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2024-04-26 08:57:09
月間人気銘柄ランキング国内(株価・指標):20分ディレイ、海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)、為替:10分ディレイ 当社専属アナリストがランキングから6月を振り返る!投資調査部 鈴木 英之 2013年6月末の日経平均株価終値は13,677円32銭となり、2013年5月末終値比で0.7%の下落となりました。ただ、6月前半の株価は下落基調で、6月13日は12,415円と、5月末比10%近く下げる場面もありました。6月前半に下げた分を6月後半で取り戻した形になりした。2013年6月で最も大きなポイントとなったのは、米国の金融政策でした。2013年9月にも、FRB(米連邦準備制度理事会)が、債券買取額(現状は月850億ドル)を縮小させ、流動性の低下懸念が市場の不透明要因となりました。6月18〜19日(現地時間)に実施されたFOMC(連邦公開市場委員会)を経て、FRBのバーナンキ議長は、本年後半に債券買取額を減らし、来年には債券買取を停止する可能性、及び2015年には利上げする可能性を示唆しました。市場の懸念どおり、米国の金融政策は、緩和状態の「出口」に向かいだしました。ただ、株式市場では、6月前半にそうした方向性を織り込んでいたこともあり、6月後半は、値を戻すことになりました。米国が金融緩和状態から抜け出すことは、本質的にドル高要因でもあり、それを受けて円安・ドル高期待が高まったことも、株価の反発を後押ししました。一方、6月下旬には中国で、銀行という「正規ルート以外」で融資が行われる「影の銀行」問題が表面化して同国の金融リスクを意識する等、景気不透明感が強まり、日経平均株価の頭を押さえました。 2013年6月の株式市場が、米国の金融政策や中国の金融システム問題など、外部問題に強く影響を受けたこともあり、日経平均株価の1日の値幅の平均が400円を超す荒い値動きとなりました。そのような相場環境で東京電力(9501)は、汚染水漏れ問題等で株価が下げたことや、円高がむしろ追い風になりやすいこともあり、投資家の短期資金を集めました。またガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)も、特に国内新興市場に関心の高い投資家から根強い人気を集めました。「パズドラ」が2013年6月末に1,500万ダウンロードを突破するなど、引き続き業績拡大への期待感も強いですが、「ケリ姫」シリーズも好調で、収益の裾野が広がっていることも安心感を集めた可能性があります。この他、中長期的な円安観測が根強い中で、自動車株への物色も続きました。このうち、マツダ(7261)は株価も低位であることに加え、円安への感応度も利益規模との比較で強いため、人気を集めました。6月末には、独自の環境技術「スカイアクティブ」を搭載した変速機の増産が報じられるなど、話題も集めていました。 2013年7月の日経平均株価は、底値固めから、戻りを試す場面も期待できそうです。米国の金融緩和が「出口」に向かい、世界的な過剰流動性が縮小することへの懸念は、かなり織り込まれてきたとみられます。むしろ、それだけ米国経済が強いことに対し、株式市場が評価する局面も出てきたと思われます。さらに、外為市場では、7月2日に約1ヶ月ぶりに100円台をつけるなど、中長期的な円安・ドル高シナリオが有力となりつつあり、株価を押し上げる役割をしそうです。参議院選挙は、7月4日公示、7月21日投開票の予定です。選挙に向けて安倍政権から前向きな成長戦略が示される可能性や、ねじれ国会が解消される可能性も期待されます。7月下旬には、4〜6月期決算の発表が本格化しますが、前年同期に比べ当四半期の平均為替レートは、ドル/円が22%の上昇、ユーロ/円が25%上昇と、ともに大きな上昇になっています。即ち、輸出企業中心に業績拡大が高まり、株価を押し上げる材料になりそうです。リスク要因は引き続き、中国経済でしょう。そのため、金や銅などの商品市況も弱含みやすいとみられるので、同時に注意が必要でしょう。 SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング(2013年6月)現物(2013年6月)SBI証券でのはじめての取引。みんなどんな銘柄を購入したの?
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