外国人が7,679億円の大幅買い越し!トレンド転換の兆しか
円安ドル高推移で約1ヵ月ぶりに17,000円を回復 |
前週の225先物は、週間ベースで40円の下落となった。良好な米国経済指標を材料に、円安ドル高の流れが続き、連休明けの11日には約1ヵ月ぶりに17,000円台をつける場面が見られた。ただ、現物市場では企業業績への警戒感が根強く商いは盛り上がらず。東証一部の売買代金は、週末SQだったにも関わらず2兆円台に乗せることはできなかった。
なお、10月7日時点の裁定残高は、ネットベースで105.12億円の売り越し(前週は197.06億円の売り越し)と売り越し幅が縮小。一方、株数ベースでは1,975万株の買い越しと9月30日時点(同1,775万株の買い越し)との比較では増加している。
225先物の手口では、モルガン、SBI、野村、JPモルガンが売り方上位に並んだが、いずれも傾きは小さい。一方、11日に6,407枚買い越したソジェンが買い筆頭となった。TOPIX先物に関しては、野村、ソジェン、メリルリンチが売り方上位に並んだ一方、大和、モルガン、JPモルガン、ゴールドマン・サックスが買いに回った。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
- ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。
10月限SQ値は16,741.77円 |
日経ボラティリティ・インデックス(VI)は20.01p。10月に入り20から21pの狭いレンジでの推移が続いている。ボラティリティは低下傾向にあるが、引続き中長期的な投資資金が市場に流入しているような雰囲気は感じられず。なお、10月限オプションSQ値は16741.77円。225型の売りは51.0万株、買いは43.6万株で差し引き7.4万株の売り越し。225型、TOPIX型合計の金額は2500億円ほどと見られている。
NT倍率(先物)は12.5倍台で推移している。225先物、TOPIX先物ともに薄商いとなっており、目立った売買フローは観測されなかった。TOPIX型の比重が増した新ルールでの日銀によるETF買入れが週末に実施されたものの、NT縮小の流れは見られず。
10月第1週は外国人が大幅買い越し |
16,500円から17,000円のレンジ相場が続いているが、為替市場では、ドル・円が9月戻り高値104円32銭を上抜いたことから反発基調がより強まりそうな状況にある。また、14日の引け後に発表された10月第1週(3日-7日)の投資部門別売買動向では、外国人投資家が現物と先物合計で7,679億円買い越した。トレンド相場への兆しとも見られるが、下期入りに伴うポジション調整との見方もある。
外国人投資家による買いが続くかどうかは見極めたいところだが、ドル高推移は日本株を押し上げる材料となろう。今週は9月戻り高値17,160円更新を視野に入れた展開を想定。レンジは16,600円から17,200円とする。
経済スケジュール(10月17日〜10月23日)
- 提供:フィスコ社
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