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日経平均は一時3,000円超安 米株安受け上値重いか、メジャーSQ週で波乱の展開にも注意
日経平均は一時3,000円超安 米株安受け上値重いか、メジャーSQ週で波乱の展開にも注意
2026/06/08更新
先週(6月1日-5日)の日経225先物は、前週末比200円高の66,670円と小幅上昇。
週前半はAI半導体関連株への物色が続くなか上昇基調となり、3日には68,800円まで買われ史上最高値を更新した。ただ、その後は米半導体大手ブロードコムの株価急落をきっかけにAI半導体株安の流れから投資家心理が悪化し、日経225先物でも利益確定売りが強まった。また、日銀による6月追加利上げ観測の高まりも心理的重しとなり、週後半にかけて上げ幅を縮小した。
東証が公表した5月第4週(5月25日-29日)の投資部門別取引状況によると、海外投資家が売り越し(現先合計4,480億円)へ転じ、個人投資家は売り越し(同2,966億円)を継続した。この週の日経平均は週間で4.72%高。
5月29日時点の裁定残高
金額ベース
買い残:2兆2,644億円(前週末比1,245億円増)
売り残:0億円(前週と変わらず)
ネット:2兆2,644億円買い越し(同1,245億円増)
株数ベース
ネット:6億6,643万株買い越し(同5,481万株減)
日経平均と裁定残(5月29日時点)
先週末の日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は、前週末比2.33pt上昇の28.37。
週前半には中東情勢を巡る警戒感や海外投機筋による先物売りを背景に一時34ポイント台まで上昇する場面があった。その後は日経平均が史上最高値を更新するなか日経VIは低下したものの、高値警戒感がくすぶり、週を通じては前週末を上回る水準で取引を終えた。
6月限オプションの建玉状況
プット
65,000円:約1,900枚(前週末比+1,100枚)
65,500円:約700枚(同+400枚)
66,000円:約700枚(同+300枚)
66,500円:約200枚(同+200枚)
コール
67,000円:約1,300枚(同+100枚)
67,500円:約1,100枚(同+200枚)
68,000円:約4,500枚(同+0枚)
68,500円:約900枚(同+400枚)
ボラティリティ
NT倍率(先物)
先週は米国とイランの戦闘終結に向けた協議が停滞しているとの見方が広がって上値を抑えたものの、週前半は日経225先物・TOPIX先物ともに堅調に推移し、日経225先物は68,000円を上回った。その後、過熱警戒感からの利益確定売りが優勢となり、日本銀行が6月の金融政策決定会合で政策金利を引き上げるとの見方が強まったこと、中東情勢の交渉難航が意識されたことなども意識された。
結果的にNT倍率は一時17.13倍まで上昇したが、週末には16.85倍まで低下した。
今週(6月8日-12日)の日経225先物は上値の重い展開か。
先週末の夜間取引は日中終値比2,850円安の63,820円と大幅に下落しており、週初は売り先行スタートが想定される。
米雇用統計を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測も浮上したことから、先週末の米国市場ではハイテク株を中心に大幅安となった。米株市場の調整が長引くようであれば、日本株市場でもリスク回避姿勢が強まり、積極的な買いは入りにくいだろう。また、米イラン協議は依然として進展がみられず、中東情勢をめぐる不透明感も投資家心理の重しとなりそうだ。そのほか、12日は6月限日経225・オプション特別清算指数(メジャーSQ)算出日となっており、相場変動が大きくなる可能性には注意となる。
一方、AI・半導体関連株への利益確定売りが一巡すれば、出遅れ感のある内需株やバリュー株を中心に押し目買いが広がる展開も想定される。日本株全体への先高観は依然として根強く、下値は限定的とみる。
今週の予想レンジは63,000円-68,000円とする。
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