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2024-03-29 20:36:10

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年10月30日

週間マーケット展望 2017年10月30日

先週の振返り

先週は、次期FRB議長人事に関する思惑が交錯したことや、ECB理事会を控えて序盤はやや限定的な動きとなったが、高値更新など株価の堅調な動きが続いたこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後、ECBが量的緩和策の縮小を決定したものの、必要があれば債券購入の拡大もあり得るとしたことが嫌気され、ユーロは主要通貨に対して下落した。また、スペイン・カタルーニャの独立問題もあり、週末まで軟調な動きが続いた。一方、南アフリカは、今後3年間で財政赤字が拡大することや、財源不足となるとの見通しが示されたことから、南ア・ランドも主要通貨に対して大幅に下落した。

今週の展望

今週は、日、米、英の金融政策発表や米雇用統計の発表に注目が集まっている。日米は金融政策の現状維持がコンセンサスだが、英国は約10年ぶりの利上げの可能性が予想されており、また米雇用統計では前回マイナスとなった雇用者数の伸びに対する反動が予想されており、それぞれの結果を受けて動きが出る可能性が考えられる。また、米国の次期FRB議長が発表される可能性にも注目しておきたい。そして、トランプ米大統領のアジア歴訪が近づいており、北朝鮮の挑発的な行動も一部では警戒されていることから、こちらにも注意をしておきたい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

113.25 〜 115.00

 

今週の予想

先週は、次期米FRB議長人事に関する思惑が交錯し、やや限定的な動きとなった。その中で、税制改革法案に関する報道で下げる場面もあったが、堅調な株価動向や米国債利回りの上昇、良好な米経済指標の発表もあり、ドルは相対的に底固い動きが続き、ドル/円は週末に114.44まで上昇、7/11以来の高値を付けた。ただ、トランプ米大統領が次期FRB議長にややハト派的な候補者の指名に傾くとの関係者の発言が報道されたことから、引けにかけてドルは軟調な動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。思惑が交錯した次期FRB議長人事は、トランプ米大統領のアジア歴訪前までに発表される公算が強まっている。現時点では、テイラー元財務次官とパウエルFRB理事に絞られたとの報道もあるが、仮にこの2人の候補者から決定される場合、テイラー氏なら金融引き締めが加速するとの見方からドル買い、パウエル氏なら引き続き緩やかなペースが維持されるとの見方からドル売りとなる可能性も考えられる。ただ、第3の候補の可能性もあり、結果に注目したい。また、週末の米雇用統計など、主要な経済指標の発表にも注目したい。また、11/1(日本時間11/2AM3時)にFOMCも予定されており、金利などの変更の可能性は考え難い(金利先物市場における金利据え置き確率99.7%)が、年内の利上げや来年の利上げペースに関する声明や当局者の発言には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

130.80 〜 134.50

 

今週の予想

先週は、序盤やや上値の重い動きとなったものの、欧米の株価上昇や、ECBの政策発表を控えて堅調な動きとなった。そして、ECBは、市場の予想通り政策金利を据え置き、債券購入を来年1月から9月末まで月額300億ユーロに縮小することを決定した。しかし、必要があれば債券購入の拡大もあり得るとしたことや、ドラギECB総裁がテーパリングではなくダウンサイジングだと発言したことを受けて、ユーロ売りが強まった。ユーロは対ドルで1年4ヵ月ぶりの大きな下げ幅となり、7/20以来の安値を付け、対円でも134.50から131.76まで下落した。また、カタルーニャ議会が独立宣言を可決したことから、カタルーニャ情勢への懸念が広がったことも圧迫要因となった。
今週は、上値の重い動きが予想される。ECB理事会で量的緩和の縮小が決定されたものの、拡大の可能性を残したことや、量的緩和策の終了時期が示されなかったことから、当局の慎重姿勢が伺える。米・英は年内の利上げの可能性が高まっていることに比べると、金融政策の遅れがあるものの、日本と比べればやや進んでいることから、対円では比較的底固い動きも考えられる。ただ、スペイン・カタルーニャの独立問題や北朝鮮情勢が緊迫するようなら、リスク回避の動きから円が買われる動きとなる可能性もあり、楽観はできないだろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

146.96 〜 152.86

 

今週の予想

先週は、前週末に大きく上昇したことを受けて、序盤は上値の重い動きとなったが、世界的に株価が堅調な動きとなったことや、英国の11月の利上げ期待が一段と高まったとの見方が広がったことを受けて、ポンドは堅調な動きとなり、ポンド/円は151.39まで上昇し、約1ヵ月ぶりの高値を付けた。その後は、英国の金融政策発表を来週に控えて様子見ムードも強まり、やや上値の重い動きとなった。ただ、週末にかけては148円台まで下げる場面もあった。
今週は、11/2の英国の金融政策発表に注目が集まっている。マーケットでは、10年ぶりの利上げが決定されるとの期待感が高まっており、金利先物市場における利上げ予想確率は88%まで上昇している。そして、発表直後には英ポンドが大きく動く可能性も考えられ、利上げの場合にはポンド上昇、据え置きの場合は下落が予想される。利上げの場合、ある程度織り込み済みとの見方もあることから、反応は一時的だろう。一方、据え置きの場合は下落が予想されるものの、12月の利上げの可能性も高いことから、こちらの場合の反応も一時的と考えられる。また、外部要因では、米FOMC、米雇用統計、次期FRB人事などにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル安

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

86.50 〜 88.00

 

今週の予想

先週は、北朝鮮情勢の不透明感や、米FRB議長人事に関する思惑などを背景に、週明けから上値の重い動きとなった。しかし、世界的に株価が上昇となったことや、米長期金利の上昇を受けて日米の金利差拡大が意識されたことが影響し、ドル買い・円売りが優勢となり豪ドル/円も堅調な動きとなった。また、豪州の雇用統計で、雇用者数が市場予想を上回り、失業率も予想より改善したことが好感され、豪ドル/円は週明けの87.79から88.99まで上昇し、9/25以来の高値を付けた。
今週は、やや上値の重い動きが予想される。豪州国内の経済指標は比較的堅調な結果が続いており、金融政策は国内経済情勢の動向次第としていることから、良い傾向である。ただ、豪ドル高に対する懸念は依然として残っており、一方方向での上昇は考え難い。また、米国の年内の追加利上げへの期待が高まっていることもやや上値を圧迫するだろう。その中で、堅調な株価動向が続くのかどうか、また11/25の豪州の消費者物価指数の結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.89 〜 8.15

 

今週の予想

先週は、週明けから新規材料にやや乏しい中、引き続き米国の年内の追加利上げ観測を背景に、序盤から上値の重い動きとなった。そして、注目された南ア財務相の中期予算政策演説で、今後3年間で財政赤字が拡大することや、財源不足となると見通しが示されたことを受けて、南ア・ランドは主要通貨に対して下落した。また、イエレンFRB議長が次期FRB議長の指名争いから外れたとの報道を受けて、よりタカ派的な候補者が選ばれるとの見方が広がったこともドルが買われる要因となり、ランドは対ドルで2016年11月21日以来の安値となり、対円でも週明けの8.33から7.95まで下落し、4/12以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。南ア財務相の中期予算政策演説を受けて、大手格付け会社による格下げの可能性が高まったとの見方が強まっており、南ア・ランドは上値の重い動きが続く可能性が考えられる。また、米・英の年内の利上げ期待が高まっていることや、ECBの量的緩和縮小などもランド相場の圧迫要因となる。また、貴金属相場の低迷が続く場合にも影響が出る可能性も考えられる。10/30の南ア財政収支、10/31の貿易収支など、また米FOMCや雇用統計の結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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