日本時間8/29(火)午前6時頃、北朝鮮からミサイルが発射され、日本上空を通過し、北海道の襟裳岬の東約1千キロメートルの地点に落下しました。8/29(火)の東京市場では、ドル・円相場が一時1ドル108円33銭まで円高・ドル安が進み、日経平均株価も一時前日比169円安となる19,280円まで下げるなど、警戒感を示しています。
報道等を参考にすると、2017年に入り、北朝鮮は計13回にも及ぶミサイル実験を行いました。今回は14回目の実験になるとみられています。ミサイル実験直後の東京株式市場の反応としては3/22(水)に日経平均株価が414円下げた例がありますが、この日はオバマケア代替法案をめぐり前日の米国市場が大幅安したことが下げの要因となっています。その他では7/28(金)に北朝鮮がICBMを発射し、日経平均株価が119円安した日の反応がもっとも大きかったとみられます。
2017年のミサイル発射事件後の東京市場の反応を振り返る限り、実質的に大きな反応を示した例はないため、今回も過度な懸念は不要であるとみられます。ただ、テクニカル的には200日移動平均線が19,310円(8/28)に位置しているため、ここを長時間割り込むとヘッジ売り等を巻き込んで相場が荒れる可能性は残されており、注意が必要です。
なお、今回のミサイル発射実験が2017年の他の発射実験と異なるのは、落下地点が日本海ではないという点です。日本の頭上をはるか越え、襟裳岬の東約1千キロメートルに落下したと伝えられていますが、この地域は北にカムチャッカ半島(ロシア)、北東にアリューシャン列島(米国)をのぞむ地域です。グアム方面ほどではないにせよ、北朝鮮による挑発活動としてはグレードが一段階上がったとの見方もでき、今後の関係諸国の対応に注目すべきであると考えられます。
当面の日経平均株価の重要な下値支持ラインとしては
(1)19,310円・・・・200日移動平均線
(2)19,230円・・・・年初来高値(6/20)から1,000円下落した水準
(3)19,209円・・・・日経平均予想EPS(1,412円48銭)×予想PER13.6倍(アベノミクス相場開始前日のPER)
等が参考になると考えられます。
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