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2024-04-19 01:13:45

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年10月24日

週間マーケット展望 2016年10月24日

先週の振返り

先週は、米大統領選の候補者討論会やECB理事会、EU首脳会議などのイベントを控えて様子見ムードも強まり、序盤から限定的な動きが続いた。その後は、経済指標の悪化や金融政策の方向性の不透明感、EU離脱問題に絡む懸念などを背景に、リスク回避の動きから、円買いが優勢となる場面もあった。特に、懸念の残るユーロやポンドは上値の重い動きが続いた。ただ、米国の年内利上げ期待が依然として高いことや、米大統領選の討論会でクリントン氏が優勢だったことから、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、来週以降に日米の金融政策発表や米国の雇用統計、米大統領選挙と重要なイベントを前にして、限定的な動きが予想される。ただ、その中でも重要な経済指標なども予定されており、一時的に動きが出る可能性も考えられる。10/28-10/29にはOPEC加盟・非加盟国による原油減産の具体策協議が行われる予定であり、協議の内容により原油価格に動きが出れば、他のマーケットに影響を及ぼす可能性もあるだけに注目したい。また、人民元のSDR正式採用後、人民元の下落が続いており、6年ぶりの安値を付けている。このまま下落が続くようなら、リスク回避の動きが強まる可能性も考えられることから、注目したい。なお、中国では、10/27まで中国共産党6回全体会議(六中全会)が開かれる予定である。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

102.37 〜 105.00

 

今週の予想

先週は、週前半に発表された米経済指標が市場予想を下回る結果が続いたことから、米景気の先行き不透明感が広がり、ドルが大半の主要通貨に対して軟調な動きとなった。そして、ドル/円は104.38から103.19まで下落した。しかし、米大統領選の候補者討論会で民主党のクリントン氏が優勢だったとの見方から、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、比較的安全な通貨とされる円を売る動きが優勢となり、週末には104.21まで上昇した。
今週は、底固い動きが予想される。先週は、一部の経済指標の結果に懸念が残ったものの、金融政策などに影響を及ぼすほどではなかった。ただ、11/1-11/2にFOMC、11/4に雇用統計、11/8に大統領選投開票と重要イベントが控えていることから、積極的な売買が手控えられ、ポジション調整の動きが出やすいだろう。そのため、やや上値は限定的と考えられる。また、10/25からブラックアウト期間に入り、当局者などの発言がないことも影響するだろう。ただ、10/28の米GDPの発表には注目したい。第3四半期は米GDPが改善すると見られており、市場予想でも昨年第2四半期以来の高い伸びが予想されている。予想以上の結果となるようなら、一段の上昇の可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

111.12 〜 114.51

 

今週の予想

先週は、週明けから株価の下落などを受けて、軟調な動きとなった。また、ECB(欧州中央銀行)理事会やEU首脳会議を控えて思惑も交錯し、上値の重い動きが続いた。そして、ドラギECB総裁が定例会見で、「量的緩和延長の議論はなかった」としたものの、「テーパリングは議論しなかった」と発言したことから、やや値動きの荒い動きも見られた。そして、週末にはECBが量的金融緩和を延長するとの思惑からユーロが主要通貨に対して下落し、ユーロ/円は週前半の114.68から112.62まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週のECB理事会後の会見で、ドラギECB総裁が量的緩和プログラムの延長も、テーパリングについても協議しなかったことを明らかにしており、政策変更は早くとも12月になり、それまでは経済指標や要人発言などから不安定な動きが続く可能性も考えられる。また、英国のEU離脱問題の不透明感や、ドイツやイタリアでの金融不安など、欧州経済に対する懸念要因が引き続き燻っていることも影響するだろう。10/27にはドイツ銀行の決算発表が予定されており、結果次第では再びリスク回避の動きが高まる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

124.86 〜 128.19

 

今週の予想

先週は、週明け株価や原油価格が下落したことや、日米の金利差縮小観測で円が買われたこともあり、週明けはやや軟調な動きとなった。しかし、その後、英国の消費者物価指数が約2年ぶりの高い伸びとなったことを受けて、英中銀の追加利下げ観測が後退したとの見方が広がり、ポンドは主要通貨に対して堅調な動きとなった。ポンド/円は、週明けの126.28から128.19まで上昇した。その後は、英国のEU離脱問題に絡む懸念から、軟調な動きとなり、126.14まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週、EU大統領が、英国が正式な離脱手続きを始めないと、離脱交渉は開始されないと発言するなど、困難な交渉が予想されており、今後投資家や企業にも影響が出る可能性も指摘されている。一方で、投機筋によるポンドの売り越しポジションは依然として高水準となっており、きっかけがあれば巻き戻しとなり易いことから、急な動きには十分注意したい。また、英国の経済指標では、10/27にGDPの発表が予定されており、結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

77.76 〜 80.01

 

今週の予想

先週は、週明けに株価が軟調な動きとなったことや、資源価格の下落を受けて、豪ドル/円はやや軟調な展開で始まった。その後は、株価や原油価格が上昇したことや、豪中銀総裁が現在の豪ドルと金利について、経済にとって望ましい水準と発言したことを受けて、底固い動きとなり、豪ドル/円は78.83から80.01まで上昇し、7/21以来の80円台乗せとなった。しかし、豪州雇用統計で雇用者数が予想外に減少したことを受けて、反落となった。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週の豪中銀総裁の発言を受けて、年内の利下げ観測が後退したが、豪中銀の理事会メンバーは物価指標や雇用統計を重視していることから、雇用統計の悪化は懸念される要因となる。そして、今週は10/26に消費者物価指数、10/27に輸出入物価指数、10/28に生産者物価指数など、豪州の物価指数の発表が予定されており、結果には注目したい。その結果により、来週(11/1)の金融政策会合にも注目が集まるだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.26 〜 7.51

 

今週の予想

先週は、週明けから堅調な動きとなったものの、やや上値の重い動きとなった。その後は、株価や原油価格の上昇などを背景に、新興国の通貨全般が堅調に推移したことや、豪州の利下げ観測が後退したことも影響し、南ア・ランドは堅調な動きとなり、ランド/円も週明けの7.26から7.51まで上昇した。ただ、南アフリカの経済指標が予想を下回る結果となったことや、週末には株価下落などが影響し上値の重い動きが続いた。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週後半に、南ア中銀総裁が、南アフリカの上げ局面は終わりに近づいているかもしれないと発言したことが、上値を抑える要因となる可能性が考えられる。ただ、以前にもこの手の発言をしていることから、インパクト的にはそれほど強くはないだろう。今年序盤から比べれば、インフレ率が低下傾向にあることが要因だろうが、原油高などもあり、今後の消費者物価指数次第となるだろう。そして、南ア財務相の問題は、今はやや静かだが収束しておらず、警戒が必要だろう。また、米国の年内の利上げ期待が高まっていることも圧迫要因となる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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