<今週のココがPOINT!> 日経平均株価の目先の上値メドはココ!?
少ない資金で大きな利益が狙える先物・オプション取引って何?
年初来高値更新の日経平均株価の目先の上値メドはココ!? |
海外株式市場が落ち着きを取り戻し、ドル円も123円台の円安と外部環境が改善しています。日経平均株価は、5月15日から、27日まで、9営業日続伸となりました。14年8月11日から21日までの9連騰に並び、6日連続で年初来高値を更新しています。
しかしながら、図2の日経平均株価の予想PERの推移で確認できるように、予想PERは、5月26日終値ベースで16.45倍と、大きく上昇していません。好調な企業決算が発表されたことにより、日経平均株価採用銘柄の予想EPSが大きく上昇したからです。
目先の日経平均株価の上値メドを考えて見ましょう。
年初日経平均が安値を付けた1月16日から5月26日までの、平均予想PERは16.80倍です。
5月26日現在の日経平均株価採用銘柄の予想1株当たり利益(EPS)は、1,242.4円です。
年初からの上昇相場の全期間の平均予想PERと、現時点での予想1株当たり利益を掛ければ、
目先の日経平均株価の上値メドと考えても良さそうです。
1,242.4円×16.80倍=20,872.3円
図1:日経平均株価(日足 6ヶ月間)
- ※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成。
図2:日経平均株価の予想PER
- ※Bloombergデータより、SBI証券が作成
Weeklyオプション(日経225オプション)、少額でチャレンジ! |
日経平均株価は、年初来高値を更新し、まだ更に若干の上値余地がありそうです。しかし、直近急騰したため、高値警戒感があることも、また事実です。
このような相場環境において、強みを発揮するのが、大きく上昇した場合に大きなリターンが期待出来る日経225オプション取引ではないでしょうか。
今までは、月ごとに設定された日経225オプションのみでしたが、今週2015年5月25日から、Weeklyオプション(日経225オプション)が取引開始されました。
詳しくは上記のリンク先に詳しく説明されていますが、満期日までの日が短いために、時間的価値が少なくなり、満期日まで長いオプションに比較して、Weeklyオプションはオプション価格が安いことが、特徴です。
オプションの買いの場合、最大損失はオプションの買い代金となるので、安いオプションは魅力があります。
したがってWeeklyオプション(日経225オプション)を活用すれば、少額から取引が可能となります。
更なる上昇を想定した場合の戦略はコレ!? |
図3:Weeklyオプション(日経225オプション)板状況
6月1週限(2015年5月27日14:15現在)
Weeklyオプションは、今週5月25日から取引が開始された新しい商品で、現時点では取引参加者が少なく、流動性に乏しい面があります。
5月27日14:15時点での、6月1週限月の20,750円から21,375円までの、コールの日経平均Weeklyオプションの板状況が、図3です。
ここから、来週以降に更なる日経平均株価の上昇を予想した場合、少額投資戦略としては、もっとも満期日までの短い6月1週限のコールオプションの買いがオススメです。
100円以下で買えるオプションでもっとも権利行使価格が低いものは、権利行使価格が20,750円のオプションです。
例えば、売り気配の75円で購入した場合、手数料を考慮しなければ、
20,750円+75円=20,825円
となります。
6月5日(金)の特別清算指数(SQ)値が、20,825円の場合、満期時に損益ゼロとなり、20,825円より上昇した場合、SQ値と20,825円の差が利益となります。
少ない資金で大きな利益が狙える先物・オプション取引って何?
先物・オプションの関連コンテンツ
225のココがPOINT!
2万円値固めが示唆する?“大相場”