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2024-03-28 20:24:44

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年6月22日

週間マーケット展望 2015年6月22日

先週の振返り

先週は、米国のFOMCの結果発表やイエレンFRB議長の会見、ギリシャ支援を巡る協議に注目が集まっていた。FOMCは、経済の見通しが下方修正されるなど、声明がややハト派的だったことや、イエレンFRB議長の会見を受けて、利上げのペースが緩やかになるとの見方が広がり、ドルが主要通貨に対して下落する動きとなった。また、ギリシャ支援に関する協議は、ユーロ圏財務相会合でも合意に至らず、来週に持ち越しになったことから、ユーロもやや軟調な動きとなった。その中で、英ポンドは、懸念があった賃金の伸びが加速したことや、英中銀の金融政策委員会メンバーが年内の利上げの可能性を示唆する発言をしたことから、主要通貨に対して堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、22日にギリシャ問題の打開に向けて緊急会議が開催されることから、その結果に注目したい。ここで合意できたとしても、その後ギリシャ議会で承認されるかが問題視されている。また、ギリシャは、IMFからの融資返済期限(6月30日)が迫っており、時間的に十分でないとの見方もあり、7月1日からのデフォルトが回避できるのか注目したい。そして、リスク回避の動きが強まる場合には、安全資産とされる円が買われる展開も想定しておきたい。また、米国では、引き続き年内の利上げ開始時期や、年内の利上げ回数が注目されているが、FRB議長がFOMC後の会見で引き続き「政策決定は経済データ次第」と発言したことで、引き続き経済指標の結果にも注目が集まっている。特に、今週は重要な経済指標に発表が続くことから注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

121.04 〜 124.50

 

今週の予想

先週は、週央にFOMCの結果発表とFRB議長の会見を控えて様子見ムードも強く、序盤は小動きの展開が続いた。そして、FOMCの発表直後は124.44まで上昇したものの、経済見通しが下方修正されたことを受けて、ドルが主要通貨に対して下落する動きとなった。また、イエレンFRB議長の会見を受けて、利上げペースが緩やかになるとの見方が広がったことも影響した。ただ、年内の利上げ開始との見方が依然として根強いことから、下げ幅は限定的となり、底固い動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。FOMCで経済見通しが下方修正されたものの、金利予想では、年内の利上げを見越した予想がされていたことから、引き続き底固い展開が考えられる。ただ、現状では力強さに欠けることから、上値も重いだろう。そのため、目先の経済指標の結果に左右される可能性が考えられる。特に、22日の中古住宅販売、23日の耐久財受注、24日のGDP、個人消費の結果発表には注目したい。指標結果が市場予想と大きく乖離しなければ、一定のレンジでの動きが続く可能性が考えられる。ただ、下値のポイントとなる122.46を完全に下抜ける場合には、121.04までの下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

136.10 〜 141.05

 

今週の予想

先週は、ギリシャ支援に関する協議が難航しているものの、最終的には合意に達し、デフォルトは回避されるなど楽観的な見方が広がったことから、週明けから堅調な動きとなった。その後は、堅調な動きが続く中で、ギリシャ支援プログラムが年末まで延長されるとの報道を受けて一時140.66まで上昇したものの、EU外交筋、メルケル独首相が否定したことや、ユーログループ議長が「ギリシャはユーロ離脱の方向に向かっている」と発言したことから、終盤は上値の重い動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。22日に首脳らが事態打開に向けて緊急会議を開催するが、それまでにEU、ECB、IMFの3機関がギリシャとの合意、又はそれに準ずる結果が必要であり、それがない場合には、首脳協議も意味が薄れてしまう。そして、ギリシャのデフォルトの可能性が高まる場合(月末のIMF向けの返済資金の目処が立たない場合)には、ユーロが主要通貨に対して一段の下げとなる可能性も考えられる。一方、デフォルトの可能性が後退する場合(月末の資金の目処が立つ)には、ユーロの上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

192.97 〜 196.33

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された英国の物価関連の経済指標が予想を上回る結果となったことから、英ポンドが主要通貨に対して上昇となり、ポンド/円は序盤から堅調な動きとなった。また、英失業率が2008年以来の低水準に留まったことや、賃金の伸びが加速したことを受けて、英雇用市場の勢いが強まりつつある状況が示されたことを好感して、英ポンドは一段の上昇となった。ポンド/円は、週明けの191.42から195.85まで上昇し、2008年9月以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、やや上値の重い展開が予想される。ここにきて、英国の経済指標の改善が続いていることから、引き続き堅調な動きが考えられる。賃金上昇から賃金インフレが進み、物価全体を押し上げる可能性もあり、年内の利上げ期待も高まりつつあることから、引き続き堅調な動きが考えられる。ただ、週間ベースでは10週連続の上昇が続いており、高値を警戒する見方も強まっていることから、一旦調整の動きとなる可能性も想定しておきたい。特に、強気相場が続いただけに、調整の動きとなる場合には早い動きとなる可能性も考えられることから注意したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.47 〜 96.30

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された米経済指標が悪化し、ドルが主要通貨に対して下落したことから、豪ドルは対ドルで底固い動きとなり、対円でも堅調な動きとなった。ただ、豪州の景気関連の経済指標が3ヵ月連続のマイナスとなったことから、やや上値の重い動きとなった。そして、米FOMCで、米国の利上げペースが緩やかになると見方が広がったものの、反応は限定的で96円台ではやや上値の重い動きとなり、週末には95円台まで下げる動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。先週は、景気指数がマイナスとなったことで、豪州経済に対する不安の声も出ている。そのため、今週発表される別の豪州の景気指数(23日)の結果には注目したい。また、ギリシャ情勢(22日に欧州首脳会議)や、中国の製造業指標(23日)の結果を受けて、投資家のリスク志向が変化する場合にも注意したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.98 〜 10.15

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された米経済指標が悪化したことを受けて、ドルが対南ア・ランドに対して下落したことから、対円でも序盤は底固い動きとなった。そして、南アフリカの消費者物価や小売売上高が予想を上回る結果となったことから、ランドは堅調な動きとなった。また、米FOMCで米国の経済予想が下方修正されたことで、年内の利上げペースが緩やかになるとの見方が広がったことから、ランドは対ドルで上昇となり、対円でも9.90から10.09まで上昇する動きとなった。
今週は、やや上値の重い展開が予想される。米国の経済見通しが下方修正されたものの、年内の利上げ開始の可能性は依然として高いことから、対ドルでの上昇も一時的と考えられる。また、今週から労使交渉も始まる予定であり、主要な鉱山労働組合は強気の要求をしていることから、混乱も予想される。ストライキ突入などの事態となるようなら、ランド相場にも大きく影響する可能性も考えられるため、動向に注目したい。ただ、週序盤は、前週の流れを受けて、比較的堅調な動きも考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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