2018年7〜9月期の決算発表が佳境を迎えています。10/31（水）はもともと382社が発表を予定しており、前半のヤマ場とも言えるべき日になっています。今後はソフトバンクG（9984）が発表を予定している11/5（月）、トヨタ（7203）が発表を予定している11/6（火）や、512社が発表を予定している11/9（金）などが重要日程となりそうです。
今回の決算発表は、米中貿易摩擦や鉄鋼・アルミ関税の影響が懸念され、特に前半に株式市場の警戒感が強まりました。10月に入り、これまで相対的に堅調だった日米株式市場でも、企業業績への警戒感も手伝い大きく下げる日がみられるようになりました。しかし、10/26（金）に信越化学（4063）、10/30（火）にローム（6963）、ソニー（6758）、ホンダ（7267）等が見通しの上方修正を発表したことで、企業業績に対する過度の懸念は後退しつつあります。株式市場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるようです。
ただ、決算発表は当面続き、個別銘柄ごとに明暗が分かれる状況も続くとみられます。表でご紹介した銘柄は10/31（水）に決算発表を行った主力銘柄（時価総額１千億円以上）で、営業利益が市場予想を上回ったおもな企業（電力は除く）となっています。ただし、業績予想の下方修正を行った企業は除いています。これらの銘柄が総じて堅調に推移するようであれば、株式市場はいっそう安定すると期待されます。
10/31（水）に決算発表をした業績堅調企業
| 取引 | チャート | ポートフォリオ | コード | 銘柄名 | 株価 （10/31） |
投資のポイント |
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追加 | 9437 | NTTドコモ | 2,844.5 | 自社株買いと料金の値下げも発表 |
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追加 | 4502 | 武田薬品工業 | 4,570 | 上方修正。主力品が好調 |
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追加 | 6981 | 村田製作所 | 17,165 | 上方修正。電子部品好調で最高益 |
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追加 | 4005 | 住友化学 | 566 | 第2四半期まで減益も、市場予想はクリア |
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追加 | 6762 | TDK | 9,750 | 利益や配当の予想を上方修正 |
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追加 | 9062 | 日本通運 | 7,150 | 災害等を乗り越えて輸送需要は堅調 |
※BloombergデータをもとにＳＢＩ証券が作成
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