11/13(火)の東京株式市場では、日経平均株価について大きく売りが先行する展開になっています。現地時間11/12(月)の米国市場で、NYダウが602ドル超下げたことが要因と考えられます。
米国株の急落は、個別銘柄の悪材料が重なったことによりもたらされたと考えられます。金融大手ゴールドマン・サックスの元行員2人がマレーシア政府系ファンドに絡む資金流用問題で起訴され、同社株は大きく下落しました。さらに、iPhoneに顔認証用センサーを供給している米ルメンタム・ホールディングス社が、「納入先から集荷削減を要請された」と公表し、それを受けてiPhoneの販売不振が連想され、アップル株が下落しました。半導体大手エヌビディアも大きく下げ、ほぼ全面安の展開になりました。
これらのニュースは今後の展開に注意を要すべき問題を含んでいると考えられます。しかし、前者は米経済のファンダメンタルズに影響する問題とは考えにくそうです。また後者は、現状では推測を含んでいる点に注意が必要です。そもそも、iPhoneの販売減速観測は目新しい材料ではないと考えられます。
NYダウは10/3(水)の高値26,951.81ドルから10/29(月)の安値24,122.23ドルまで10.5%下げ、その後はやや値を戻す展開になっていました。今回の下げはNYダウが「2番底」を付けに行くプロセスになっているのかもしれません。
日経平均株価についても、10/2(火)の高値24,448円07銭から10/26(金)の安値20,971円93銭まで14.2%下げ、その後は戻していましたが、今回の下落により、「2番底」を付けに行く流れが明確になったように思われます。その意味では、10/26(金)の安値20,971円93銭が最も強い下値抵抗ラインになっていると考えられます。
もっとも、市場心理の面ではすでに、本年で最も低い水準まで下がっているかもしれません。11/12(月)現在、日経平均株価の予想EPS(一株利益)は1,771円67銭と計算されます。また、本年の予想PERの最低水準は3/23(金)の12.22倍となっています。
1,771円67銭×12.22倍=21,649円81銭
と計算されますが、11/13(火)の日経平均株価は取引時間中、すでにそれ以下の水準まで下げており、目先はすでに底値に達している可能性もありそうです。また、日経平均株価の予想配当利回りについても、10/30(火)に2.14%まで上昇し、2012/11/16(金)以来の高水準(この日の日経平均株価は9,024円16銭)を回復し、値ごろ感は強くなっていると考えられます。
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