SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-19 14:01:57

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年7月22日

週間マーケット展望  2014年7月22日

先週の振返り

先週は、世界的に株価が上昇したことなどを背景に、序盤の米ドル/円・クロス円は堅調な動きとなった。そして、米ドルや英ポンドは、当局者が利上げの時期が早まる可能性に言及したことから、主要通貨に対して堅調な動きとなったものの、ユーロはECBメンバーが「債務危機が再燃する恐れがある」との見解を示したことから、主要通貨に対して軟調な動きとなる場面もあった。しかし、その後ウクライナ上空でのマレーシア航空機の撃墜や、イスラエルがガザ地区へ地上侵攻したとの報道を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。そのため、円がすべての主要に対して上昇する動きとなった。

今週の展望

今週は、やや上値の重い展開が予想される。ウクライナやパレスチナ情勢に注目が集まっており、先週末には一旦相場も落ち着いたものの、今週も鎮静化が見られない場合には、引き続きリスク回避の動きが強まる可能性も想定しておきたい。その中で、欧米の重要な経済指標の発表も予定されており、結果を受けて経済の先行き観測や、金融政策(利上げ時期や、追加緩和策)に関する思惑で動く可能性も考えられることから、指標の結果にも注目したい。

通貨毎の展望を確認!

米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

100.76 〜 102.01

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された米経済指標がまずまずの結果となったことを受けて、米ドル/円は堅調な動きとなった。そして、注目されたイエレンFRB議長の議会証言では、労働市場に『著しいたるみ』が残ると発言したものの、労働市場が予想より速いペースで回復を続ければ、想定より早く利上げをする可能性があると発言したことを好感し、米ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、期待されていた住宅関連の指標が悪化したことや、ウクライナ上空でマレーシア航空が撃墜されたとの報道を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、軟調な動きとなった。しかし、週末にはやや値を戻す動きとなった。 今週は、やや上値の重い展開が予想される。引き続き、ウクライナやパレスチナ情勢の緊迫を背景に、リスク回避の動きも意識されることから、上値の重い展開が考えられる。今週も重要な経済指標の発表が予定されているが、先週予想以上に良好となった製造業関連の指標や、中古住宅販売、耐久財受注など、前回を上回るとの予想が出ていることから、結果には注目したい。そして、リスク回避の動きが後退し、指標結果が堅調な結果となるようなら、米ドル/円の上昇も期待できる。テクニカル的には、短期的な下値のポイントである101.07近辺に近づいたものの、先週末に反転している。101.07を下抜けるようなら、一段の下げとなる可能性も考えられる。その場合の下値目標の計算値は100.60と計算できる。しかし、101.07の下には、重要なポイントである101.00、100.82、100.76と続いていることから、底固い動きも予想される。上値のポイントは、直近のトレンドラインの101.62〜101.39(月〜金)、ここを上抜ける場合には一目均衡表の雲下限ラインの102.01〜101.97(月〜金)まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

136.23 〜 138.08

 

今週の予想

先週は、懸念が高まっていたポルトガルの上場銀行の財務状況をめぐる懸念が和らいだとの見方から、週明けのユーロは値を戻す動きが先行した。しかし、ECB理事会メンバーが、経済改革や財政緊縮化を進めなければ、ユーロ圏は債務危機が再燃する恐れがあるとの見解を示したことが再び材料視され、ユーロ圏経済の先行き懸念が高まったことから、ユーロは軟調な動きとなった。そして、ウクライナ上空でマレーシア航空が撃墜されたとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まり、株価が大きく下落したことも加わったことから、ユーロ/円は136.71まで下落し、2月5日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。注目されたユーロ圏のインフレ率が依然として2009年11月以来の低水準に位置しており、物価上昇が抑制されていることが明らかとなった。ECBは、金融政策に関して年内は様子見との見方がコンセンサスだが、資産購入の追加措置が打ち出されるとの見方も出ていることから、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。そして、今週は25日にユーロ圏の6月マネーサプライの発表が予定されており、利下げの効果が出ているのかを確認したい。テクニカル的には、下値のポイントである137.49を下抜けたことから、一段の下げとなっており、目先の下値目標の計算値は136.66と計算できる。そして、ここを下抜ける場合には、重要な下値ポイントである136.23まで想定しておきたい。また、オシレーターのMACDでは両線が下向きで乖離幅が拡大していることにも注目したい。上値のポイントは137.55、ここを上抜ける場合には、トレンドラインの137.99〜137.56(月〜金)が次のポイントとなり、ここを上抜ければ目先一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

172.15 〜 174.29

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された英インフレ率が1月以来の高水準に達したことや、英失業率が2008年10-12月以来5年半ぶりの低水準となったこと、また雇用者数が1971年以降で最大となったことを受けて、英ポンドは主要通貨に対して堅調な動きとなった。対ドルでは、2008年10月以来の高値を更新し、対円では1週間ぶりの高値を付ける動きとなった。しかし、マレーシア航空機が撃墜されたとの報道を背景に、リスク回避の動きが強まったことから、ポンド/円は172.69まで下落し、6月30日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。目先は、ウクライナ情勢や、イスラエルのガザ侵攻などの懸念が残っており、再びリスク回避の動きが強まる場合には、軟調な動きが続く可能性も想定しておきたい。しかし、先週の指標結果を受けて、英国経済に対する楽観的な見方もあることから、下値は限定的と考えられる。また、今週は23日にBOE議事録公開、24日に英物価関連指標、25日に英GDPの発表が予定されており、結果には注目したい。特に、議事録では、政策金利が全会一致で決定されているものの、利上げ実施時期が近づいていると指摘するメンバーもいることから、利上げに関する議論がされているのかどうかにも注目したい。テクニカル的には、5月末からのトレンドラインを完全に下抜けたことから一段の下げとなっている。また、下値のポイントである172.97を一時下抜けたものの、終値ベースでは値を戻している。目先は、172.97を完全に下抜けるかどうかに注目したい。ここを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。そして、172.97を下抜ける場合の下値目標の計算値は172.15、この下には171.96(6月13日に明けた窓埋めのポイント)、171.49〜172.03(一目雲上限ライン 月〜金)などの重要なポイントもあることから、合わせて注目しておきたい。また、オシレーターのMACDでは、両線が下向き継続で乖離幅も拡大しており、軟調継続のシグナルとなっていることにも注目したい。上値のポイントは173.59、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.39 〜 95.98

 

今週の予想

先週は、ポルトガルの上場銀行の財務状況をめぐる懸念が和らいだとの見方から、下落していた株価が上昇に転じたことなどを好感して、序盤から堅調な動きとなった。しかし、イエレンFRB議長が議会証言において、想定より早く利上げをする可能性があると発言したことを受けて株価が下落する動きとなり、エマージング通貨が軟調な動きとなった。さらに、マレーシア航空の旅客機がウクライナ上空で撃墜されたとの報道を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、豪ドル/円は94.39まで下落し、6月2日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、軟調な展開が予想される。イラク問題がやや鎮静化したものの、ウクライナ情勢やイスラエルのガザ地区侵攻などの問題が残っており、再びリスク回避の動きが高まる場合には、豪ドル/円の一段の下げとなる可能性も考えられる。そして、主要な豪州の経済指標の発表がないことや、年内の利上げ期待の後退などから、当面上値の重い展開が続く可能性が考えられる。テクニカル的には、先週末に一目均衡表を下抜ける場面もあったものの、値を戻している。18日(±2日)は相場の流れが加速・反転する可能性が高まる日柄であり、丁度反転した形となっている。目先の上値ポイントは95.50、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられるが、上抜けない場合には再び軟調な流れとなる可能性も想定しておきたい。下値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの94.88〜95.13(月〜金)、ここを下抜ける場合には雲下限ラインの94.77〜94.66(月〜金)がポイントとなる。そして、終値ベースで雲下限を下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられることから注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.28 〜 9.65

 

今週の予想

先週は、堅調な株価動向や、南ア経済指標が予想を上回る結果となったことを背景に、序盤から堅調な動きとなった。しかし、日米の大手自動車会社が、部品調達先のストライキなどが原因で、南アフリカの工場での生産を一部停止すると発表したことを受けて、南アランドはやや上値の重い動きとなった。その後、マレーシア航空の旅客機がウクライナ上空で撃墜されたことを受けて、リスク回避の動きが強まり、南アランド/円は9.41まで下落し、3月24日以来の安値を付ける動きとなった。ただ、週末には9.50台まで値を戻す動きとなっている。今週は、上値の重い展開が予想される。引き続き南ア国内ではストライキの動きも継続しており、完全な終決までには時間を要する可能性もある。実際に外資系企業の操業や、資源生産への影響も続いていることから、上値は限定的と考えられる。また、ウクライナやパレスチナ情勢の緊迫化も投資家のリスク回避の動きにつながりやすいことから、状況が悪化する場合には、南アランド/円の一段の下落につながる可能性も考えられる。そして、先週は南ア中銀が利上げを決定したものの、事前に予想されていたことや、引き上げ幅が小幅だったことから影響は限定的だったが、追加の利上げの可能性が高まるようなら、底固い動きとなるだろう。テクニカル的には、9.41〜9.54でのレンジ内の展開が続いており、レンジを抜けた方向に動き可能性が考えられる。そのため、目先上下どちら側に抜けるのかに注目したい。9.54を上抜ける場合には、@9.57 A9.60 B9.65 が目先のポイントとなり、9.41を下抜ける場合には@9.38 A9.33 B9.28 が目先の下値ポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.