2018年の「大発会」を迎えた1/4(木)の東京株式市場では、日経平均株価が前日比741円39銭高と大幅高になり、終値は23,506円33銭と、約26年ぶりの23,000円台を終値で回復しました。昨年末12/29および本年1/2、1/3の米国株式市場で株価が累計で上昇し、主要3指数(NYダウ、ナスダック、S&P500)が軒並み高値を更新し、シカゴ日経平均先物が大幅高となったことが追い風になりました。米国で自動車販売やISM製造業指数などが事前予想を上回り、米国経済の強さが確認されたことも影響したと考えられます。
過去10年間、大発会の日の日経平均株価の変動額(上昇・下落にかかわらず、前年末終値からの変化額の絶対値)は平均で300円弱に達しています。もともと、大発会の日の株価は大きく変動しやすい傾向にありますが、それにしても大きな変動になりました。なお、過去10年間、年初の第2営業日は「2勝8敗」となっており、一応の注意が必要です。1/5(金)の夜(日本時間)には米国で雇用統計(12月)の発表を控えており、株価が一転して「波乱」となるリスクには注意が必要です。
下の図にもあるように、日経平均株価は11月以降の「三角保ち合い」を上放れた形になっています。「保ち合いは放れた方に付け」という原則に従うならば、日経平均株価は当面、上昇傾向をたどる可能性が大きいとみられます。
日経平均株価の予想EPS(一株利益)は12月末現在1,512円と計算されます。仮にこれが2018年末までに7%増加したと仮定すると1,618円となります。日経平均株価の予想PERはここ2年程度13.5倍〜16.5倍のレンジで推移してきましたので、これを当てはめると
1,618円×13.5倍=21,843円
1,618円×16.5倍=26,697円
と計算されます。これらから、日経平均株価は2018年、高い所ではおおよそ27,000円前後まで上昇する可能性があり、1/4(木)の大幅高により、それに向けた良いスタートを切ることができたと考えることができそうです。
日経平均株価(日足)〜三角保ち合いを上放れ
※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成
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