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2024-04-19 23:39:17

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年5月12日

週間マーケット展望  2014年5月12日

先週の振返り

先週は、ウクライナ情勢の緊迫化に対する懸念や、タイの政情不安が材料視され、序盤は安全通貨とされる円を買う動きが優勢となった。しかし、全体的に値動きはやや限定的だった。その後は、イエレンFRB議長が議会証言で「米経済の回復が強まるまで金利は上がらない」と発言したことを受けて、米ドルが下落する場面もあった。また、ドラギECB総裁が、会見で「経済の回復は予想通り」と発言したことを好感して、ユーロは対米ドルで一時2011年10月以来の高値を付ける動きとなったものの、その後6月にも追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆したことを受けて、ユーロは主要通貨に対して大きく下落する動きとなった。

今週の展望

今週は、米ドル/円・クロス円は底固い展開が予想される。主要国の経済指標も比較的良好な結果が続いており、株価も堅調な動きとなっている。そのため、安全資産とされていた円を売る動きが続く可能性が考えられる。特に今週は、欧米の主要な経済指標の発表や、中国の経済指標の発表が予定されており、結果を受けて動く可能性も考えられることから、注目したい。そして、ウクライナ情勢や中国経済の懸念が拡大するようなら、リスク回避の動きから一時的に円を買う動きが強まる可能性も想定しておきたい。また、先週懸念されたタイの政情不安や、南シナ海の情勢が悪化する場合も、アジアの株、通貨などに影響がでる可能性も考えられるため注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.21 〜 103.03

 

今週の予想

今週は、底固い展開が続く可能性が考えられる。米経済指標が比較的堅調な上、対ユーロなどで上昇が続くようなら下値は限定的と考えられる。金融政策の話題も、年内の緩和策縮小、来年利上げ開始というのは変わらないだろう。そして、第1四半期のGDPが予想外の低下となったことはインパクトがあったが、悪化は悪天候の影響であり、第2四半期は3%以上の成長率になるとの見方が出ている。これらのことを考慮すれば、中長期的に米ドルは底固い動きから堅調な展開が予想される。ただ、ウクライナ情勢など、懸念されている衝突や問題が拡大するようなら、一時的に円買いが強まり、米ドル/円の動きにも影響する可能性もあるだろう。
テクニカル的には、101円台前半には重要な下値が複数あることから、この近辺が意識され、底固い展開が続いている。短期オシレーターのストキャスティクスでは両線がゴールデン・クロスして上向きに転じており、MACDでも先行するラインが下向きの動きがやや失速し、両線の乖離幅も縮小している。下値の重要なポイントは、@101.44円 A101.21円 B100.78円 となる。ABを下抜ける場合には、100円台割れも想定しておきたい。上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの102.79〜102.44円近辺と考えられる。また、5月14日(±2日)は相場の流れが転換・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性の変化にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.17 〜 140.99

 

今週の予想

今週は、軟調な展開が予想される。ユーロ圏の経済は回復基調にあるものの、高水準が続く失業率や、ECBの目標を下回るインフレ率など懸念材料もある。また、ユーロ相場の上昇は回復基調にあるユーロ経済を圧迫する要因にもなる。先週、ECB総裁が6月にも追加緩和の可能性を示唆したことは、ユーロ相場を冷やす効果としては十分だった。対米ドルでは、1.3995ユーロから1.3750ユーロ前半まで下落する動きとなり、対円でも大きな下げとなっている。6月初旬に発表されるスタッフの経済予想次第と条件を付けており、ここまでは上値の重い展開が続く可能性もあるだろう。そして、今週は5月15日にECBの懸念材料に一つでもある物価関連の指標が発表されるため、結果には注目したい。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線が下向きとなり、先行するラインがゼロポイントを下抜けている。また、両線の乖離幅が拡大していることから、両線が完全にゼロラインを下抜ける場合には、下げ継続のシグナルとなることから、ラインの動きに注目したい。また、一目均衡表の雲下限ラインが140.01円にあるため、ここを完全に下抜ける場合も一段の下げシグナルとなるため注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

169.51 〜 173.47

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。雇用環境の改善を背景に、英GDPは5四半期連続のプラス成長となるなど、主要国の中では改善が顕著になっているものの、やや織り込み済みである。そのため、市場では新たな材料待ちとなっており、ここまでは方向性に乏しい展開が続いている。しかし、今週5月14日には、英失業率、最新の四半期経済見通し、そしてカーニー中銀総裁の記者会見が予定されており、市場での注目も集まっている。今回も失業率は改善が予想されており、ポンド相場に影響する可能性が考えられる。また、中銀総裁の会見では、利上げ時期を特定するキーワードを発信するかどうかにも注目したい。
テクニカル的には、MACDの先行するラインが下向きとなり、両線の乖離幅がやや拡大したことから、やや軟調な動きが考えられる。ただ、一目均衡表の雲上限ラインが170.71〜171.02円にあり、ここが目先の重要な下値ポイントとなる。ここを下抜ける場合には、雲下限の168.78〜168.74円が次の下値ポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.27 〜 95.66

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。労働市場に改善が見られたものの、住宅や建設関連の指標が悪化するなど、豪州経済は本格的な改善には至っていない。また、豪ドル高の影響が景気回復の圧迫要因となっていることから、豪中銀総裁は依然として慎重姿勢を示している。そのため、目先の豪ドルは、やや軟調な動きが続く可能性も考えられる。そして、今週5月13日には、豪州の住宅関連の経済指標や、貿易上の関連が深い中国の主要な経済指標の発表も予定されており、結果には注目したい。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで、先行するラインがゼロライン手前で失速しており、ここから両線がクロスする場合には、反転シグナルとなる。また、短期サイクルでは、5月13日(±2日)に相場が動く可能性も考えられるため注目したい。そして、レンジ上限の95.32円、下限の94.53円を完全(終値ベース)に抜ける場合には、抜けた方向に動きが出る可能性があるため、方向性にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.64 〜 9.87

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。自国の経済指標の悪化も続いている上、中国経済の不透明感やウクライナ情勢の不透明感が圧迫材料になるだろう。南アフリカ国内では、大手鉱山のストライキなど、経済情勢の不安要素も残っている。そして、5月13日には南アフリカの鉱物生産が発表されるが、ストライキなどの影響が大きく、昨年12月から前月比マイナスが続いており、今回もマイナス幅の拡大が予想されている。また、5月14日の小売売上も同様に、12月以降マイナスが続いている。そのため指標結果には注目したい。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで、両線が先週末にゴールデン・クロスとなっていることから目先堅調な動きも考えられる。また、短期のストキャスティクスでもゴールデン・クロスとなっており週央まで堅調な動きとなる可能性も考えられる。上値のポイントは9.87円、ここを上抜ける動きとなれば一段の上昇も期待できるだろう。下値のポイントは、下限ラインの9.67〜9.87円、ここを下抜ける場合には、一目均衡表の雲上限の9.58〜9.66円が次の下値ポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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