【ドル円が7年ぶりに116円台へ上昇】
ドル円は米雇用統計後のドル売り調整から指標前の水準へ反発した後も上昇が止まらず、7年ぶりの116円台に到達した。10%への消費税再増税の先送り観測が株高と円安につながったようだ。一昨日までは円とともに対ドルで軟化していたユーロと豪ドルは上昇となった。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
図2の通り、ドル円は日経225指数とともに上昇。日経平均株価指数は17,000の大台を上回って引けており、12日の株式市場も要注目。
(図2:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
円、ユーロ、豪ドルの対米ドル変化を重ねると、米ドルは対ユーロ、豪ドルで下落も、対円では上昇。
(図3:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ほとんどの通貨に対して売られている円だが、対スイスフランでは120円を突破してきた。スイスフランは、対ユーロの防衛ライン1.2000割れが照準に入ってきた。スイス中銀の介入強化があるのかにも要注意。
(図4:スイスフラン円 日足)
(出所:ブルームバーグ)