Level 3-1 債券ってなんだろう?
2025/12/26
「株式のように値動きに一喜一憂したくない」そんな方におすすめしたい商品が「債券」です。
債券投資の大きな魅力は、「資金計画が立てやすい」点にあります。株式投資などと比べて不確定要素が少なく、安定した運用が期待できるため、将来のゴールを描きやすいのです。
その魅力に迫るべく、いよいよLevel3最後のメニューに挑戦していきましょう!
債券とは
債券は、国や地方公共団体、企業などが発行する「借金の証明書」のようなものです。
将来使う予定が決まっているお金や、元本(最初に投資したお金)を減らしたくない場合など、安定性を重視した運用に向いています。
そんな債券の市場規模は非常に大きく、株式や投資信託を上回り、世界最大級を誇っているのです。
実はその歴史も古く、起源は12世紀頃のヨーロッパとされています。
国王の借金問題をきっかけに、より信頼できる政府や議会が返済を約束するかたちで債券を発行し、裕福な商人に販売する仕組みが生まれました。
こうすることで、国は広く資金を集められ、貸す側も「国王個人でなく、国が約束しているなら安心」と考えられるようになったのです。
債券投資の魅力って?
債券投資にはどのような魅力があるのでしょうか。ポイントを押さえてわかりやすく紹介していきます。
-
1
満期で額面が戻る"安心感"
満期を迎えるとあらかじめ決められた額面金額が返ってきます(これを償還といいます)。「預けたお金が戻る」という仕組みは、大きな安心材料といえますね。
-
2
定期的な利金で"ちょっとしたご褒美"
お金を貸したことに対する「お礼」として、定期的に利金(預金の利子に相当)をもらえます。たとえば、100万円の債券の利率が3%だと年間3万円(税金等は考慮せず)の計算です。
これは「週1回カフェでコーヒーを楽しめる」くらいの安定収入イメージですね。 -
3
投資期間を選べる"柔軟性"
満期までの期間、つまりお金を貸す期間が決まっていて、一般的には1〜30年ほどとさまざまです。「短期で早めに」「長期でじっくり」など、自分のライフプランに合わせて選ぶことができます。
-
4
必要ならば"途中売却"も可能
お金が必要になったときや、債券価格が値上がりしたときなどは、満期まで待たずとも売却ができます。
購入時よりも価格が上がっていれば、売却益も受け取れます。
債券投資ならではの注意点って?
株式などと比較して安全性が高いとされる債券ですが、リスクが全くないわけではありません。それでは、債券投資における主な注意点について確認していきましょう。
-
1
支払いの約束が守られない"信用不安"
債券は「お金を貸す」仕組みなので、借り手(債券発行者)が返せないとなると困ってしまいますね。
このように、元本や利金が支払われないことを「債務不履行(デフォルト)」といいます。
実際にアルゼンチン国債や一部の企業の社債で起きています。 -
2
債券も"価格変動"する
債券を償還前に途中売却するならば、値動きには注意が必要です。
こちらの要因については、次ページにて詳しく説明していきます。 -
3
売りたいときに売れない"換金のしづらさ"も
国債や有名企業の社債であれば比較的売却しやすい傾向にありますが、例外もあります。
市場が混乱しているときや、発行規模が小さい債券、信用不安がある場合は、「売りたいのに買い手が見つからない」「希望する価格で売れない」こともあります。 -
4
外貨建てなら"為替の影響"も
外貨建て債券の場合は、為替レートの変動で価値(日本円での手取り額)が変わります。
購入時と比べて償還時または売却時の方が円高になっていたら、損失が発生してしまいます。


