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2024-04-19 21:50:46

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年6月29日

週間マーケット展望 2015年6月29日

先週の振返り

先週は、米国の経済指標が軒並み改善したことや、FRB理事が「予想通りに景気回復が続けば、利上げは早ければ9月にも可能になる」と述べことを受けて、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなった。また、日米金利差拡大観測から、ドル買い・円売りが優勢となり、クロス円も堅調な動きとなる場面もあった。ただ、ギリシャ支援協議の先行き不安を背景に、ユーロなどは主要通貨に対して軟調な動きとなった。

今週の展望

今週は、ギリシャ支援に関する協議結果や、米国の主要な経済指標の結果に注目したい。ギリシャ問題に関しては、6月末に債務支払いが履行できるかが注目されており、支援延長が合意されるかがポイントとなる。先週末時点では、債務者側の5ヵ月延長案をギリシャが拒否するなど、合意の兆しが見られなかった。月末ギリギリまで協議が続くことが予想され、要人発言などにも注目したい。また、米国の雇用統計が7月2日(米国市場が週末7月3日が休場となるため、2日に前倒しで発表される)に予定されているが、先週の指標結果などから、利上げ期待も高まっており、今回の結果次第では、「9月利上げ開始、年内2回の利上げ」との見方が強まる可能性も考えられる。このことから、今回の結果は米国の金融政策を占う意味で重要と考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

122.46 〜 125.00

 

今週の予想

先週は、週明けから米国の堅調な経済指標が続いたことや、FRB理事が9月にも利上げが始まり、2回目の金利引き上げは12月になるとの見方を示したことから、米国の利上げ期待が高まり、ドルが主要通貨に対して上昇し、ドル/円は週明けの122.50台から124.30台まで上昇する動きとなった。その後は、ギリシャ問題の不透明感を背景に、株価が下落する動きとなり、ドル/円は上値の重い動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。先週の経済指標の結果を見ると、改善を示す結果が目立っており、昨年末から続いた寒波などの影響で停滞した流れの改善が見られている。そして、今週は、米雇用統計など重要な経済指標の発表が続くことから、結果が注目される。先週のような堅調な結果が続くようなら、4-6月期の成長率の改善の期待が高まり、利上げ期待も“年内利上げ”から“9月利上げ”との見方が強まる可能性もあるだろう。ただ、ギリシャ協議の状況次第では、一時的にドル/円も動く可能性があることから、注意はしておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

136.96 〜 141.05

 

今週の予想

先週は、週明けに、ギリシャが債務協議に向けて新提案を出したことを受けて、協議に対する楽観的な見方が広がり、ユーロは主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、期待に反して協議の進展が見られず、結論の持ち越しが続いたことや、ECBの量的緩和継続が意識されたことから、ユーロは大半の主要通貨に対して下落する動きとなった。ユーロ/円は、137.66まで下落し、6月2日以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。注目はギリシャが月末の返済を無事履行できるかどうかであり、完全合意とはならないにしても、救済プログラムが延長される可能性もあり、その場合には一時的に上昇する可能性もあるだろう。ただ、あくまでも一旦の先送りであり、8月には再び債務の返済期日が集中していることから、上昇も一時的と考えられる。そして、ECB理事会が近づくにつれて、量的緩和継続が意識される可能性もあるだろう。上値のポイントとなるライン(140.42〜140.26)を上抜ける場合には一段の上昇、下値のポイントとなる136.96を下回る場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

192.97 〜 196.33

 

今週の予想

先週は、週明けから新規材料に乏しい中、ポンドの高値を警戒する動きが先行し、序盤はやや軟調な動きも見られた。そして、英中銀のMPC(金融政策委員会)メンバーの一人が、前週の賃金の伸びが加速した結果を踏まえて、8月の利上げの可能性に言及したことを受けて、英ポンドは主要通貨に対して上昇し、ポンド/円は一時195.89まで上昇し、2008年9月以来の高値を付ける動きとなった。ただ、ポンドの高値を警戒する動きや、ギリシャ支援協議の先行き不安を背景に、193.49まで下げる場面もあった。
今週は、上値の重い展開が予想される。利上げが近づいているとの見方をMPCメンバーが示唆したことは、支援材料となるものの、早期利上げ期待の要因となっている賃金の上昇は、単月ベースの上昇が寄与しており、やはり突出した月の影響での上昇でなく、3ヵ月から半年ベースでの上昇で判断したい。以前も利上げ期待が高まったことがあったが、経済指標の悪化を受けて、期待も低下するということがあったことから、今回も期待感が継続するかどうか見極めたい。今週は、30日に英国GDP、経常収支の発表が予定されており、結果には注目したい。また、引き続き高値を警戒する動きもあることから、目先の方向性には注意したい。下値のポイントとなる192.97を下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.32 〜 96.30

 

今週の予想

先週は、豪州の主要な経済指標の発表がなく、新規材料に乏しい中、週明けから世界的に株価が上昇したことから、豪ドル/円は比較的堅調な動きとなった。ただ、ギリシャ支援協議の不透明感を背景に、リスク回避の動きも見られ、上値の重い動きとなった。そして、週末までギリシャ協議がもつれたことや、アジア株価が軟調な動きとなったことも影響して、豪ドル/円は週末に94.50台まで下げる動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。先週は、国内の材料に乏しく、外部材料が中心となった。その中で、IMFが、豪州の景気回復が予想を下回り、金融安定のリスクが抑制される場合、豪中銀は追加利下げを準備するべきと指摘している。今週も週前半は、豪州の主要な経済指標の発表がないものの、2日には貿易収支、3日には小売売上高が予定されており注目したい。また、ギリシャ支援問題や、米国の雇用統計の結果など、外部材料は豊富であることから、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

10.05 〜 10.25

 

今週の予想

先週は、前週の流れを引き継ぎ、週明けから堅調な動きとなった。ギリシャ協議に対する楽観的な見方が広がったことや、欧米や南アフリカの主要株価が連日上昇したことを受けて、投資家のリスク回避の動きも後退し、ランド/円は週序盤から堅調な動きとなった。そして、南アの経常赤字が予想を下回ったことや、生産者物価指数が予想を上回る結果となったことを受けて、ランド/円は10.25まで上昇し、5月28日以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、やや上値の重い展開が予想される。先週、23日にIMFが南ア経済にとって電力危機が最大の成長阻害要因になると指摘したことを受けて、ランドは一時下落する動きも見られた。最近は、経済指標の改善が見られるものの、電力問題は南ア経済にとって懸念される問題である。南ア政府は、国営電力会社に金融支援を続けており、公的債務をも圧迫している。その上、公務員や労働者の労使交渉も始まっていることから、当面は労使問題の報道が注目されるだろう。今週は、30日に財政・貿易収支、雇用者数、2日に電力発電・消費などの南アの経済指標の発表が予定されている。特に、電力不足が深刻化しているだけに、電力関連の指標結果には特に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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