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2024-04-17 00:01:45

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年7月18日

週間マーケット展望 2017年7月18日

先週の振返り

先週は、イエレンFRB議長の米下院金融委員会での発言に注目が集まっており、序盤は様子見ムードが強まる場面もあった。ただ、トランプ米大統領の長男が、大統領選前にロシア側とメールを交換していたとの報道を受けて、トランプ政権の運営に対する不透明感が広がったことから、ドルは主要通貨に対して下落した。そして、イエレンFRB議長が早期利上げに慎重な姿勢を示したことや、週末の米経済指標が悪化したことから、ドルは主要通貨に対して下落となったが、資源国通貨や新興国通貨などは比較的堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、7/20の日銀の金融政策決定会合、ECB理事会に注目が集まっている。イエレンFRB議長の公聴会が終了し、やや夏枯れ相場を予想する動きがみられる。先週、カナダ中銀が7年ぶりの利上げを決定し、米国は早期利上げが後退したものの、すでに利上げサイクルに入っており、欧州中銀、英中銀など欧米主要中銀も金融緩和政策からの脱却に向かい始めている。そのため、ECB理事会では、金融政策の正常化に向けてあらためてタカ派的な姿勢が示されるのかが注目される。一方、日銀の金融政策決定会合を受けて、大規模緩和継続の思惑が強まれば円が売られる動きとなる可能性も考えられる。また、豪州中銀の議事録公開も予定されており、各国の金融政策への思惑が注目される。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

111.65 〜 113.50

 

今週の予想

先週は、イエレンFRB議長の米下院金融委員会での公聴会を控えて様子見ムードが強まったことから、序盤はやや様子見の展開となり、ドル/円はは114.50まで上昇したが、公聴会を前に公表されたイエレンFRB議長の証言テキストにおいて、早期利上げに慎重な姿勢が示されていたことからドル売りが優勢となった。また、経済のスラック縮小に伴い賃金と物価が上昇し始める可能性があるとしたことが好感される場面もあったが、週末の米消費者物価指数、小売売上高などが軒並み低下したことから、ドル/円は112.27まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。米国の早期利上げ期待が後退したことが、ドルの上値を抑える要因となる可能性もあるが、金融政策の方向性に大きな変化はないとの見方もあり、下値も限定的と考えられる。ただ、米国の経済指標の悪化が続くようなら、約1ヵ月間上昇が続いた反動が出る可能性も考えられる。そして、7/20には日本や英国の金融政策発表が予定されており、こちらの結果や今週予定されている主要な米国の経済指標の結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

126.45 〜 132.30

 

今週の予想

先週は、ECBが資産買い入れ縮小を示唆するとの見方が引き続き材料視され、週明けから堅調な動きとなった。また、株価や欧米の国債利回りが上昇したことも加わり、ユーロ/円は130.76まで上昇し、2016年2月8日以来の高値を付けた。その後、イエレンFRB議長が、米下院金融委員会での公聴会で早期利上げに慎重な姿勢を示したことから、ドル売り・円買いが優勢となり、ユーロ/円も128.50まで下落した。ただ、来週のECB理事会を見極めたいとの思惑もあり、底固い動きも見られた。
今週は、7/20のECB理事会の結果に注目したい。マーケットでは、ドラギECB総裁が量的緩和縮小の意思表明をしたとの報道から、9月理事会で債券買入れの縮小に関して言及すると予想されており、ECBの声明やドラギ総裁の定例会見での発言に注目したい。そして、タカ派的なスタンスが示されれば、ユーロ買いが強まる可能性があるが、ハト派的なスタンスならば、ユーロ売りが強まる可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

145.27 〜 148.50

 

今週の予想

先週は、週明けから堅調な動きとなったものの、その後は上値の重い動きとなった。そして、注目された英国の雇用統計では、3-5月の失業率(ILO方式)は4.5%となり、1975年以来の低水準となったものの、3-5月の実質賃金が2014年半ば以来の大幅な低下となったことから、英中銀が利上げに慎重になるとの見方が広がり、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなり、ポンド/円は週序盤の147.78から145.27まで下落した。その後は、米国の利上げ期待の後退に加え、原油価格や株価が堅調な動きとなったこともあり、ポンド/円は週末に147.57まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週後半は、外部要因で押し上げられたものの、英国で高まっていた利上げ期待が後退したことで、上値は限定的と考えられる。また、前回の金融政策委員会で、3人のメンバーが利上げ支持を表明したが、その中の一人であるフォーブス委員が退任したことから票読みも難しくなっている。低金利維持派とされたハルデーン理事が、下半期の利上げを支持する可能性に言及していたことから、3人は利上げを支持する可能性もある。さらに利上げ支持者が増えるかどうかは、物価動向に影響するだろう。今週は、7/18の英国の消費者物価指数、小売物価指数、7/20の小売売上高の発表に注目したい。また、8/3のMPC(金融政策委員会)までの当局者の発言にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル安

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

86.98 〜 89.00

 

今週の予想

先週は、原油や鉄鉱石価格の上昇などを背景に、週明けから堅調な動きとなった。また、豪州の企業関連の経済指標が改善したことも影響した。そして、イエレンFRB議長の米下院金融委員会での公聴会で、米国の早期利上げに慎重な姿勢が示されたことから、対ドルで上昇し、対円でも堅調な動きとなった。また、株価や資源価格の上昇も加わり、豪ドル/円は堅調な動きが続き、週明けの86.60から88.09まで上昇した。
今週は、やや上値の重い動きも予想される。イエレンFRB議長が米国の早期利上げに慎重な姿勢を示したことで、株価が堅調な動きとなるなど、投資家がリスク志向に傾いたが、株価や資源価格の上昇が続く場合には、堅調な動きが続く可能性も考えられる。ただ、やや高値を警戒する見方も出ていることから、注意も必要だろう。豪州国内では、7/18の豪中銀の議事録公開、7/20雇用統計に注目したい。先週、同じ資源国でもあるカナダが7年ぶりに政策金利の引き上げを決定したが、豪中銀の理事会でも緩和政策からの出口論があったのかどうかを確認したい。また、雇用統計では、雇用者数の堅調な伸びが2ヵ月連続で続いた反動から、やや伸び幅の縮小が予想されていることから、結果を受けた動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.35〜 8.70

 

今週の予想

先週は、週明け堅調な動きで始まったものの、イエレンFRB議長の議会証言を控えて、年内の利上げのペースに大きな変化はないとの見方が広がったことや、貴金属価格の下落も影響し、ランド/円は週明けの8.59から8.38まで下落し、5/23以来の安値を付けた。その後、イエレンFRB議長が、早期利上げに慎重な姿勢を示したことを受けてドル売りが強まり、ランドは対ドルで上昇となり、また株価上昇も後押し材料となった。そして、週末には米経済指標の悪化に加え、貴金属価格や原油価格の上昇も好感され、ランド/円は8.65まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。米国の利上げ期待の後退を背景に、対ドルで上昇となり、対円でも堅調な動きとなったが、注目は7/19に発表される南アの消費者物価指数、7/20の政策金利発表である。南アのインフレ率は、南ア中銀の目標レンジ内(3-6%)に低下しており、今回も一段の低下が予想されており、予想通りの低下となるようなら、利下げの可能性も警戒される。3月に、利下げ前にインフレ見通しのより持続的な改善を望むとしていたが、インフレ率の低下が続いていることから警戒感も高まっている。政局の混乱と格付け機関の格下げを受けて、南ア中銀は慎重スタンスだが、インフレ率がさらに低下するようなら、利下げに動く可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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