較して同期間で相対的に高いパフォーマンスとなりました。
※2017年9月28日(設定日前日)〜2018年3月2(日次)
※各指数は2017年9月28日の値を10,000として指数化しています。
※TOPIX小型株はTOPIX Small(配当込)、TOPIX中型株はTOPIX Mid 400 (配当込)、TOPIX大型株はTOPIX Core 30(配当込)を使用。
※上記の各指数は当ファンドのベンチマークではありません。
※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
現在の組入銘柄とそのポイントは!?
実際に投資を行った銘柄を紹介いたします。2018年2月末時点では29銘柄に投資しています。
2月末時点の組入銘柄と各銘柄のポイントもご紹介します。
※上記は純資産総額に対する組入比率です。
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成
組入銘柄のご紹介
(6080)M&Aキャピタルパートナーズ
中堅・中小企業のM&Aを仲介する業務が主力。企業オーナーの高齢化や後継者不足などの問題に対して、M&Aによる事業承継を提案。
同社では、社長が60歳以上で後継者不在の利益計上法人“20万社”程度が潜在市場とみています。ちなみに、同業大手の日本M&Aセンターでは12万社程度を潜在市場とみています。この潜在市場に対して、同社の成約件数は前年度111件、日本M&Aセンターでも前年度524社と非常に小さいため、成長性は高いとみています。
同社は、対象企業に直接M&Aを提案することを強みとしており、潜在市場を掘り起こしています。2016年10月には、規模の大きめの業界再編型M&Aを主力とするレコフをグループ化。サービスの強化、事業範囲の拡大により更なる成長を目指しています。
短期的な業績は、前年同期比で成長していないように見えますが、これは大型案件の有無の差で、実態面では順調な推移と考えています。
※組入銘柄の一部を掲載したものであり、当該銘柄について将来の保有を約束するものでも、売買を推奨するものでもありません。また、当ファンドが組入れる銘柄などのパフォーマンスを示唆するものでもありません。
※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
運用の振り返り
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〇景気はどうか?
世界の景気動向については、堅調な推移を想定しています。GDP世界No.1の米国は、堅調な景気拡大が続いていることに加えて、減税や財政拡大のプラス効果が期待できると見ています。欧州や中国についても、引き続き、堅調な景気動向が続くと見ています。
日本経済は、好調な企業業績や海外景気などにより東京五輪に向けて堅調な推移が期待できると考えています。
〇米国金利上昇と日本株を考える
今回の株式市場の急落は、米国金利が従前の市場予想より上昇するとの見方が強まったことが契機になったと考えています。これは特段珍しいことではありません。過去も、米国の金融政策や金利動向に対する見方が変わる局面では、金融市場は一時的に混乱してきました。
例えば、2013年5−6月にあったバーナンキ・ショック。当時のFRBバーナンキ議長が金融緩和策縮小に言及し米国金利が急上昇、今回と同様に、円高と日本株の大幅下落が起こりました。
金利の上昇は、景気見通しが良くなっていることが背景にあり、景気の過熱を予防し適度なスピードにコントロールする役割があります。変化が出る局面においては、金融市場は不安定になりますが、金利動向が落ち着き、先行きの景気見通しが堅調になってくれば、過去でも見られたように、日本株も景気動向や業績動向を反映して見直されてくると考えています。
とは言え、日本株への投資をするうえでは注意点もあると考えています。
具体的には、
・ドル高が進行し、トランプ政権がドル高を牽制するなど貿易摩擦が起こるリスク
・米国の利上げが新興国の利上げに波及し、新興国の景気が鈍化するリスク
すぐに起こることではありませんが、注意していきたいと思います。
今後の運用方針
〜回復局面に備える〜
以上のように実体経済は堅調であると考えるため、回復局面を睨んで積極的な運用を行うことが重要と考えています。
このような調整局面は、魅力ある成長企業に投資する絶好のチャンスでもあります。積極的に投資銘柄の見直しを進めています。
株式市場が反発する初期の局面では、日経平均株価先物などの株価指数先物が主導する形となるため大型の指数採用銘柄が先行する可能性があります。しかし、株価指数の水準訂正が一段落した後も上昇し続ける銘柄は成長企業と考えます。
当ファンドではこのような成長企業への投資に注力していきます。
グローバルな情報で金融市場が動くなか、日本株も毎年のように急落する局面があります。このような環境下、中長期目線で投資を考えることが重要になってきていると思います。
引き続き、中長期的なテクノロジーや社会構造の変化に注目し、社会課題の解決に貢献するような、成長が期待できる企業に投資していきたいと考えています。
まめちしき
下落局面では、どこまで下がるか不安になるものです。恐怖のあまり安値で売却してしまうこともよくあるかと思います。そんな時、相場の調整具合がどこまで進んでいるのか?の目安があれば、いくらか不安も軽減できると思います。その一つをご紹介したいと思います。
・騰落レシオ
下落相場では60〜70近辺がいったんの底値圏の目安とされています。騰落レシオは、東証一部銘柄について、特定の期間(例えば25日)の上昇銘柄数を下落銘柄数で割って求めます。
例:TOPIXの25日騰落レシオ = | 過去25日間の上昇銘柄数 | *100 |
過去25日間の下落銘柄数 |
・最近の調整イベント
2017年4月 北朝鮮ミサイル問題
2016年1月 中国経済懸念、6月英国のEU離脱、11月トランプ大統領誕生
2015年8月 チャイナ・ショック
騰落レシオのグラフおよび最近の調整イベント
2015年8月のチャイナショックや2016年1月からの中国経済懸念等、そして記憶に新しい2018年2月の調整局面において、TOPIXは騰落レシオが60~70を付けた後、反発に転じました。
騰落レシオが60~70とは、過去25日間の上昇銘柄数が下落銘柄数の約60〜70%程度であること、簡単に言えば過去25日間では上昇銘柄数よりも下落銘柄数の方が多かったことを表します。
騰落レシオは、市場の過熱感を確認できる指標として使われますが、60~70近辺では、市場の過熱感が後退したピークであり、その後買いが優勢となる展開が過去に見られました。
※期間:2015年1月5日〜2018年3月2日(日次)
出所:ブルームバーグのデータをもとにアセットマネジメントOne作成。
※上記は過去の情報であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
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