SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 22:14:33

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年11月17日

週間マーケット展望  2014年11月17日

先週の振返り

先週は、安倍首相が早期の衆院解散・総選挙を検討しているとの報道を受けて、円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。また、堅調な株価動向も円売り材料となった。ただ、英ポンドは、最近の経済の失速懸念を背景に、英中銀が経済成長やインフレ予想を下方修正したことを受けて、主要通貨に対して軟調な動きとなった。一方、ユーロは、ユーロ圏GDPが予想を上回る結果となったことや、スイス中銀のユーロ買い介入に対する警戒感などから、主要通貨に対して堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、消費税再増税の延期と衆院解散・総選挙に関する動向が焦点となる。安倍首相は、週半ばにかけて最終的な判断をするとの報道が出ており、注目が集まっている。そして、17日の日本のGDPの結果に注目したい。7-9月期の予想は2.2%となっている。しかし、4-6月期が-7.1%だったことを考慮して試算をすれば、2.2%では理論的に増税は経済を圧迫する結果となる。そして、本田内閣官房参与は、7-9月GDPが年率3.8%以下なら消費税再増税は問題外と発言したとの報道もあり、GDPの結果が増税先送りのハードルとなるだろう。ただ、首相がどのような判断を下すのか注目されている。また、GDPが予想を上回ったユーロ圏や、成長見通しが下方修正された英国の経済指標の結果にも注目したい。そして、ここまで株高・円売りの流れが強かったが、株高や円売りの流れが止まる場合には注意が必要だろう。

通貨毎の展望を確認!

米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

113.87 〜 117.94

 

今週の予想

先週は、週明けから米長期金利が上昇し、日米金利差拡大観測を背景に円売り・ドル買いが優勢となり、ドル/円は週明けから堅調な動きとなった。そして、安倍首相が早期の衆院解散・総選挙、消費税の再増税の先送りを検討しているとの報道を受けて、ドル/円は週末にかけて116.83まで上昇し、2007年10月以来の高値を付ける動きとなった。今週は、堅調な展開が予想される。安倍首相は、衆院解散・総選挙と消費税再増税に関して、週半ばにかけて最終的な判断するとの報道も出ており、どのような判断をするのか注目されている。その判断により円が大きく動くことも想定しておきたい。先週は、米経済指標が比較的堅調な結果となっていたが、今週も住宅関連など重要な指標発表が続くことから、結果には注目したい。堅調な結果が続くようなら、利上げの時期に関してタカ派的ムードが強まり、ドルを後押しする材料となる可能性が考えられる。ただ、急速な上昇が続いていることから、やや荒っぽい動きとなる可能性も考えられるため注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

144.30 〜 146.98

 

今週の予想

先週は、ECBがバランスシートを拡大する方針を再確認するとともに、資産購入を拡大する準備があると表明したことが引き続き材料視され、週明けはやや上値の重い動きとなった。しかし、安倍首相が早期の衆院解散・総選挙を検討しているとの報道から円売りが優勢となり、ユーロ/円は堅調な展開が続いた。そして、ユーロ圏のGDPが市場予想を上回ったこともあり、ユーロ/円は週末に145.84まで上昇し、2008年10月以来の高値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。注目は、安倍首相が早期の衆院解散・総選挙などに関する判断を表明するかどうかである。その判断によって円が大きく動く可能性もあるため注意したい。先週、ユーロ圏のGDPが予想を上回る結果となったが、今週は、ユーロ圏の主要な経済指標が発表される予定であり、GDPの改善を裏付けるような内容ならば、堅調な動きが続く可能性もあるだろう。ただ、ECBによる国債買い取り型の量的緩和への観測が根強く、円売り要因が失速(安倍首相が判断の表明を先送りするなど)する場合には、ユーロ/円は上値の重い動きとなる可能性も想定しておきたい。また、ドラギECB総裁の講演での発言にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

179.67 〜 183.08

 

今週の予想

先週は、週明から取引材料に乏しく、やや方向性に欠ける動きとなった。しかし、安倍首相が早期の衆院解散・総選挙を検討しているとの報道を受けて、円を売る動きが優勢となり、ポンド/円は184.67まで上昇し、2008年9月以来の高値を付ける動きとなった。しかし、英中銀が成長率の見通しを下方修正したことや、利上げ観測が後退したことを受けて、週後半には181円台まで下げる動きとなった。今週は、軟調な展開が予想される。当初は早ければ年内にも利上げとの予想も出ていたが、英経済の失速を背景に、最近では2015年後半から2016年前半となるとの予想がコンセンサスとなっていた。ただ、一部では、来年前半にも利上げの可能性との見方も残っている。しかし、先週の英中銀の四半期報告で、経済見通し、インフレ見通しが下方修正されたことから、利上げは2015年後半から2016年前半になるとの市場予想を裏付ける内容となった。このことから、引き続きポンドは軟調な動きが続く可能性も考えられる。そして、18日の物価関連や、20日の小売売上高などの英国の主要な経済指標の結果にも注目したい。また、日本の解散・総選挙や、増税先送りに関する首相の発言には注意したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

98.78 〜 102.32

 

今週の予想

先週は、鉄鉱石や石炭価格の世界的な下落によって、オーストラリアの今年の輸出総額が押し下げられる見通しとの報道を受けて、序盤の豪ドル/円はやや上値の重い展開で始まった。しかし、その後は、日本で年内の解散・総選挙、増税先送りとの報道を受けて、円売りが優勢となった。また、堅調な株価動向や、ユーロ圏のGDPが予想を上回ったことなどから投資家心理も改善し、豪ドル/円は週末に101.87まで上昇し、2013年5月13日以来の高値を付ける動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。引き続き、日本の衆院解散・総選挙の可能性に注目が集まっており、海外から帰国した安倍首相の発言には注意したい。そして、今週は豪州の重要な経済指標の発表がないものの、株価動向やコモディティ価格の動向には注意したい。鉄鉱石の価格は年初来から44%下落しており、豪財務相がコモディティ価格の下落は財政赤字削減の取り組みに悪影響を与えると警告している。鉄鉱石、石炭、金、原油などは、中国の景気減速などを背景に価格が下落しており、輸出規模が大きいだけに、価格下落が続くようなら、豪州経済をさらに圧迫する可能性もある。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

10.14 〜 10.60

 

今週の予想

先週は、週明けやや新規材料に乏しく、小動きの展開で始まった。そして、南アの製造業生産が市場予想を大きく上回る結果となったことや、安倍首相が早期衆院解散・選挙を検討しているとの報道を受けて円売りが強まったことから、ランド/円は堅調な動きとなった。週後半には、南アフリカの鉱物生産量が改善したものの、金生産量が9ヵ月連続のマイナスとなったことからやや上値の重い動きも見られた。ただ、日本の安倍首相が解散総選挙に打って出るとの観測から円売りが続いたことや、ユーロ圏のGDPが予想を上回ったことで、投資家心理が改善し、ランド/円は10.50まで上昇し、2013年5月28日以来の高値を付ける動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。引き続き、日本の衆院解散・総選挙の可能性が高く、安倍首相の発言に注目が集まっている。消費税再増税の延期、解散・総選挙となる場合には、一段の円売りとなる可能性も想定しておきたい。南アの指標発表では、19日に消費者物価指数、20日に政策金利発表が予定されており、結果には注目したい。先週末に急速な上昇となったことや、南アの経済・政治に対する不安要素が残っていることから、円売りの流れが止まる場合には反落の可能性にも注意が必要だろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.