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マーケット > レポート > オプションの『ココがPOINT!』

オプションの『ココがPOINT!』

2014/6/27

日経平均株価の「上への波乱」に十分注意を!

(1)株価上昇局面で、コール買いの魅力が発揮

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日経平均株価(日足・終値)は、5月19日に14,006円44銭の安値を付けましたが、その後は反発局面となりました。6月24日には15,376円24銭まで1,369円80銭(9.8%)上昇し、1月29日以来の高値水準となっています。

欧州が追加金融緩和を決めたこともあり、当面は日米欧の主要3極で金融緩和局面が続く流れが強まりました。そうした中、国内では景気・企業業績が消費税率引き上げ後の反動減から脱出する兆しが強まっており、先行きに対して楽観的な見方がりました。また、懸案であった法人税引き下げも決まり、株式市場への追い風になりました。

これに併せ、日経平均株価のコール・オプション(2014年7月限)も上昇しています。権利行使価格15,375円のコール・プレミアムは、5月21日48円から、6月24日の240円(終値)まで、ちょうど5倍(上昇率400%)に上昇しました。 日経平均が9.8%%の上昇に対し、コール・プレミアムは400%の上昇です。 現物株取引にはない、オプション取引の魅力が、大きく発揮された場面と言えます。

図1:日経平均株価(日足)と15,375円コール(7月限)

  • ※日経平均及び日経平均オプション・2014年7月限/コール・オプション(権利行使価格15,375円)のプレミアム・データをもとにSBI証券が作成。

(2)一般的に、オプションは売り手有利と言われる理由は?

もっとも、6月3日〜6月24日の動きを見た場合、日経平均が15,034円25銭→15,376円24銭(2.3%上昇)に対し、上記のコール・オプションは235円→240円(2.1%上昇)と、オプション取引の魅力は発揮されませんでした。日経平均が小甘く推移していた6月3日〜6月16日の間に、コール・オプションが半値以下に値下がりしたことが響いています。

これは、株価が横ばいならば、オプション価格は時間的価値の減少を映して下落しやすいという側面を示した典型例と言えます。すなわち、オプションの買いは、株価だけではなく、SQ(特別清算値)算出日までの「時間の減少」とも戦わなければならないことを示しています。

この取引を、オプションの売り手から見た場合、日経平均が6月3日15,034円25銭→6月16日14,933円29銭とわずか0.7%の小幅下落に対し、オプションの売り手は235円で売り、110円で買い戻すことができた形になりますので、投資収益率は113%にも達しています。オプション取引は売り手に有利と良く言われますが、コール・オプション(SQまで保有せず市場価格で反対売買をするケース)を例に取るならば

◎コール「買い」で利益が出る局面
⇒現物株の上昇局面、ただし小幅上昇では損失の可能性も
◎コール「売り」で利益が出る局面
⇒現物株の下落局面、横ばい局面、ただし現物株小幅上昇ならば利益の可能性も

という特徴を理解しておく必要があります。


オプションの「売り」はリスク管理に最新の注意が必要

このように、オプション取引は、時間的価値の減少を味方に付けられる分、売り手が優位にある取引です。
利益が出るか否かを単純に「勝ち負け」と表現するならば、より多く勝てるチャンスのあるのは「売り手」となるでしょう。

ただ、買い手のメリットをここで再確認するならば「最大いくら損が出るか」といったリスクの大きさの部分は、あらかじめ計算できることです。即ち、上記の日経平均オプション7月限・権利行使価格15,375円を150円で1枚買った投資家にとり、損失は15万円(150×1,000)と手数料などの諸コストを合わせた金額にとどまります。それに対し、現物株が大きく上昇して、期待される利益の額は、理論上「無限大」になるのです。(図2参照)

逆に上記コール・オプションを150円で1枚売った投資家は、利益が最大15万円(ただし諸コストがそこから差し引かれる)に限定される一方、損失は、理論上「無限大」になります。従って、オプションの「売り手」は、勝てる確率が大きい反面で、損失となった場合、その金額が膨らみやすく、投資家に非常に高度なリスク管理が求められることになります。改めて整理しますが、投資家は以下の点に注意を払う必要があります。(図2参照)

◎オプションの「買い」〜勝てる確率は小さいが、利益は「無限」で、損失は「限定」的。

◎オプションの「売り」〜勝てる確率は大きいが、利益は「限定」的で、損失は「無限」。

ちなみに、現在の株式相場を眺めてみると、5月19日を起点に、株価はある程度上昇しており、テクニカル指標のいくつかは「過熱」を示唆しています。従って、ここからは上値が重くなる可能性が大きく、オプション市場では、時間的な価値の減少と厳しい戦いが想定されます。特にコールにとっては、買い手に不利、売り手に有利と考えるのが「普通」になるでしょう。

図2 日経平均オプション取引/2014年7月限・行使価格15,375円のコール買い・コール売り損益図

  • ※日経平均2014年7月限・権利行使価格15,375円のコール・オプションを6月26日・日中終値150円で買った場合と、売った場合について、SQ(7月11日)時点での想定損益図を示したもの。

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