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2024-04-24 22:14:10

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年6月12日

週間マーケット展望 2017年6月12日

先週の振返り

先週は、ECB理事会、米FBI前長官の公聴会、英国の総選挙などを控えて様子見ムードも強まっていたが、イベントへのリスクが意識され、投資家のリスク回避の動きから、安全資産とされる円が買われる動きも見られた。ECB理事会後の会見で、総裁が大規模な金融緩和策を継続する姿勢を示したことや、インフレ予測が下方修正されたことでユーロが売られた。また、コミー米FBI前長官の議会証言では、新たな情報が示されなかったことでドルが買い戻された。そして、英国総選挙では、与党保守党が過半数に達しなかったことを受けて、ポンドは主要通貨に対して大幅下落となった。

今週の展望

今週は、序盤やや落ち着いた動きが考えられる。大幅な下落となったポンドは、今後の政局の動向を見極めたいとの思惑から、やや限定的な動きとなるだろう。また、6/13-6/14の米FOMCでは、利上げが決定されるとの見方が強いものの、すでに織り込まれているとの見方も強く、限定的な動きとなる可能性も考えられる。ただ、ドットチャートやバランスシート縮小の具体的な議論がされるようなら、動きが出る可能性も考えられる。そして、ロシアの米大統領選への干渉問題や、北朝鮮問題、また中東情勢の緊張などの懸念も根強く、新たな動きや報道にも注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

109.00 〜 111.00

 

今週の予想

先週は、週明け小動きとなったものの、予定されていたイベントへのリスクが意識され、投資家のリスク回避の動きから、比較的安全な資産とされる円や米国債を逃避的に買う動きが強まり、ドル/円は週明けの110.73から109.12まで下がった。そして、注目された、コミーFBI前長官の議会証言では、ロシアの米大統領選の干渉疑惑に関する新たな情報が示されなかったことから、買い安心感が広がった。また、FOMCでの利上げが意識されたことや、株価や米国債利回りの上昇もあり、ドル/円は週末に110.81まで上昇した。
今週は、やや上値の重い動きも予想される。6月FOMCでの利上げは、すでに織り込まれており、ドルの押し上げ効果はあまり期待できない、むしろ材料出尽くしでドルが売られるとの見方も出ている。そして、マーケットの注目は、6月以降の利上げのペースやバランスシート縮小に移っており、今回公表されるドットチャートやバランスシート縮小に関する具体的なスケジュールなどが出る場合には、ドルが動く可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

122.50 〜 124.40

 

今週の予想

先週は、重要イベントを控えていたことや、欧米の株価がやや軟調な動きとなったことが影響して、週明けから上値の重い動きとなった。これを受けて、ユーロ/円は週明けの124.71から122.63まで下落した。その後、ECBが政策金利の据え置きを決定したが、2019年までのインフレ見通しが下方修正されたことに反応し、上値の重い動きが続いた。また、ECB理事会で、フォワードガイダンスを修正したことから、早期利上げ観測は後退したものの、反応は限定的となった。
今週は、上値の重い動きが予想される。このところ、対ドルや円に対して高値を警戒する動きがあるものの、引き続き底固い動きとなった。週央には米FOMCの政策発表が予定されており、現状では利上げが決定される可能性が高く、改めて欧州との金融政策の違いが意識される場合には、対ドルで下落となり、対円でもやや軟調な動きとなる可能性も考えられる。また、フランスの国民議会選挙(6/18 2回目)の結果に注目したい

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

139.50 〜 141.75

 

今週の予想

先週は、週明けやや堅調な動きが見られたものの、週後半に予定されていた英国の総選挙の世論調査で、当初圧勝が予想されていた与党保守党が野党に追い上げられており、過半数獲得が難しいとの見方が示されたことなどからポンドが売られ、週明けの143.10から140.73まで下落した。その後は、円買いが続いた流れが一服し、円が売られたことから、ポンド/円も値を戻した。しかし、英総選挙の投票終了後に公表された出口調査で、与党・保守党が過半数には届かないとの調査結果を受けて、ポンドは主要通貨に対して大幅下落となり、ポンド/円は142.64から139.54まで下落し、4/21以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。与党保守党が過半数を獲得できなかったことから、連立を模索することになるが、メイ首相の求心力低下やハードブレグジットも進め難くなる可能性が懸念される。また、保守党は連立を模索して過半数確保を目指すが、困難な政権運営が迫られるのは必至となり、今後の動きが注目される。特に、予算成立や政策が決まらない状況となるようなら、ポンドの一段の下落に繋がる可能性も考えられる。そして、6/13に物価関連、6/14に雇用関連、6/15に金融政策など、重要な英国の経済指標の発表には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル高

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

82.50 〜 84.02

 

今週の予想

先週は、週明け前週末の流れを引き継ぎ、米国の7月以降の利上げ見通しが不透明となったことが影響し、豪ドルは対ドル堅調な動きとなり、4/25以来の高値を付けた。豪ドル/円も、週明け堅調な動きとなったものの、豪中銀が政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定し、第1・四半期の成長率が予想以上に鈍化した可能性に言及したことが嫌気され、下落する場面もあった。しかし、一部ではマイナスとの見方もあった豪GDPがプラスを維持したことから反発となり、豪ドル/円は安値の81.79から83.39まで上昇した。
今週は、底固い動きが予想される。週央に米国のFOMCの結果発表が予定されており、利上げが発表された場合には、対ドルで下落となり、対円でも上値の重い動きも考えられる。ただ、ある程度織り込まれているとの見方もあり、やや下値は限定的と考えられる。また、豪州のGDPが減速となったものの、豪中銀が減速を一時的としていることも、底固い動きを後押しするだろう。ただ、労働市場には引き続き懸念が残っており、改善が見られるまでは政策金利が据え置かれる可能性もあるだろう。そして、6/15に発表される豪州の雇用統計に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.35〜 8.75

 

今週の予想

先週は、前週末の米雇用統計の結果などを受けて、米国の7月以降の利上げ見通しが不透明となったことが影響し、ドルが主要通貨に対して下落したことから、ランドは堅調な動きとなった。ただ、南アの2017年第1・四半期GDPが2四半期連続のマイナスとなり、8年ぶりの景気後退となったこと受けてランドは下落し、ランド/円は週明けの8.71から8.49まで下落した。その後は、注目のイベントを控えて小動きの展開が続いた。そして、週末には堅調な株価動向を受けて底固い動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。注目は、米FOMCであり、現状では利上げが予想されており、利上げが決定されれば対ドルでランドは軟調な動きとなり、対円でも上値の重い動きとなる可能性が考えられる。また、8年ぶりに景気後退となったことから、南ア中銀が7月にも利下げに動くとの見方も出ており、経済指標の悪化が続くようなら、利下げの懸念が高まる可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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