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2019-06-17 20:02:38

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 >  日経平均は上昇モードに回帰できるか

日経平均は上昇モードに回帰できるか

2019/2/12

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1米中通商協議の進展期待が後退

先週の225先物は前週末比430円安(下落率2.07%)の20,290円と大幅安となり、2週連続して下落し、心理的な節目の20,500円台を下回った。週前半は、良好な米企業決算や経済指標などを背景にした米国株の上昇を受けて、225先物も上昇して始まった。ただ、節目の21,000円台に接近すると、戻り待ちの売りなどが散見され、上値の重い展開となった。

サンバイオやソフトバンクGなどの一部銘柄が投資家の関心を集めたが、全体のセンチメント好転には至らなかった。週後半かけては、「トランプ米大統領が米中貿易協議の期限である3月1日までに中国の習近平国家主席と会談しない」などと報じられ、米中通商協議の進展期待の後退や世界的な景気減速への懸念再燃などから次第に調整ムードが強まった。

2月1日時点の裁定残高は、ネットベースで3,433億円の買い越し(前週は3,430億円の買い越し)と増加した。一方、株数ベースでは、1億5,913万株の買い越しと1月25日時点(1億6,062万株の買い越し)比で減少している。

日経225と裁定残

GSがTOPIX先物を買い戻し

225先物の手口では、5日から週末にかけて売りを膨らませた野村が売り方筆頭となったほか、前週に続き週を通じて売りをこなしたCSが売り方2位になった。一方で、裁定取引業者のAアムロCやソジェンの欧州勢が週を通じて買いを入れ、AアムロCは前週に続き買い方トップ、ソジェンも前週に続き買い方2位になった。また、TOPIX先物の手口では、週を通じてコンスタントに売りをこなしたJPモルガン、バークレイ、メリル、CSといった海外勢の売りが優勢になった。一方で、買い手口では、前の週に5,000枚規模で売り越していたGSが週前半に大きく買い戻した格好となった。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2VIは6週ぶりに上昇に転じる

日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)は前週末比1.46pt高(上昇率7.96%)の19.81ptと6週ぶりに上昇に転じた。週前半は良好な米経済指標などを背景にした米国株の上昇を眺めた日経平均の値上がりで、先行き不透明感が後退。VIは6日に16.42ptまで下落し、昨年10月1日以来約4ヵ月半ぶりの低水準となった。週末にかけては、米中通商協議の進展期待の後退や欧州の経済見通しの引き下げを背景に世界景気の減速懸念が再燃。先行き警戒感が高まったことなどからVIは急騰し、8日には一時19.92ptをつけ、危険水域とみられる20ptの大台に迫る場面もあった。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は下落、膠着感強まる

NT倍率(先物)は下落。日経平均が21,000円を前に伸び悩むなか、週初はTOPIXが相対的に堅調な推移をみせたことで、NT倍率は一時13.13倍まで下落した。ただ、TOPIXも1600ptを前に相対的に調整色を強めると、13.2倍台を回復。週末にかけて日経平均は前日比400円超の下落をみせたものの、TOPIXも30pt近く下落したことでNT倍率は13.2倍を維持した。

3日経平均は上昇モードに回帰できるか

今週の225先物は、不安定な相場展開となるか。年初から抵抗ラインとなった節目の21,000円のレベルを2月のオプションSQ時に回復できなかったことで、年初から続いたリバウンドムードはいったん後退する可能性がある。12日は米政府機関の再閉鎖が回避できるとの期待や米中貿易戦争の緊張緩和から日本市場や春節明けの中国市場は反発して始まっているが海外政治イベントに目を向けるとリスク要因が多数ある。

週内に米中閣僚級による貿易協議が行われる予定のほか、15日には米国の暫定予算の期限を迎える。英国でも週半ばにメイ首相が新たな欧州連合(EU)離脱協定案の英国議会への提示期限を迎える。世界経済の減速懸念がくすぶるなか、これら海外の政治イベントが原因となり、状況次第では変動率が高まるだろう。

また、今週は決算シーズン後半の山場を迎える。先週金曜は日経平均が420円の大幅安となったが、好決算だったソフトバンクは過去最大の6,000億円の自社株買いを発表し、翌日には+18%弱上昇。金曜の寄りにはソニーがサプライズで初の自社株買い(上限:3,000万株:2.36%、1,000億円)を発表している。ソフトバンクグループの孫社長は現在の時価総額9兆円について、「私は安すぎると思う」と発言。「どういう行動をするかと言えば、自社株買いをする。全て消却する予定」と述べた。手元資金が潤沢な日本企業は多く、こうした企業経営者の姿勢が表面化すれば下値不安の解消に繋がるのではないか。

米国市場に比べ戻りが鈍い日経平均だが、足元の伸び悩み要因のひとつになっているのが、ファーストリテイリングの株価下落。下落開始した12月の高値から既に20%超下落している。ただ、日経平均が420円急落した先週金曜日には一時プラス転換するなど売り圧力が弱まってきた可能性がある。さらに一部レポートではファンダメンタルズが堅調なため、心配不要との意見も。ファーストリテイリングの日経平均ウェートは8.7%あり、下落が止まれば指数全体に好影響があると考えられる。予想レンジは20,300-21,200円とする。

経済スケジュール(2月11日〜2月15日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

2月11日

国内

 

株式市場は祝日のため休場(建国記念日)

海外

16:00

ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(2月7日まで1カ月間)

16:30

スイス・消費者物価指数(1月)

18:30

英・GDP速報値(10-12月)

18:30

英・商品貿易収支(12月)

18:30

英・鉱工業生産指数(12月)

19:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-M)(2月)

26:00

ブ・貿易収支(週次)(2月11日まで1カ月間)

 

中・外貨準備高(1月)

 

中・元建て新規貸出額(1月、15日までに)

 

中・マネーサプライ(1月、15日までに)

 

中・資金調達総額(1月、15日までに)

 

欧・ユーロ圏財務相会合

2月12日

国内

08:50

マネーストック(1月)

13:30

第3次産業活動指数(12月)

15:00

工作機械受注(1月)

 

国債買い入れオペ(残存25年超、残存10-25年)(日本銀行)

 

私的整理の曙ブレーキの第1回債権者集会

 

決算発表 鹿島、マクドナルド、ヤマハ発、楽天、凸版印刷、国際帝石

 

決算発表 シマノ、ネクソン、ユー・エス・エス、飯田GHD、日産自

海外

18:30

南ア・失業率(10-12月)

21:00

印・消費者物価指数(1月)

21:00

印・鉱工業生産(12月)

24:00

米・JOLT求人件数(12月)

 

米・クリーブランド連銀総裁が講演

 

米・カンザスシティー連銀総裁が講演

 

欧・欧財務相理事会

2月13日

国内

08:50

国内企業物価指数(1月)

10:00

営業毎旬報告(2月10日現在、日本銀行)

 

決算発表 クラレ、東芝、光通信、大塚HD、近鉄GHD、昭シェル、リクルトH、日ペイントHD、朝日インテ

 

決算発表 大日印、ソニーFH、ポーラオルHD、住友不、ライオン、ペプチドリーム、ホシザキ、ダイキン工、千代建

海外

10:00

NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表

17:00

台湾・GDP改定値(10-12月)

18:30

英・消費者物価コア指数(1月)

18:30

英・生産者物価産出コア指数(1月)

19:00

欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(12月)

20:00

ブ・小売売上高(12月)

21:00

米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

22:30

米・消費者物価コア指数(1月)

28:00

米・財政収支(12月)

 

国際エネルギー機関(IEA)月報

 

ベルギー・NATO国防相会議(14日まで)

 

決算発表 シスコ、AIG

 

米・クリーブランド連銀総裁が講演

 

米・アトランタ連銀総裁が講演

2月14日

国内

08:50

GDP速報値(10-12月)

 

日銀、国債買い入れオペ、残存5-10年

 

決算発表 ユニチャム、大林組、T&DHD、かんぽ生命、アサヒ、トレンド、サントリーBF、ゆうちょ銀、コカBJH

 

決算発表 クボタ、日本郵政、昭電工、SOMPO、出光興産、電通、キリンHD、MS&AD、第一生命HD、東京海上H

海外

15:30

印・卸売物価指数(1月)

16:00

独・GDP改定値(10-12月)

19:00

欧・ユーロ圏GDP改定値(10-12月)

20:00

ブ・IBGEサービス部門売上高(12月)

22:30

米・生産者物価コア指数(1月)

22:30

米・小売売上高(12月)

22:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

24:00

米・企業在庫(11月)

 

英・議会で離脱案修正の審議採決

 

マレーシア・GDP(10-12月)

 

決算発表 エアバス、クレディ・アグリコル、クレディ・スイス、ルノー、コメルツ銀行、アプライド、コカ・コーラ、エヌビディア

 

中・貿易収支(1月)

2月15日

国内

08:50

対外・対内証券投資(先週)

13:30

設備稼働率(12月)

 

オーストリアのクルツ首相が訪日、安倍首相と会談。広島訪問(17日まで)

 

決算発表 ブリヂスト

海外

10:30

中・消費者物価指数(1月)

10:30

中・生産者物価指数(1月)

16:00

トルコ・失業率(11月)

16:00

欧・新車販売台数(1月)

18:30

英・小売売上高指数(1月)

19:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(2月)

19:00

欧・貿易収支(12月)

19:30

ブ・経済活動(12月)

22:30

米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(2月)

22:30

米・輸入物価指数(1月)

23:15

米・鉱工業生産指数(1月)

23:15

米・設備稼働率(1月)

24:00

米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)

30:00

米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(12月)

 

印・貿易収支(1月)

 

独・ミュンヘン安全保障会議(17日まで)

 

決算発表 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ、ペプシコ

 

中・経常収支速報(10-12月)

 

米・アトランタ連銀総裁が講演

 

米・つなぎ予算期限

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