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2024-03-28 21:22:44

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年10月27日

週間マーケット展望  2014年10月27日

先週の振返り

先週は、9月後半から続いた世界的な株価下落が一服し、主要株価が反発する動きとなった。これを受けて、投資家のリスク回避の動きが後退し、安全資産として買われてきた円を売る動きが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、ユーロは、ECBがカバード債を購入したほか、社債購入を検討しているとの報道を受けてやや上値の重い動きとなり、米ドルは米国で新たなエボラ感染者との報道を受けて上値の重い動きとなった。

今週の展望

今週は、米FOMCと日銀金融政策決定会合の結果など、日米の金融政策に対する思惑に注目が集まっている。前者は、予定通りに量的緩和が終了するのか、低金利政策に関して『相当な期間』維持するとしている文言が削除されるかがポイントとなるだろう。量的緩和が終了、文言削除となれば、米国の利上げ期待が高まり、ドルの支援材料になる一方、エマージング通貨に対しては圧迫材料となる可能性が考えられる。また、後者に関しては、日本のインフレ率が1%を割り込む確率が大幅に高まったとの報道が流れたことから、追加緩和に踏み切るとの臆測も再燃している。そのため、31日の日本の消費者物価指数、日銀金融政策決定会合には注目したい。そして、堅調な展開が続いた株価動向や、エボラ出血熱の感染報道などにも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

106.26 〜 108.75

 

今週の予想

先週は、世界的な成長減速の兆候が見られる中、米利上げ観測が後退したとの見方から、ドルは主要通貨に対してやや上値の重い動きとなった。その後、欧米の株価が大きく上昇したことや、米国の堅調な経済指標結果を受けて、ドルは堅調な動きとなった。そして、投資家のリスク志向の動きが強まり、安全資産とされる円を売る動きが優勢となったことから、ドル/円は108.36まで上昇し、10月8日以来の高値を付ける動きとなった。今週は、やや上値の重い展開が予想される。注目は、28-29日のFOMCであり、当初の予定通り、ここで量的緩和が終了するのか、低金利政策に関するフォワードガイダンスで『相当な期間』との文言が削除されるのかどうかに注目したい。そして、世界経済の成長鈍化が指摘される中で、決定を先送りするとの見方もあり、結果を受けて大きく動く可能性も想定しておきたい。特に、『相当な期間』との文言が削除される場合には、ドルの支援材料となり、エマージング通貨にも影響する可能性が考えられることから注意したい。この他では、28日の米耐久財受注(前回から改善予想)、30日の米GDP(下方修正予想)の結果にも注意したい。そして、週末31日の日本の消費者物価指数と日銀金融政策決定会合にも注意が必要だろう。また、米国におけるエボラ感染に関連する報道にも引き続き注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

135.21 〜 137.94

 

今週の予想

先週は、前週の流れを受けて、週明けから堅調な展開で始まった。しかし、ECBが2日連続でカバード債を購入したほか、社債購入を検討しているとの報道を受けて、主要通貨に対して軟調な動きとなり、ユーロ/円は137円台から135円台前半まで下げる動きとなった。その後、ドイツやユーロ圏の景況指数が改善したことや、欧米の株価が大きく上昇したことを受けて、投資家のリスク回避の動きが後退し、ユーロ/円は再び137円台まで上昇する動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。欧米の株価が反発したことを受けて堅調な動きが見られたものの、ユーロ圏経済の先行き不透明感が引き続き根強いことや、ECBが追加措置を検討しているとの見方から、やや上値は限定的と考えられる。特に、週明けにはECBの銀行に対するストレステストの結果(結果公表は26日)が明らかとなっていることから、週明けからの動きには注意したい。そして、米国のFOMC、日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁の会見など、円相場を動かす可能性があるイベントもあることから、こちらにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

171.08 〜 175.02

 

今週の予想

先週は、週明けやや材料に乏しい中、株価が上昇したことを受けて、堅調な展開で始まった。しかし、英経済指標が予想を下回る結果となったことや、英MPC(金融政策委員会)の議事録公開で2人の委員が利上げを主張したものの、声明で経済のスラックを吸収するペースが鈍化している兆候があるとしたこと、ユーロ圏の低迷がリスクを高めるとしたことを受けて、軟調な動きも見られた。その後は、欧米の株価が大きく上昇したことから、投資家のリスク回避の動きが後退し、円を売る動きが優勢となった。これを受けて、ポンド/円は174.03まで上昇し、2週間ぶりの高値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。下落が続いた株価が値を戻す動きが続いており、引き続き堅調な株価動向が続くようなら、ポンド/円も堅調な展開が続く可能性が考えられる。経済のスラックが改善しているものの、ユーロ圏の低迷がリスクを高めるとしたことで、利上げに対する慎重な見方も出ており、利上げ時期の後退観測が広がっている。そのため、やや上値は限定的と考えられる。また、カナダで銃乱射事件が発生し、テロに対する警戒感が高まったこと、エボラ感染が収束していない状況を考えると、新たな報道が出た場合にリスク回避の動きが再び強まる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

93.56 〜 96.03

 

今週の予想

先週は、週明けから小動きながら株価が堅調な動きとなったことから買いが入る一方、RBA議事録で豪ドル高牽制が維持されたことや、中国GDPが政府目標を下回ったことから売りが出るなど、序盤の豪ドル/円は売り買い交錯するもみ合いの展開が続いた。しかし、豪州の経済指標が予想を上回ったことや、欧米の株価が大きく上昇したことを受けて、豪ドル/円は95.28まで上昇し、2週間ぶりの高値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。世界的に大きく下落した株価の反発が続いており、株価の反発が続くようなら、堅調な展開が続く可能性が考えられる。ただ、米FOMCで緩和策の終了や、早期利上げを連想させる声明などが出る場合には、一旦調整の動きとなる可能性も想定しておきたい。また、豪州の今週発表される物価関連の経済指標にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.67 〜 10.00

 

今週の予想

先週は、世界的に株価が反発したことを受けて、序盤から堅調な動きとなった。しかし、南アフリカの財務省が、2014年のGDP伸び率予想を2.7%(今年2月時点)から1.4%に下方修正し、2009年のリセッション以降で最低となることから、主要通貨に対して上値の重い動きとなる場面もあった。その後は、欧米の株価が大きく反発したことを受けて、ランド/円は9.89まで上昇し、9月18日以来、約1ヵ月ぶりの高値を付ける動きとなった。今週は、やや上値の重い動きが予想される。米国の利上げ観測が後退したことで、対ドルで上昇となっており、対円でも底固い展開が続いている。注目は、29日のFOMCであり、ここで米国の利上げ時期の後退を連想させる声明などが出るようだと、堅調な動きが続く可能性も考えられるが、早期利上げが期待される内容だと、ランドは軟調な動きとなる可能性も考えられる。そして、南アフリカでは、28日の失業率、30日の財政収支、31日の貿易収支が予定されている。特に、貿易収支はここまで6ヵ月連続でマイナスが続いており、今回の市場予想もマイナスであることから注意したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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