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解説!オプション・ストラテジー

2014/2/14

反発局面に突入した株式市場〜問題はここからの投資戦略

2月4日安値を転換点に反発、戻り売りをどうこなすか?

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年明け以降の東京株式市場はまさに波乱でした。図1にもあるように、日経平均株価は2013年12月30日終値の16,291円31銭が高値となり、2014年2月4日14,008円47銭まで下落しました。この間の下落率は14%にも達しています。年初来、アルゼンチンペソやトルコリラなどの新興国通貨が下落し、それらの国の経済に対する警戒感が高まったことや、米国経済への不安がくすぶっていたことが背景です。

しかし、日経平均株価は2月4日安値が当面の転換点となり、反発に転じています。新興国経済が急に改善した訳ではありませんが、新興国通貨の下落が取りあえず止まったことで、警戒感が後退したことが大きいとみられます。もともと、世界的な投機筋による介在も指摘されており、彼らの動きが当面鎮静化した可能性もあります。そうした中、不安視されていた米国経済についても、歴史的な寒波の影響が強く出ており、実態を把握するには、よりじっくりと経済指標を見て分析してゆこうという空気が、市場に浸透するようになりました。

ちなみに、この相場をテクニカル分析で見ると、どうなるでしょうか。図1は、日経平均株価と25日移動平均、および同移動平均の±7%乖離のラインをグラフとして表したものです。25日移動平均は、日々の株価がそこを上回れば「強気相場」、逆に下回れば「弱気相場」とみなす考え方があります。さらに、株式相場が「波乱」となった場合は、25日移動平均±7〜8%程度が、方向転換のメドにあるとの見方があります。

今回、日経平均株価の25日移動平均乖離率は、2月4日に-10%に達しました。その意味では、必ずしも「±7〜8%」の枠内に収まらないこともある訳ですが、そうした「異常値」は比較的短期間に解消され、戻り相場へとつながりました。ただ、この移動平均が位置する水準(2月12日現在は15,240円)は、ここを一旦下回ってしまっているので「上値抵抗ライン」に変わっています。また、12月30日高値→2月4日安値の下げに対する「半値戻し」は、15,150円です。これらから、日経平均の15,150〜15,240円の水準には、強めの抵抗ラインがあることは確かです。

図1:日経平均株価(日足)と25日移動平均線・同±7%乖離率

日経平均株価(日足)と25日移動平均線・同±7%乖離率

日経平均データをもとにSBI証券が作成。

当面株価上昇を予想するものの上値限定と見るときは「カバードコール」も有効

前段から、「日経平均株価は当面上昇するものの、日経平均株価は,15,250円をなかなか上抜けることはできない」と予想することも可能です。その時、投資家はどのようなポジションを組むことができるでしょうか。

無論、日経平均株価が14,800円の時に日経平均株価連動型ETFを買い、日経平均株価が15,250円まで上昇したら売却するという方法が一番単純です。

もうひとつは、「15,250円以上に日経平均株価は上昇しないであろう」という相場観を素直に損益に反映すべく、「現物株の買い」と「コールの売り」を合成させるポシションを組む手があります。ちなみに、2月12日現在、2月限ですとあまりにもSQ(2月14日)までの日数が少ないので、3月限を例に考えることにします。日経225コール・オプション3月限・行使価格15,250円のオプション価格(終値)は2月12日時点で215円になっていますので、その価格でコール・オプションを1単位売却したとします。

このコール・オプションを売却することで、投資家は、日経平均株価が15,250円を上回らない限り、215円のプレミアム料を享受できることになります。一方、現物株の損益は、株価に連動して変動します。日経平均株価が15,250円を上回らない範囲で上昇している間は、株価が高いほど「合成ポジション」の利益は大きくなります。「相場は強いものの15,250円以上に日経平均株価は上昇しないであろう」という読みの結果が損益に反映されることになります。実は、この合成ポジションは「カバードコール」と呼ばれ、比較的多くの投資家が利用しています。現物株を保有している投資家が、コール売却により、追加的な利益を享受することが可能になることがメリットです。

ただ、日経平均株価が15,250円を上回ると、相場予想は「外れ」になります。現物株が上昇し、利益を膨らませる半面で、「コール売」の損失が同程度拡大するため、合成ポジションの損益は横ばいに転じます。また、日経平均株価が下落することも、相場予想が「外れ」になります。この場合は、現物株の下落につれ、損失が拡大する一方で、「コール売」によるプレミアムを受け取ることになるため、損失額を減らすことができます。

なお、「2月12日の価格で買う」というのはあくまでも「機械的」な前提です。既に現物株のポジションを構築している投資家であれば、「コールの売」は、なるべく高値で売却することが、実際の取引においては、重要かと思います。

図2:現物株買い+コール売りのポジション(カバードコール)

現物株買い+コール売りのポジション(カバードコール)

日経平均データをもとにSBI証券が作成。2月12日に日経平均を14,800で1単位買い、コール・オプション(3月限・行使価格15,250円)を1単位売却したと仮定し、そのポジションを2014年3月SQまで維持したと仮定した場合の日経平均株価別理論損益。手数料や税金等のコストは勘案していない。

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