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2024-04-20 11:19:01

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2018年3月19日

週間マーケット展望 2018年3月19日

先週の振返り

先週は、トランプ米政権の保護主義的な政策で貿易摩擦が激化することへの警戒感が意識されたことや、地政学的緊張の高まりなどを背景に、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。また、米国、日本、英国、ロシア、イタリアなど、主要国の政治的な懸念が燻っていることも、ドル円・クロス円を圧迫する要因となった。

今週の展望

今週は、上値の重い動きが予想される。米国の経済や安全保障に絡む閣僚の交代が相次いだことで、米国の経済政策の先行き不透明感が高まっていることや、日本の財務省の文書書き換え問題の集中審議が予定されていることなど、日米の政治リスクに対する懸念を背景に、上値の重い動きが考えられる。そして、米英の金融政策発表が予定されており、結果次第では、ドルやポンドに大きな動きが出る可能性も考えられる。また、EU首脳会議で英国のEU離脱後の移行期間に関して合意されるどうかも、相場に影響する可能性があるだろう。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

105.50 〜 107.00

 

今週の予想

先週は、米国の利上げペースの加速が後退したとの見方や、大型減税の影響で米財政赤字が拡大したことが引き続き材料視され、週明けから軟調な動きとなった。その後、日経平均株価が上昇したことで、円売りが強まる場面もあり、一時107.29まで上昇した。しかし、トランプ大統領がティラーソン国務長官を解任したことや、保護主義的な政策で貿易摩擦が激化することへの警戒感が意識されたことを受けて、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが強まり、ドル/円は105.61まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。保守派のラリー・クドロー氏が米国家経済会議(NEC)次期委員長指名されたことから、貿易を巡る緊張が高まる可能性が指摘されている。また、トランプ大統領の側近の解任が続いていることから、政権運営に対する懸念も出始めており、ドルの上値を抑える要因となるだろう。そして、3/22にはFOMCが予定されており、利上げ決定が確実視されている。しかし、マーケットではすでに織り込み済みであり、注目は年内の利上げペースに移っている。雇用統計で賃金の伸びがや鈍化したことや、消費者物価の低下を受けて、利上げペースの加速観測が後退していることから、発表されるドット・チャートやFRB議長の会見での発言(利上げペースのヒントがあるのか)に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

129.50 〜 131.50

 

今週の予想

先週は、トランプ米大統領の保護貿易政策を背景としたリスク回避の動きから、週明けはやや上値の重い動きとなった。その後、株価上昇などを受けて円売りが優勢となり、ユーロ/円は週明けの130.97から132.43まで上昇し、2/21以来の高値を付ける動きとなった。そして、メルケル独首相が、米国の関税に対し欧州が報復措置を取る可能性に言及したことで、貿易戦争への懸念が高まったことや、ドラギECB総裁が最近のユーロ高に対する懸念を示したことも加わり、ユーロは主要通貨に対して軟調な動きとなった。ユーロ/円は、週末に130.08まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。引き続き、ECB理事会後のドラギ総裁の会見でハト派的な見方を示したことや、ユーロ高を警戒する発言をしたことがユーロの上値を抑える可能性も考えられる。また、ドラギECB総裁が指摘したように、米国や日本の政治の先行き不透明感や、シリアや朝鮮半島情勢などの地政学的リスクなどの外部要因が、引き続き影響する可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

146.63 〜 149.50

 

今週の予想

先週は、週序盤に株価が堅調な動きとなったことや、英国のEU離脱交渉に楽観的な見方が広がったことから、ポンド/円は147.42から149.38まで上昇し、2週間ぶりの高値を付けた。しかし、トランプ米政権の保護主義的な政策で貿易摩擦が激化することへの警戒感が意識され、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となった。ポンド/円は、これに連動する形で週末に147.25まで下落した。
今週は、底固い動きが予想される。引き続き、主要国の政治情勢の先行き不安からリスク回避が意識される可能性が考えられる。英国内では、3/20に消費者物価指数、3/21に雇用統計、3/22に小売売上高、金融政策発表が予定されており、結果が注目される。特に、金融政策発表では、昨年12月から全会一致での決定がつづいており、今回も政策金利などの据え置きが予想されている。しかし、利上げを支持するメンバーが1人でも出る場合には、5月の利上げ期待(金利先物市場における利上げ予想確率は68%)が高まり、ポンドの押し上げ要因となる可能性もあるだろう。また、3/22から開催されるEU首脳会議で英国のEU離脱後の移行期間について合意する可能性も指摘されており、結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

81.50 〜 83.80

 

今週の予想

先週は、米国の利上げペースの加速観測が後退したことを受けて、序盤から底固い動きとなった。一時、豪ドル/円は、84.53まで上昇し、2/21以来の安値を付けた。しかし、米国の保護主義に対する懸念に加え、トランプ政権の側近の辞任が続いたこともあり、投資家のリスク回避の動きが強まり、豪ドル/円は軟調な動きとなった。また、内外の株価下落も加わり、81.77まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。米国の利上げペースの加速観測が後退したものの、今週のFOMCでの利上げが確実視されていることから、豪ドルの上値は限定的だろう。また、トランプ大統領の保護貿易政策による貿易戦争に対する懸念が高まるようなら、リスク回避の動きが強まる可能性もあり、注意したい。ただ、豪州でも年内の利上げ期待が高まっていることから、下値も限定的だろう。そして、3/22には豪州の雇用統計の発表が予定されており、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.76 〜 9.10

 

今週の予想

先週は、米国の賃金の伸びが鈍化したことで、米国の利上げペースの加速期待が後退したことから、ランドが序盤から底固い動きとなった。ランド/円は、一時9.10まで上昇し、約3週間ぶりの高値を付けた。その後は、内外の株価が下落したことや、米国の関税の対象となっている鉄鋼が南アの主要輸出品でもあることから、今後影響が出るとの懸念が高まり、上値の重い動きが続いた。そして、週末には8.82まで下落した。
今週も、上値の重い動きが予想される。米国の経済の先行き懸念や、減税の影響で米国の財政赤字が拡大したことから、利上げの加速観測が後退していることは、ランドにとっては下支え要因となる。ただ、来週の南アの政策金利発表では、利下げが予想されているが、3/21の南アの消費者物価指数が低下するようなら、利下げ幅が拡大される可能性も考えられる。また、3/20の南アの経常収支、3/22の小売売上高の結果も注目される。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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