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年内19,000円台を意識 売り方受難の地合いは継続か

2016/12/08

東京市場では「トランプラリー」が続いており、石油輸出国機構(OPEC)総会での減産合意が伝わった12月1日、225先物は18,760円まで上昇した。取引時間中の年初来高値18,950円(1/4大発会)に迫った後、上影陰線を残すなど上値はさすがに重くなっているが、5日移動平均線をわずかに下回る程度の調整と強い地合いは継続している。為替市場で、ドル・円が113-114円台で安定していることが背景にある。
12月13-14日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、1年ぶりの利上げが市場では織り込まれている。トランプ政策への期待感や、米利上げ観測、世界的なリスクオンなどを材料にドル高円安の地合いとなっているが、まずは昨年12月の米利上げ前後の株、為替の動向を確認したい。

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昨年のFOMC、日銀決定会合では乱高下したが、今年も注意が必要か?

ちょうど1年前に米金利は0.25%引き上げ

昨年12月の米FOMCは、15-16日(米国時間)に実施された。この日、ニューヨーク時間では、ドル・円は121円38銭から122円42銭で推移した。市場の予想通りほぼ10年ぶりの利上げ(0.25%)を決定したほか、声明やイエレンFRB議長の会見で、米国経済や労働市場には依然たるみが存続し緩やかで注意深い利上げの軌道が示唆されたため、一時ドル売りが優勢となったが、全会一致の決定となったことやイエレンFRB議長が米国経済への強い自信を表明したためドル買い再燃という地合いとなった。

発表前後の為替市場を確認すると、15日安値の120円58銭から、18日高値123円56銭と3円ほどドル高円安に振れている。一方、225先物(日中、夜間取引含め)では、発表前の16日の安値18,240円から18日高値19,880円と大幅な上昇が見られた。この値動きだけ見ると、米FOMCでの利上げ実施を受けて、為替がドル高円安に振れ、225先物に猛烈な買いが入ったように見えるが、実情はかなり異なる。もちろん、米FOMCが想定通りの利上げを実施したことは買い材料となったが、17-18日に開催されていた日本銀行による金融政策決定会合に対する期待感、思惑などが主な買い材料となった。18日、日銀は現状の金融政策への補完措置を決定。アルゴリズムトレードなどが暴走し、19,880円まで急騰した後、詳細が伝わると買いは一巡。乱高下の末19,000円を割り込んでいる。この日940円の乱高下となった。為替市場でも、ドル・円は123円56銭をつけた後、121円06銭までドル安円高が進んでいる。

日銀は、これまでの「サプライズ路線」から「市場との対話路線」に変更したことから、日銀会合への期待感及び乱高下はあまり観測されなくなった。今年は19日-20日に日銀会合が開催されるが、昨年のような思惑相場で市場の関心を集める展開は考えにくい。つまり昨年の動きはほぼ参考にならない、足元の地合いを考慮するのが適切だろう。

図1:直近1年の日経平均株価(日足チャート)
  • ※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成
図2:直近1年の米ドル円(日足チャート)
  • ※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成
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年内19,000円台を意識 売り方受難の地合いは継続か

市場は17年1-2回の利上げ実施を織り込む

市場が利上げを予想する確率は、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が算出するFF金利先物で確認することができる。7日時点の12月利上げの確率は92.7%。昨年利上げを実施した直前、70%台だったことを考慮すると、異常なほど利上げ実施を織り込んでいると言える。米利上げを実施するのはほぼ当然といったところか。そのため、今回の米FOMCでは、利上げ実施の有無ではなく、声明内容及びイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容に注目が集まっている。市場では、17年1-2回の利上げ実施まで織り込んでいるため、踏み込んだ段階的な利上げ実施の有無を示唆した場合、為替市場では、ドル買いが加速する可能性がある。足元の壁となっている115円台をつける可能性もあろう。

売り方受難の地合いは継続

為替市場で、ドル・円が心理的な節目の115円台に乗せるとなれば、225先物は買い優勢の展開が期待できよう。目先のターゲットは、1日高値18,760円となるが、トランプ相場で投資家のセンチメントが大幅に改善していることを考慮すると、1月4日の取引時間中の高値18,950円、心理的な節目である19,000円台回復などが見えてくる。日経平均株価の価格帯別出来高を見ても、19,000円まで真空地帯となっていることから19,000円台には意外に早く到達する可能性がある。
さらに11月9日以降、東京市場は、調整らしい調整が見られないことで売り方受難の相場展開となっている。オプション市場でも、調整を見込みプット買いのポジションを取った投資家は軒並み踏まされている状況だ。コールのポジションで利益を取った後、逆張りでプットのポジションを構築しても、1-2日で手仕舞い、再びコールのポジションを構築するといった状況だろう。上昇トレンドは永続的に続かないことは誰もが理解しているが、足元のトレンド相場では、オプションのプットポジション構築、先物売りはなかなか入れにくい地合いだ。年内、19,000円台回復を意識したい。プットポジションは19,000円台回復を見てから検討してみてはいかがだろうか?

図3:直近2年の日経平均株価、価格帯別出来高(週足チャート)
  • ※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

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