2025-11-14 08:32:47

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朝イチ情報

<相場の読み筋>11月14日

更新 : 25/11/14 8:10(更新予定時間:8:30頃)

 13日の米国株式は、NYダウが前日比797.60ドル安の4万7457.22ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同536.102ポイント安の2万2870.355ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4360万株、ナスダック市場が94億7221万株だった。現地12日、連邦政府のつなぎ予算が成立。政府機関の早期正常化が期待されるが、NYダウは先き取りする格好で上昇し連日で史上最高値を更新していたことから、利益確定売りに押された。また、ハマック米クリーブランド連銀総裁は13日、米国のインフレはなお懸念される水準にあり、金融政策は引き締め的な状態を維持する必要があるとした。利下げへの期待感が後退したことも重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアーム・ホールディングス、インテルなどが値下がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。現地13日の米国株安を受け、朝方から売り優勢スタートとなろう。週末要因もあり手控えムードが強まる可能性があるなか、日経平均株価の上昇をリードしてきたソフバンG<9984.T>やアドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの動きに関心が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(13日は154円71-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の後半(同179円64-68銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、レーザーテク<6920.T>、ニトリHD<9843.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比1205円安の5万95円だった。

<きょうの個別材料>
○プラス材料
 カナミックN<3939.T>―26年9月期の連結業績は大幅増益に期末一括配当の増額を計画
 JVCKW<6632.T>―取得上限500万株(自己株を除く発行済み株式数の3.39%)・50億円の自己株取得枠を設定

●マイナス材料
 ジーテクト<5970.T>―26年3月期の連結業績予想を下方修正
 セルシード<7776.T>―25年12月期の単体業績予想を引き下げ

 上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。

<きょうの狙い>サインド=株主優待制度導入しデジタルギフトを贈呈

更新 : 25/11/14 8:10(更新予定時間:8:30頃)

 サインド<4256.T>は13日引け後、株主優待制度を導入すると発表した。

 今回、26年3月末日から基準日(3月末日)における同社株主名簿に記載または記録され、200株(2単元)以上を保有する株主を対象に優待制度を導入。デジタルギフト1万6000円分を贈呈するとした。同社では、この優待制度が、同社株の投資魅力を高め、出来高や流動性を高めることを期待し優待制度の導入を決めた。

 13日終値は、前日比6円高の995円。

<ダイジェスト>


<13日の動意株>鉄建建設が続伸、26年3月期業績予想を上方修正、期末一括配当予想を増額

更新 : 25/11/14 7:31

 鉄建建設<1815.T>が続伸。一時170円高の4065円を付け連日で年初来高値を更新した。13日午後2時、26年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末一括配当予想の増額を発表、買い人気を集めた。

 26年3月期の業績予想で、売上高を1780億円から1790億円(前期比3.3%減)に、営業利益を34億円から46億円(同33.0%増)に引き上げた。売上高は概ね計画通りに推移した。利益面では、建築工事における採算性の改善、設計変更の獲得などが寄与する。期末一括配当予想は、従来の130円から160円(前期実績122円)に増額するとした。

 26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の決算は、売上高が872億2800万円(前年同期比3.4%減)、営業利益が28億9600万円(同3.3倍)だった。

 13日の終値は、前日比65円高の3960円。


<13日の動意株>富山銀が続伸し年初来高値、Plan・Do・Seeと資本・業務提携

更新 : 25/11/14 7:31

 富山銀行<8365.T>が続伸、144円高の1840円を付け、9月30日の年初来高値1799円を大きく更新した。13日午後1時、Plan・Do・See(東京都港区)と資本・業務提携を行ったと発表、材料視された。

 Plan・Do・Seeは、日本各地や海外においてホテル・レストラン・ウェディングなどの事業を展開している。同行では今回の資本・業務提携により、富山県をはじめとする北陸エリアなどにおけるホスピタリティー産業の一層の成長・発展を通じ、同地域における所得向上や雇用創出、人材開発に取り組むという。

 13日の終値は、前日比90円高の1786円。


<13日の動意株>ツガミが続伸、26年3月期業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を好感

更新 : 25/11/14 7:32

 ツガミ<6101.T>が続伸、190円高の2850円を付けた。13日午後1時、26年3月期の連結業績予想(IFRS)の上方修正と、期末配当予想の増額を明らかにし、好感された。

 26年3月期の業績予想で、売上収益を1040億円から1150億円(前期比7.1%増)に、営業利益を195億円から270億円(同15.8%増)に引き上げた。第2四半期累計の実績に加え、足元の受注動向を踏まえ、業績予想の修正に進んだ。期末配当予想は、従来予想の32円から36円(前期実績32円)に増額し、第2四半期末の36円(同27円)と合わせた年間配当は72円(同59円)となる見込み。

 26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の決算は、売上収益が600億5400万円(前年同期比20.6%増)、営業利益が152億800万円(同53.4%増)だった。

 13日の終値は、前日比29円高の2689円。


<13日の動意株>トレンド、上限167万株・100億円の自己株取得枠を設定

更新 : 25/11/14 7:33

 トレンドマイクロ<4704.T>が12日引け後、自己株取得枠を設定したと発表、材料視された。

 自己株取得枠は、上限167万株(自己株を除く発行済み株式数の1.27%)・100億円。取得期間は11月13日から12月23日まで。株主資本の更なる効率性向上を目的とし、経営環境の変化に対応して機動的な資本政策を遂行するため、自己株の取得を決めた。

 同時に発表した25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結決算は、売上高が2027億5300万円(前年同期と変わらず)、営業利益は444億7400万円(同13.3%増)だった。

 13日の終値は、前日比7円安の7748円。


<13日の動意株>エムスリー、増益決算と野村証の目標株価増額でストップ高

更新 : 25/11/14 7:34

 医療従事者専門サイトを運営するエムスリー<2413.T>が前日比500円ストップ高の2629.5円まで買われ、年初来高値を更新。12日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4ー9月)決算を発表し、買い人気を集めた。

 第2四半期累計の連結営業利益は359億9200万円(前年同期比24.2%増)だった。主力のメディカルプラットホームや、ペイシェントソリューションが利益を押し上げた。通期予想は営業利益700億円(前期比11.2%増)を据え置いた。また25年10月に、19万6000株・4億3700万円程度の自社株買いを行ったことも明らかにした。

 これを受け、野村証券では12日付でエムスリーのレーティング「Buy」(3段階中最上位)を継続、目標株価を3000円から3560円に引き上げた。


<13日の動意株>長谷工が新高値、マンション建築工事好調で利益予想を増額

更新 : 25/11/14 7:35

 マンション建設最大手の長谷工コーポレーション<1808.T>が、前日比225円高の2923円まで買われ修正後の上場来高値を更新した。12日引け後、26年3月期業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。

 通期の連結営業利益予想を920億円から970億円(前期比14.5%増)に引き上げた。マンション建築工事について、進ちょくが想定を上回ったほか、採算性が改善した。第2四半期累計(25年4-9月)の営業利益は413億3300万円(前年同期比16.7%増)だった。

 これを受け、野村証券では12日付で長谷工のレーティング「ニュートラル」(3段階中2位)を継続、目標株価を2430円から2660円に引き上げた。

 13日の終値は、前日比225円高の2923円。


<13日の動意株>日シス技術が急騰し年初来高値、26年3月期第2四半期決算は大幅増益で着地

更新 : 25/11/14 7:36

 日本システム技術<4323.T>が急騰、386円高の2586円を付け、10月6日の年初来高値2528円を更新した。12日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し好感された。

 第2四半期累計の決算は、売上高が149億2900万円(前年同期比12.6%増)、営業利益が16億9300万円(同61.9%増)だった。DX&SI事業、パッケージ事業、医療ビッグデータ事業が、いずれも好調に推移し増収増益を確保した。

 26年3月期の業績予想は、売上高320億円(前期比9.1%増)、営業利益35億9000万円(同12.6%増)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で46.6%、営業利益で47.2%となっている。

 13日の終値は、前日比128円高の2328円。


<13日の終値は、日の動意株>豆蔵が上場来高値更新、第2四半期累計決算が好調

更新 : 25/11/14 7:37

 豆蔵<202A.T>が、前日比500円高の3325円ストップ高を付け、上場来高値を更新した。12日大引け後、26年3月期の第2四半期累計(4-9月)決算を発表し好調だった。

 連結売上高は58億900万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は11億1300万円(同14.7%増)だった。AIロボティクス事業への積極的な戦略投資を実施しているが、クラウドコンサルティングなど各事業が好調に推移し、高収益体質を維持している。

 また、同社は10月1日付で子会社を吸収合併し、単体決算に移行した。通期の単体業績は売上高74億3700万円(前期連結売上高105億5100万円)、営業利益23億9300万円(同営業利益20億7000万円)を見込む。

 一方、同日にはデンソー<6902.T>と、高度なスキルを有するソフトウエア人材の認定制度「SOMRIE認定制度(ソムリエ)」について、モビリティー業界を起点にIT業界や関連分野へと広がる業界横断型の人材育成プラットホームとして発展させていくことも発表した。

 13日の終値は、前日比316円高の3140円。

提供:ウエルスアドバイザー社