東京株式市場で株価の乱高下が続いています。日経平均株価は9/8に前日比433円下げ、17,500円割れで引けましたが、翌日の9/9の日中終値は18,770.51円(前日比+1,343.43円)と大幅高で引けました。
中国上海総合指数が落ち着きを取り戻しはじめたことが大きな要因です。9/3の「抗日70周年パレード」が終わり、中国当局も経済対策に集中できるようになってきたとみられます。米国では、レーバーディの通過とともに、夏休みシーズンが終わると考えられており、投資家が復帰することで、市場の厚みが回復してきそうです。我が国でも安倍首相の自民党総裁・無投票再選が決まり、経済対策にさらに集中できるようになってきたと考えられます。
ポイントとなる中国経済については、市場への介入を中心にやや力づくの対策が目立つと指摘されてきました。しかし、ここにきて国有企業改革が動き出す可能性が報道(Bloomberg)されており、その進展に注目したいところです。業績や経営効率が問題視されている国有企業の再編は、市場が求める構造改革のひとつでもあるので、同国株式市場の本格的な底入れにつながる可能性もあるためです。もともと、上海総合指数は3,000ポイントを超えた部分で「バブル」が指摘されていましたが、一時そこを割り込んだことで、売り一巡感が台頭しやすくなっています。
日経平均が、17,500円割れの安値水準から、一気に1,000円超上昇したことで、ショート・ポジションの構築を狙う投資家も今後は慎重になる可能性がでてきそうです。また、下図にもあるように、2012/11以降の「アベノミクス相場」では、予想PER14倍前後が、相場底入れのタイミングになってきました。9/8に日経平均が17,427円の安値を付け、予想PERが13.98倍と、今回の下落相場では初めて14倍を割り込みました。9/9の株価上昇により、今回も「PER14倍ライン」が強い下値抵抗ラインとして機能した形です。このまま、相場の底入れ感が浸透してくる可能性が膨らんできたと言えそうです。
図:日経平均株価(日足)と予想PER14倍、16倍、17倍ライン
※日経平均株価データをもとにSBI証券が作成。
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