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2019-10-23 04:36:45

マーケット > レポート > サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

2014/4/22

企業業績が好調でも日経平均株価の下落に要注意?

日経平均株価反発も強気モードではない!?

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日経平均株価は4月14日に13,910円16銭の安値(終値ベース)を付けた後、4月18日には8営業日ぶりに14,500円以上の水準を回復しました。これを受け、日経225先物・6月限は、4月14日13,950円(終値ベース)を底に、18日には14,520円(同)まで値を戻しました。

日経平均株価が反発した理由としては、以下5つが指摘できるかと思われます。

(1)米国株市場では、1〜3月期の予想増益率は年初時点に比べて、不安感が強まっていましたが、実際に決算発表が始まり、行き過ぎた警戒感を修正する動きになってきました。

(2)ウクライナ情勢は、「4者協議」の開催(17日)により、最終的な解決には距離があるものの、事態打開への第一歩が踏み出され、それを市場は評価しました。

(3)小売を中心とする2月決算企業の多くが今期増益見通しを発表し、企業業績の先行きに対する警戒感がやや後退する要因になりました。

(4)4月14日に安値を付けた時点で、日経平均の予想PERが13.69倍まで低下し、アベノミクス相場スタート時点(2012年11月14日)の13.58倍に限りなく接近したことで、値ごろ感が強まりました。

(5)テクニカル的には、これまで下落してきた日経平均株価の25日移動平均が、4月18日に前日比で上昇に転じました。

しかしながら、日経平均株価は12月30日から3月7日、4月3日へと高値が切り下がる形となっており、13週移動平均に2回跳ね返される展開が続いています。今後はそこを突破できるかどうかも、大きな鍵となりますが、形の上では決して強気モードに転じたとは言い切れないのが現実です。

図表1:日経平均株価(日足)の一目均衡表(日足)
日経平均株価(日足)の一目均衡表(日足)

Bloombergデータをもとに、SBI証券が作成。
13週移動平均は、それを日足チャート上に描くため、65日移動平均を13週移動と表現しているので、通常の週終値をベースにした13週移動とは値が異なる。

2015年3月期の会社側業績見通しに注目!保守的な見通しであれば、再度下落も!?

今後の日経平均株価を見通す上では、21日の安川電機決算発表を契機に本格化する3月決算企業の「本決算」発表の結果が非常に重要と考えられます。特に、注目が集まっているのが、2015年3月期の会社側業績見通しです。

2015年3月期は、営業利益で前期比1割程度の増益が予想(市場コンセンサス)されていますが、期初の会社側業績見通しは、消費増税の影響を心配するあまり、保守的な数字(営業利益で前年比横ばい程度)となる可能性があります。

日経平均株価の21日時点における13週(65日)移動平均は14,748.04円となっており、2015年3月期の会社側業績見通しで保守的な数字となった場合、それを口実に日経平均株価は再度13週(65日)移動平均に跳ね返される形となり、下落する可能性があります。

そのような時でも利益を狙えるのが「日経225先物」です。
日経225先物であれば、売から取引できるため、日経平均株価が下落する局面でも利益を狙うことができます。

また、日経平均株価は単純平均型の株価指数です。多くの場合、株価水準の高低が、日経平均株価への寄与度に大きく影響します。4月21日の株価を基準に考えた場合、日経平均株価への寄与度はファーストリテイリング9.1%、ソフトバンク6.3%、ファナック5.0%という順番で高く、上位10銘柄のウェイト合計は34.3%に達します。言い換えれば、日経225銘柄中・上位10銘柄で日経平均株価における値動きの3分の1を説明できることになります。

表1は、日経平均株価への寄与度が大きい3月期決算企業について、決算発表予定や4月21日現在での業績予想をまとめたものです。寄与度トップのファーストリテイリングは8月決算ですので除外になります。

2015年3月期の会社側業績見通しは出てくるまで分かりませんが、仮に市場予想を下回る結果となった場合、株価が下落する可能性があります。日経平均株価への寄与度が高い銘柄を保有している場合は、株価下落による損失(利益の減少)リスクに備えて、「日経225先物」を新規売することで、損失(利益の減少)リスクを軽減することができます。(※)

※日経平均株価への寄与度の銘柄は必ずしも日経平均株価と連動するわけではないため、株価が下落し、新規売をしている日経225先物の価格が上昇した場合、損失が拡大する可能性もございますので、ご注意ください。

表1:日経平均株価・高寄与度銘柄10傑(3月期決算に限定)の決算発表予定

コード

銘柄

決算発表
予定日

2014年3月営業利益

2015年3月営業利益

会社予想

増減

市場予想

増減

来期市場

増減

4063

信越化学工業

4月24日

170,000

8.3

175,956

12.0

194,465

10.5

6954

ファナック

4月25日

147,800

-20.0

160,296

-13.3

201,051

25.4

7267

本田技研工業

4月25日

780,000

43.2

791,005

45.2

892,746

12.9

6971

京セラ

4月28日

115,000

49.5

117,158

52.3

131,625

12.3

8035

東京エレクトロン

4月28日

30,000

139.1

33,842

169.7

74,920

121.4

9433

KDDI

4月30日

660,000

28.7

667,226

30.1

749,318

12.3

9984

ソフトバンク

5月7日

1,000,000

34.2

1,079,254

44.9

1,099,370

1.9

6367

ダイキン工業

5月8日

140,000

58.0

148,953

68.1

171,640

15.2

9735

セコム

5月8日

112,800

4.1

116,865

7.8

123,485

5.7

7203

トヨタ自動車

5月8日

2,400,000

81.7

2,400,545

81.7

2,663,672

11.0

合計

5,555,600

48.1

5,691,101

51.7

6,302,293

10.7

BloombergデータをもとにSBI証券が作成。
2014年4月21日現在の株価をベースに、日経平均株価への寄与度が大きい銘柄で、3月期決算の銘柄上位10傑を、決算発表予定日順に並べた。
市場予想は、市場コンセンサス。営業利益の単位は百万円。ソフトバンクの会社予想は、決算説明会上で会社側がガイダンスとして提示した数字が「1兆円以上」なので、上記の数値を採用した。

5月2日(金)米雇用統計発表後は柔軟なポジション変更を!

5月2日(金)には米国経済指標で最も重要とみられる雇用統計(4月)が発表されます。雇用統計を占う上でヒントとなる新規失業保険申請件数は、約30万件と2007年5月以来、約7年ぶりの低水準で推移しており、非農業部門雇用者数で20万人以上の増加が示されても不思議ではありません。雇用統計が強い結果となれば、円安ドル高に振れ、輸出企業の業績拡大期待から日経平均株価に強い追い風となる可能性があります。

5月7、8日も日経平均寄与度の高い銘柄の決算発表が控えていますが、米雇用統計の結果次第では日経平均株価が上昇に転じる可能性もあり、状況に応じて柔軟にポジションを変えていく必要もありそうです。

表2:5月初旬までの主要タイムスケジュール
5月初旬までの主要タイムスケジュール

Bloombergデータ、各種資料をもとにSBI証券が作成。事前予想は市場コンセンサス。

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