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1月29日(水)に日経平均株価は前日比403円75銭高の 15,383円91銭と大幅反発しましたが、今後一本調子の戻り相場になるとの見方をする投資家は少なく、まだまだ下値不安が残っています。
1月28日(火)にUPしたサキモノ・オプションの『ココがPOINT!』では、『波乱相場をどう乗り切る?〜日経平均の下値メドをチェック』と題して、直近の波乱相場での日経平均株価の下値メドについて解説しました。
このときご紹介した下値メドは14,600円〜14,800円になります。
再度波乱相場となり、ご紹介した下値メドに到達することを想定する場合、権利行使価格14,750円の日経225プットオプションを買っておけばよいことになります。
日経225プットオプション2月限14,750円の1月29日の終値は110円です。
オプションの買いの場合、日々時間的価値が減少します。2月限の最終売買日は、2月13日(木)です。それまでに反対売買を行わなかった場合、翌日の2月14日のSQで決済されることになります。最終売買日まで約2週間ありますが、最終売買日が近づくにつれて、ドンドン時間的価値が減少することになります。
コレは、最終売買日まで10日間だと、1日が10%に相当しますが、最終売買日まで5日間だと1日は20%、2日間しかないと1日は50%にもなってしまうからです。
今回ご紹介する日経225プットオプション2月限14,750円の買いは、時間的価値の減少を考慮して、来週末2月7日(金)までに決済することを想定いたしました。
このように、オプションについては上下の方向性を当てることはもちろんのこと、「いつまでに」という時間軸を決めて投資を考えることが重要です。
前々回の12/19『掉尾の一振』に期待して、餅代稼ぎは15,750円コールの買いで解説した先物・OPシミュレーターで、2月7日(金)に日経平均株価が、14,600円まで下落した場合をシミュレートしてみました。
図1:損益線チャート ポジション設定・時間設定・評価額設定
図1が損益線チャートで、想定した、2月限の14,750円プットオプションを110円で購入していて、2月7日(金)に原資産の日経平均株価が14,600円になったときの想定損益図です。シミュレータによる想定損益では186円になっています。
このように、オプション取引では、「原資産」が、「いつまで」に、「いくら」位になるかを想定して、現実のオプション価格を使って、仮想ポジションを設定し、想定通りになった場合の損益をシミュレートすることが可能です。
あくまで損益はシミュレータの理論での計算となりますので、需給関係や取引最終日までの日数等により、理論どおり価格が形成されないリスクがありますのでご注意ください。
ちなみに前々回12月19日にご紹介した1月限の15,750円コールは、年末に日経平均株価が怒涛の9連騰したことより、
12月17日の日中取引の終値で175円が、
12月30日の日中取引の終値で620円になっていました。
さて、今回の14, 750円のプットは、2月7日(金)の日中取引の終値でいくらになっているでしょうか?