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2024-03-28 23:25:50

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年12月12日

週間マーケット展望 2016年12月12日

先週の振返り

先週は、イタリアの国民投票で、憲法改正案が否決されたことを受けて、レンツィ首相が退陣を表明したことでリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は週明けから軟調な動きとなった。特に、ユーロは前週末の終値から3.8円以上の下落となった。しかし、世論調査の結果などから、ある程度予想されていたこともあり、下落一服後は急反発となった。また、注目されたECB理事会では、資産購入規模の減額が発表されたものの、購入期間の延長も発表されたことで上昇後一転して下落となるなど、ユーロ圏の材料で乱高下となった。

今週の展望

今週は、12/13-12/14のFOMCがポイントとなるだろう。金利先物市場で織り込まれている利上げ確率は100%となっており、利上げが決定される可能性が高まっている。ただ、ここまで利上げを織り込む形でドル高となっていたことから、反応は一時的と考えられる。また、今回はFOMCメンバーの金利予測の分布を示す「ドットチャート」の公表も予定されており、利上げのペースに変化が出ているのか注目される。そして、ここまで円売りの流れが続いているが、この流れが継続するのかどうかにも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

112.50 〜 116.00

 

今週の予想

先週は、イタリアの国民投票の影響で週明けは軟調な展開で始まったが、トランプ次期米大統領の政策や、米国の利上げに対する期待感からドルは底固い動きが続いた。ただ、ドル買いが続いていることや、FOMCを控えていることもあり、上値は重い動きとなった。しかし、週末には世界的な株価上昇や、米債券利回りの上昇を背景に、ドル/円は115.38まで上昇し、2/9以来の高値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。12/13-12/14にFOMCが予定されており、1年ぶりの利上げが決定されると予想されている。一部では、0.50%の利上げを予想する向きもあり、結果に注目が集まっている。ここまで米国の利上げ期待を背景に、ドル買い・円売りが続いていることから、利上げが決定されれば、直後はドル買いに反応するものの、その後調整となる可能性も考えられる。また、利上げ見送りなら失望感からの円買い戻しとなる可能性もあるだろう。また、今回は、FOMCメンバーの「ドットチャート」にも注目したい。9月の会合では、来年2回の利上げが示唆されたが、ここから変更がないのか、または3回以上の利上げが示唆されるのか、利上げのペースにも注目したい。今回の利上げがほぼ100%織り込まれている状況の中では、むしろこちらの方がポイントとなるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

120.06 〜 122.50

 

今週の予想

先週は、注目されたイタリアの国民投票で、憲法改正案が否決され、首相が辞任を表明したことから、政局不透明感を背景に、ユーロ/円は週明けにギャップダウンして始まった。そして、前週の海外市場の終値の121円台から118円台まで大きく下落したが、国民投票の結果はある程度織り込み済みだったこともあり、その後の売りポジションの巻き戻しや、値頃感の買いが優勢となり、一時123円台まで反発した。ただ、週後半には、ECB理事会で量的緩和の資産買い入れ期間が延長されたことを受けて、121.00まで下落するなど、先週は大きな動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。ECB理事会の結果発表では、資産買い入れ額が減額されたことで、急騰する場面もあったが、テーパリングではないとの総裁発言などもあり、基本的に緩和継続との見方から一転して急落となったこともあり、金融政策に対する懸念も残っている。また、イタリアをはじめ、欧州の政治リスクも懸念要因となる可能性もある。対ドルでは、2015年3月以来の安値水準となっているが、円売りの影響でユーロ/円は5月以来の高値水準にある。そして、円売りの一因となっている米国の利上げ(日米金利差拡大)が米FOMCで決定される可能性もあり、利上げ決定なら達成感、見送りなら失望感の円買い戻しの動きも考えられることから、FOMCの結果と動きに注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

142.57 〜 146.50

 

今週の予想

先週は、イタリアの国民投票の結果に対する懸念を背景に、週明けギャップダウンして始まった。しかし、イタリアの国民投票での否決はある程度織り込み済みだったことで、ポジションを巻き戻す動きが活発となり、大きく反発、ポンド/円は6/24以来の146円台まで上昇した。しかし、EU単一市場へのアクセスを英国が失うとの思惑などからポンドは軟調な動きとなった。ただ、週末には円売りが優勢となり、ポンド/円は再び145円台まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。米国のFOMCでの利上げ発表に注目が集まっており、この結果発表後にこれまで続いた円売りに対する一服感が出る可能性も考えられる。また、英国内では、EU離脱プロセス開始について、決定権の所在に関する判断を最高裁がどう下すのかも注目されている。そして、英国の経済指標では、12/13に物価関連、12/14に雇用統計、12/15に小売売上高、金融政策発表に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

83.80 〜 86.70

 

今週の予想

先週は、イタリアの国民投票で憲法改正案が否決されたことを受けて、週明けから大きく下落した。しかし、年内最後の豪中銀の理事会で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートが予想通り過去最低の1.50%に据え置かれたが、声明で弱めの経済指標が出ていることを受けて、マイナス成長に言及したことから、上値の重い動きとなった。ただ、世界的に株価が上昇となり、円売りが優勢となったことから、底固い動きが続いた。そして、週末には円売りが強まり、豪ドル/円は週明けに付けた83.80から86.09まで上昇し、4/27以来の高値を付けた。
今週は、底固い動きが予想される。注目は米国のFOMCだが、利上げ決定はほぼ織り込み済みであることから、対ドルでも限定的な動きが考えられる。ただ、ここまで続いた円売りの流れが一服となり、円買い戻しの動きとなる場合には、豪ドル/円の反落も考えられる。また、豪州国内では、12/13には企業関連、12/15には雇用統計の発表が予定されているが、マイナス成長となった影響が残っているようなら、圧迫要因となる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.26 〜 8.46

 

今週の予想

先週は、欧米の株価が堅調な動きとなったことや、格付け会社が南アフリカの格付けを据え置いたことなどが影響し、序盤から堅調な動きとなった。そして、序盤に発表された南アのGDPが前期比ベースで市場予想を下回ったものの、円売りの動きが強く、ランド/円は8.46まで上昇し、2015/12/8以来の高値を付けた。しかし、南アの製造業関連や鉱業関連の指標が悪化したことが影響し、ランド/円は週後半には反落した。
今週は、やや上値の重い動きが予想される。南ア経済は第3四半期に拡大ペースが鈍化したことなどから、製造業生産や貿易がいずれも落ち込んでおり、ジャンク級への格下げ回避を目指している南ア政府の取り込みに対する懸念も指摘されている。また、上昇が続いたランド/円に対する調整への懸念も高まっている。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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