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2024-03-29 05:46:56

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年10月3日

週間マーケット展望 2016年10月3日

先週の振返り

先週は、週明けの株価下落や、欧州金融システムに対する懸念を背景に、投資家のリスク回避の動きから、序盤のドル円・クロス円はやや軟調な動きとなった。その後、イエレンFRB議長の発言や複数の米当局者の発言を受けて、米国の年内の利上げ期待が高まったことや、OPECが8年ぶりの減産で合意したとの報道を受けて、リスク志向の動きが強まり、円売りが優勢となった。ただ、独大手金融の財政問題に対する懸念が高まったことから、上値の重い動きとなった。

今週の展望

今週は、比較的底固い動きが予想される。大手金融に対する懸念が再び材料視される可能性があるものの、ドル/円で100円を下回る円高進行に対する介入警戒感もあり、99円前半まで下落した6/24以降は大台割れ近辺では底固い動きが続いている。ただ、上値も限定的となっていることから、大きな方向性が出る可能性は低く、引き続きレンジ内の展開が考えられる。ただ、今週は日銀短観(10/3)、豪州金融政策発表(10/4)、G20(10/6)、米雇用統計(10/7)、大統領選の2回目の討論会(10/9)などがあり、動きが出る可能性も考えられる。また、国慶節で休みとなる中国だが10/1から人民元がIMFのSDR構成通貨に加わる。ここまで批判を避けるためか、基準値を安定的に保ってきたが、SDR入り後に再び下落するとの見方も根強いことから、一応注意して見ておきたい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

100.00 〜 102.79

 

今週の予想

先週は、週明けから株価下落などが影響し、やや軟調な動きとなった。そして、イエレンFRB議長が、「FOMCの過半数は、年内の利上げが必要になりそうと判断している」と発言したことを受けて、年内の利上げに対する期待感が高まり、ドルが買われた。また、OPECの非公式会合で、生産枠が8年ぶりに減産合意したことから、原油や株価が上昇となり、円売りが優勢となったことも加わり、ドル/円は週序盤の100.10から101.85まで上昇した。また、米大統領選の候補者討論会で、民主党のクリントン氏が優勢だったとの見方もドルの押し上げ要因となった。
今週は、底固い動きが予想される。週末には米雇用統計の発表を控えており、結果には注目だが、マーケットでは通常より注目度は低下していると考えられる。米国の利上げは12月との見方が強まりつつあり、金利先物市場での12月の利上げ確率は60%近くまで上昇している(11月は17%)。当然、米雇用統計も参考にされるだろうが、12月のFOMCまでは今回を含めて3回もあることから、注目度もやや低めである。そして、米大統領選の候補者討論会が実施されるなど、大統領選に注目が移り始めている。そして、雇用統計後の10/9には2回目大統領候補の討論会が予定されていることもあり、限定的な動きとなる可能性も考えられる。ただ、予想と大きく乖離する結果となるようなら、動きも出ると考えられる。今週のマーケットでは、主要な米経済指標、原油価格動向、G20などに注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ高

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

112.50 〜 114.85

 

今週の予想

先週は、週明けに株価下落となったことや、欧州の金融システムに対する懸念を背景に、主要通貨に対して軟調な動きが続いた。その後は、OPECの生産枠が8年ぶりに減産合意したとの報道を受けて、原油や株価が上昇し、、円売りが優勢となったことから、ユーロ/円は112.26から114.19まで上昇した。しかし、大手金融の財政問題に対する不安が拡大したことから、下落に転じる場面もあった。ただ、週末には、大手金融財務を巡る懸念が和らいだとの見方から値を戻した。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週末には、欧州主要国の大手金融の財務を巡る懸念が和らいだとの見方から、値を戻したものの問題が解決したわけではなく、引き続き注意が必要だろう。そして、新たな問題等が起これば、先週のような急速な動きとなる可能性も考えられる。今週は米雇用統計の発表が予定されており、マーケットではやや注目度が落ちているとの見方があるものの、結果を受けた動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

129.65 〜 133.50

 

今週の予想

先週は、株価下落などが影響し、週明けからやや軟調な動きとなった。また、英中銀の副総裁が、EU離脱選択に伴う大規模な経済ショックのため、恐らく追加緩和が必要となるだろうと発言したことが、ポンドを更に押し下げる要因となった。その後、国民投票後の安値圏に下落していることで、値頃感の買い戻しが見られたことや、OPECが8年ぶりに減産合意したとの報道を受けて、原油価格や株価が上昇したことから、ポンド/円は週序盤の129.65から132.45まで上昇した。ただ、ドイツの大手金融に対する不安を背景に、やや上値の重い動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。利下げの可能性や、大手金融の不安を背景に、リスク回避の動きが高まる場合には、一段の下げとなる可能性も考えられるが、利下げの可能性はマーケットではまだ低いと見られていることや、大手金融の不安はやや後退したとの見方もあり、下値は限定的と考えられる。そして、値頃的には、英国のEU離脱選択後に付けた安値に近い水準で推移している。今年の年初に付けた177.30台から現在まで大きく下落しており、年初来のパフォーマンスは主要16通貨の中で最悪となっている。ある程度、EU離脱の英国経済の影響などは織り込んでいると考えられることも、底固い動きとなる要因と考えられる。ただ、反発する要因が少ないことから、現状では上昇は外部の要因次第だろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル高

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

76.50 〜 78.60

 

今週の予想

先週は、豪州の主要な経済指標の発表もなく、新規材料に乏しい中、株価上昇を受けて、堅調な動きとなった。また、OPECが約8年ぶりに減産合意したことを受けて、原油価格が上昇していることも材料視され、豪ドル/円は週序盤の76.20から78.17まで上昇した。しかし、株価が急落したことや、複数の米当局者の発言を受けて、米国の年内の利上げに対する期待感が高まったとの見方を背景に、対ドルなどで下落となり、対円でも上値の重い動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。OPECで減産合意がされたことから、目先は資源価格の大きな下落とはなり難い状況であることや、大手金融の不安も和らいだとの見方もあり、下値は限定的と考えられる。そして、10/4には豪州の政策金利発表が予定されており、事前の市場予想では、金利据え置きが予想されている。最近では、年内の追加利下げの可能性はやや後退している(9/1現在の12月の利下げ確率46%、9/3には29%に低下)。しかし、依然として12月の利下げ懸念が残っていることから、今回の豪中銀の声明や、総裁の発言内容に注目したい。ここで、年内の利下げの可能性が推測できるような発言があれば、豪ドル/円の下振れに繋がる可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.15 〜 7.50

 

今週の予想

先週は、週明けから株価が軟調な動きとなったことを受けて、ランドも上値の重い動きとなった。その後、株価や資源価格が上昇したことなどを好感して、ランド/円は、週明けの7.31から7.51まで上昇した。。しかし、イエレンFRB議長など、複数の米当局者の発言を受けて、米国の年内の利上げが意識され、ランドはやや軟調な動きとなった。また、欧州の大手金融の不安感を背景に、株価が大幅下落となったことも影響し、ランド/円は7.18まで下落したが、終盤には値を戻した。
今週は、上値の重い動きが予想される。欧州主要国の大手金融財務を巡る懸念が和らいだとの見方から値を戻したものの、問題が解決したわけではなく、引き続き注意が必要だろう。また、南ア国内でも、貿易収支の赤字転落など、経済にもやや懸念があることや、政治的な問題でゴーダン財務省の更迭の可能性が高いとの見方も燻っており、南ア・ランドの下落要因となる不透明感があるうちは、中長期スパンでは積極的には買い難いだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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