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見えてきた変化の兆し!ブラジルへの投資を「今」検討するべき理由とは?

2014/6/17
投資調査部 伊藤 和典

前回のレポートではブラジルの持つ中長期的なポテンシャルを中心にご紹介しましたが、今回のレポートでは、直近のマーケット状況に絞ってご紹介していきたいと思います。足元で聞こえてくるブラジル関連のニュースは必ずしも芳しいものばかりではありません。しかし、投資の世界では現在ではなく将来への変化の大きさのほうがより重要なのです!

ブラジル株式: 現在の株価はほぼボトム圏?10月の大統領選挙への期待が高まりそう!

ワールドカップの年のブラジル株は、年の後半に上昇しやすいという特徴があります。

といっても、一部で噂されているように「ワールドカップで好成績をあげると株価が上がる」という法則があるわけではなく、それよりも、ワールドカップと同年に4年に1度の周期で実施される大統領選挙の影響が強いと推察されます。

図1 大統領選挙の年の株価パフォーマンス
図1

(BloombergデータよりSBI証券作成)

図1は大統領選挙が実施された時のボベスパ指数のパフォーマンスを比較したものですが、いずれの年も5-6月に株価はボトムをつけ、その後、年後半に向けて株価が上昇しています。これは大統領選挙によってもたらされる、世の中の変化への期待を反映したものと考えられます。、事実、今年のボベスパ指数は3月中旬以降急上昇していますが、これも、現大統領の支持率低下により政権交代の可能性が高まったと報じられたのがきっかけでした。

ルセフ現大統領の経済政策に対する批判は強く、政権交代が企業や経済にプラスに働くという見方は強いようです。


図2 ボベスパ指数の予想PER推移
図2

(BloombergデータよりSBI証券作成)

図3 新興国の予想PER比較 6/9時点
図3

(BloombergデータよりSBI証券作成)

現在のボベスパ指数はほぼボトム圏にあると考えられます。図2はボベスパ指数の予想PERの推移を示したものですが、リーマンショックの時期を除くと、現在はほぼ過去最低の水準にあることがおわかり頂けるでしょう。これは、ブラジルの成長力への期待が最近落ち込んでいるという意味ですが、前回のレポートでもご紹介したように、ブラジルの中長期的な成長余地は非常に大きく、ここからさらに成長期待が落ち込むというよりも、むしろ再評価される可能性のほうが高そうです。

図3は、ボベスパ指数の予想PERを日米および他の新興国と比較したものですが、他国と比べても、やや割安な評価となっていることがわかります。これは、逆に言えば今後ブラジルの成長力が改めて見直されたときに、株価の上昇余地が大きいことを示しているのです。先にご紹介したブラジルの大統領選挙が、その再評価のきっかけとなる可能性も十分にありそうです。


ブラジル債券: インフレ率の落ち着きとともに、金利と為替に安心感が出てきている!

前回のレポート以後の大きなニュースとしては、

「ブラジル中央銀行が政策金利(11%)の据え置きを決定したこと(5/27-28)」
「ブラジル中央銀行が6月末に終了する予定だった為替介入プログラムの継続を表明したこと(6/4)」

の二つがあげられます。いずれもポジティブなニュースだと言えそうです。

昨年4月から9回連続で続いていた利上げを停止したのは、インフレ率の上昇に若干ながら改善の兆しが出てきたからです。ブラジル中央銀行はインフレ率の抑制を優先してここ一年ほどは金融引き締め政策をとっていましたが、その一方で景気の回復を遅らせてしまう副作用が懸念材料とされていました。それに対し今回の政策転換は、ブラジル中央銀行がインフレ率を注視しながら景気回復にも配慮する姿勢を示したものです。もしインフレ率が現在の水準で落ち着くようであれば、金利は徐々に安定〜低下へと向かうことになるでしょう。それに加えて、ブラジル中央銀行が為替介入プログラムの継続を表明したため、これが引き続きレアルの支援材料となりそうです。

以上のように、株式、債券、為替のいずれにも前向きな兆しが見えてきたことがわかります。中長期的な投資対象としてエントリーを検討するには良いタイミングだと言えるのではないでしょうか?


図4 ブラジルの政策金利とインフレ率
図4

(BloombergデータよりSBI証券作成)

図5 ブラジルレアルの推移
図5

(BloombergデータよりSBI証券作成)



※上記実績は過去のものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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