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2024-04-19 11:27:07

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年8月4日

週間マーケット展望  2014年8月4日

先週の振返り

先週は、米国のFOMCやGDP、雇用統計など、重要な経済指標の発表を控えて、週明けから様子見ムードも出ており、序盤のドル円・クロス円は小動きの展開となった。そして、米GDPが予想以上の伸びとなったことを受けて、堅調な動きとなったものの、アルゼンチンがデフォルトになったことを受けて、エマージング通貨を中心に軟調な動きとなった。また、世界的に株価が下落したことから、リスク回避の円買いが優勢となる場面もあった。そして、週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことや、失業率が悪化したことから、ドルが主要通貨に対して下落する動きとなった。また、重要イベントの終了や、週末のポジション調整などもあり、ドル円・クロス円は大きく下げる動きも見られた。

今週の展望

今週は、やや上値の重い展開が予想される。アルゼンチンが約12年ぶりにデフォルトに陥ったことを受けて、世界的に株価が下落しており、エマージング通貨にも影響が出ている。週明けも株価の下落などの影響が続く場合には、投資家のリスク回避の動きから、比較的安全資産とされる円を買う動きが強まる可能性も考えられる。また、米雇用統計の結果を受けて、早期利上げ期待が後退していることから、ドルも上値の重い動きが考えられる。一方、ユーロは引き続きウクライナ情勢や、対ロシア制裁がユーロ圏経済に影響が出るとの懸念が圧迫要因となっており、それぞれ懸念が解消されなければ、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.86 〜 103.09

 

今週の予想

先週は、米国の重要なイベントを控えて様子見ムードが強かったものの、米経済指標が堅調な結果となったことや、FOMCでタカ派的姿勢が示されるとの観測も出ており、序盤から小動きながら堅調な動きとなった。そして、FOMCでは、6会合連続で債券購入額を縮小したことや、インフレ率が目標水準に近づいているとの声明を好感して、ドル円は4月8日以来の高値を付ける動きとなった。しかし、労働市場のスラックは残っていると指摘したことや、相当期間ゼロ金利を続けることが適当との方針を据え置いたことから、上値は限定的となった。そして、週末の米雇用統計では、失業率が上昇し、非農業部門雇用者数が予想を下回る結果となったことから、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。 今週は、やや軟調な展開が予想される。米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが6ヵ月連続で+20万人以上となったことが好感されたものの、賃金などの伸びが縮小したことで、市場で期待感が高まっていた、早期利上げ観測が後退したことから、目先上値の重い動きが考えられる。また、重要なイベントが終了したことや、米議会も夏期休会となったことで、やや一服感も出ている。そのため、先週103円台まで押し上げたドル買いの調整が出るようなら、軟調な動きが続く可能性も考えられる。  テクニカル的には、一目均衡表の雲を上抜けたことから一段の上昇となったものの、オシレーターのMACDでは、先週末に両線の乖離幅が縮小していることから、目先先行するラインが下向きとなる場合には、軟調な展開が続く可能性も考えられるため注目したい。下値のポイントは、雲上限の101.99〜101.93(月〜金)、ここを下抜けるようなら101.86(61.8%戻しのポイントと)にも注目したい。上値のポイントは103.09、ここを上抜ける動きとなる場合には、104円台を目指す展開も期待できるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

136.23 〜 138.70

 

今週の予想

先週は、取引材料に乏しい中で、米国の重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードが強まっていたこともあり、序盤は小動きの展開が続いた。そして、米国のGDPが予想を大きく上回ったことから、投資家のリスク回避の動きが後退し、ユーロ円は堅調な動きとなった。また、ユーロ圏の失業率が改善し、リセッションから回復の兆しが見え始めたものの、やや上値は限定的となった。その後も、ポルトガルの銀行大手の経営不安や、ウクライナ情勢の緊迫化、米雇用統計が悪化したこともあり、上値の重い動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。依然として、ウクライナ情勢の緊迫化や、対ロシア追加制裁がユーロ圏経済に与える影響が懸念されている。そして、ユーロ圏の失業率が改善されたものの、依然として過去最悪に近い水準に位置していることや、インフレ率が「危険水域」とする水準にとどまっていることを考えれば、上値は限定的と考えられる。今週は、7日ECB理事会が注目される。6月に決定した利下げの効果がまだ限定的であることから、引き続き利下げ効果を見極める姿勢が維持されるとの見方がコンセンサスである。特に、ドラギ総裁の会見での発言には注意したい。そして、アルゼンチンのデフォルトや、対ロシア追加制裁が欧州経済に悪影響を及ぼすとの懸念が高まるようなら、引き続きリスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。  テクニカル的には、オシレーターのMACDでは両線がゴールデン・クロスとなり、乖離幅が拡大していることから、堅調な動きも考えられる。ただ、先週末のローソク足の足型から、目先軟調な動きも想定しておきたい。目先の上値のポイントは、@138.08 A138.45 B138.59〜138.70(雲下限ライン 月〜金)近辺まで考えられる。一方、下値のポイントは@136.83 A136.37 B136.23 まで考えられ、Bを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

171.82 〜 173.86

 

今週の予想

先週は、英国の主要な経済指標の発表がなかったことや、米国の重要な経済指標の発表を控えて様子見ムードも強く、序盤は小動きの展開が続いた。その後、米経済指標が予想以上に改善したことから、リスク回避の動きが後退し、円が主要通貨に対して売られる動きとなった。そして、堅調な景気回復が続いており、米国と同様に利上げ時期が近い英国のポンドも堅調な動きとなった。ただ、週後半にはアルゼンチンのデフォルトや、米雇用統計で雇用者数の伸びや失業率が予想より悪化したことが影響して、一段の下げとなった。 今週は、底固い展開が予想される。先週改めて英国経済の堅調さが見直されたことなどから、堅調な展開が続く可能性が考えられる。今週は、7日の金融政策発表や8日の英貿易収支の結果に注目したい。金融政策発表では、政策金利などは据え置きがコンセンサスであるが、利上げ時期に関しては、メンバー間で意見の違いも見られることから、利上げに関する声明や要人発言には注目したい。また、貿易収支では赤字縮小が予想されており結果には注目したい。ただ、ウクライナ情勢やアルゼンチンのデフォルトを背景に、リスク回避の動きが出るようなら、上値の重い動きとなる可能性も想定しておきたい。  テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲上限近辺まで下げており、ここを完全に下抜けるのかどうかに注目したい。今週の雲上限ラインは172.59〜172.89(月〜金)、ここを下抜ける場合には、雲下限の171.82〜172.18が下値のサポートラインとなる。上値のポイントは@172.92 A173.41 B173.86 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.39 〜 96.18

 

今週の予想

先週は、米国の重要な経済指標の発表を控えていたことから、序盤から様子見ムードも強く、小動きの展開となった。ただ、オーストラリアの経済指標が市場予想を下回る結果となったことを受けて、豪ドルは主要通貨に対してやや軟調な動きとなった。そして、週後半には、アルゼンチンの債務不履行を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、欧米の株価が下落する動きとなったことを受けて、豪ドル円は軟調な動きとなった。また、週末の米雇用統計で、雇用者数の伸びや失業率が予想より悪化したことを受けて、一段の下げとなった。今週は、やや上値の重い展開が予想される。先週は、豪州の主要な経済指標の発表がなく、独自材料に乏しい中、豪ドル/円は小動きの展開が続いた。今週は、5日に貿易収支、金融政策発表、7日に雇用統計など、重要な豪州の経済指標の発表が予定されており、結果には注目したい。特に、金融政策発表では、据え置きがコンセンサスだが、2Qのインフレ率が上昇していることや、隣国のニュージーランドが4会合連続で利上げを実施していることから、一部で金利先高観も出ている。ただ、自国経済や最大の貿易相手国である中国経済への懸念を背景に、容易には利上げに踏み切れないだろう。そのため、据え置きとなった場合でも、利上げ期待のあった分やや軟調な動きとなる可能性も想定しておきたい。テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲上限に近づいており、目先ここを下抜けるのか、サポートされるのか注目したい。今週の雲上限ラインは、95.33〜95.46(月〜金)、ここを下抜ける場合には、雲下限ラインの94.68〜94.77を目指す展開が考えられる。また、オシレーターのMACDでは、週明けにもデッド・クロスとなることからやや軟調な展開が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.48 〜 9.71

 

今週の予想

先週は、序盤やや取引材料に乏しい中、欧米の対ロシア追加制裁の可能性を背景に、ロシア通貨が下落となり、これを受けてエマージング通貨も下落する動きとなった。そのため、南ア・ランドも主要通貨に対して軟調な動きとなった。また、南ア失業率が悪化したことや、電力発電が5ヵ月連続でマイナスとなったことも圧迫材料となった。そして、週後半には、アルゼンチンがデフォルトに陥ったことや、米雇用統計が予想を下回ったことを受け、円買いが優勢となり、ランド/円は軟調な動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。米国の重要なイベントが終わり、やや材料に乏しくなる中で、引き続きロシアやアルゼンチンの懸念要因を背景に、株価やエマージング通貨が軟調な動きとなる可能性も考えられる。先週は、一部経済指標が悪化する結果があったものの、財政収支や、貿易収支が予想より改善したことで、やや底固い動きも見られている。このことから、ウクライナ情勢などが緊迫化しないようなら、エマージング通貨の買い戻しの動きも考えられる。その場合には、南ア・ランドも底固い展開となる可能性も考えられる。テクニカル的には、先々週に続き、上値のポイントである9.71で上値が抑えられてたことに加えて、終値ベースで一目均衡表の雲上限を上抜けなかったことから、下げに転じる動きとなった。そして、一時雲下限を下回る場面もあった。目先は、完全に雲下限を下抜けるかどうかに注目したい。その場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小しており、デッド・クロスとなる場合には下げ継続にシグナルとなることから注目したい。下値のポイントは@9.56 A9.52 B9.41 近辺まで考えられる。一方、上値のポイントは雲下限の9.61〜9.59(月〜金)、ここを上抜ける場合には雲上限の9.68(月〜金)がポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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