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2024-04-20 04:48:22

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年3月24日

週間マーケット展望  2014年3月24日

先週の振返り

先週は、注目されたウクライナ南部クリミア半島でのロシア編入に向けた住民投票で、ロシアへの編入が承認されたものの、大きな混乱がなかったことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、円を売る動きが先行した。その後、欧米が制裁を発動し、ロシア側も対抗措置を取るなど緊張が続いているものの心配された軍事的な衝突もなく、目先やや一服となった。そして米国では、FOMCで緩和策の縮小が決定されたことや、フォワードガイダンスが変更されたことから、米ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、イエレンFRB議長が利上げ時期を示唆する発言をしたことも米ドルの後押し材料となった。一方ユーロは、主要国ドイツの経済指標の悪化を背景に、軟調な動きも見られた。

今週の展望

今週は、円買いの動きが強まる可能性も想定しておきたい。ウクライナ南部クリミア自治共和国の編入を進めるロシアと欧米の対立が続いており、現状では終息の目途が立っていない。その中で、欧米などの制裁発動がロシア経済に影響を与えるとの懸念も出ている。そして、これが新興国市場への動揺につながる場合には、リスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。また、中国で企業のデフォルトが続くようなら、中国経済に対する懸念も一段と高まる可能性が考えられる。特に、最近の中国の経済指標が予想を下回る結果が続いていることから、今週発表の指標結果にも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.21 〜 103.10

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。「緩和策終了後もかなりの期間は低金利政策を継続する」との声明で、「かなりの期間」に関して会見での質問に対して、6ヵ月程度を指すと発言したことを受けて、緩和策終了が今年の秋、そこから6ヵ月程度ということで、利上げ時期は来年前半と暗に時期を示唆することとなった。慣れない会見の影響だろうが、時期を示唆する結果となったことは大きいだろう。そのため、日米の金利差の拡大観測を背景に、「米ドル買い・円売り」の動きが続く可能性も考えられるが、引き続きウクライナ情勢や中国経済の動きには注意が必要だろう。また、対ロシア制裁がロシア経済に及ぼす影響や、中国経済への懸念が高まるようなら、リスク回避の動きが強まる可能性もある。
テクニカル的には、一目均衡表の雲下限近辺まで上昇したものの、その後は雲下限で上値が抑えられる動きとなった。そのため、今週も上値のポイントは雲下限の102.39〜102.45円に注目したい。ここを完全に上抜ける場合には、雲上限の103.10円が次のポイントとなる。下値のポイントは101.21円、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。その場合、下値目標の計算値は100.13円と計算できるため注目したい。そして、サイクル的に次のボトムは4月9日(±3日)と測ることができ、99.08円がボトムターゲットとして計算できることから注目したい。なお、103.77円を上回る場合には、継続するサイクルは崩れると考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.62 〜 142.24

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。欧米とロシアの対立が続いており、終息の糸口も見えない中で地政学的リスクも続いている。現状では、ウクライナ情勢が今よりも深刻にならない限り、ユーロ圏経済への大きな影響はないとの見方が広がっている。しかし、緩やかな改善が見られていただけに、ロシアと西側諸国の対立が続くようなら、今後発表される経済指標にも影響が出る可能性も懸念される。リスクが残っている以上、積極的には買い難い状況が続くと考えられる。また、堅調だったドイツの経済指標の悪化はユーロに不安を残す要因となっており、週前半のドイツの経済指標の結果次第では、目先の方向性が変わる可能性もあるため注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限近辺で下支えられて底固い展開が続いている。ただ、2月上旬からのトレンドラインを下抜けていることや、オシレーターのMACDで両線がデッドクロスとなり、両線が下向きとなっていることから、雲上限を完全に下抜ける場合には、軟調な展開が続く可能性も想定しておきたい。目先の下値ポイントは、@雲上限ラインの140.96円 A140.44円 B雲下限138.96〜139.58円 となり、Aを下抜けた場合の下値目標の計算値は138.62円となることから注目したい。上値のポイントは141.97円、ここを上抜けるようなら一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

165.06 〜 171.63

 

今週の予想

今週は、やや軟調な展開が予想される。先週発表された英失業率(11月-1月)が横ばいとなったことや、2月英失業者数が市場予想を上回る結果となったことで、改善が続いていた失業率の停滞に加えて、最新の雇用データは軟化の兆候が見られる結果となったことから、上値の重い展開が続く可能性も考えられる。ただ、現状では、他国と比べて改善が続いていることから、下値は限定的と考えられる。そして、3月25日の英物価関連、3月28日の英個人消費関連の経済指標の結果には注目したい。
テクニカル的には、一定のレンジ内でのもみ合いの展開が続いており、一目均衡表の雲の中での展開が続いている。そのため、レンジ上限を抜ける場合には、抜けた方向に動く可能性があり、方向性に注目したい。レンジ上限は168.70円、レンジ下限は167.78円となる。なお、雲上限の169.38円、雲下限の167.97〜168.91円にも注目しておきたい。また、現状のもみ合いは下げ途中の小休止の持ち合いパターンと見ることができることから、特に下抜けには注意したい。サイクル的には次の中期的なボトムは4月9日(±3日)と測ることができ、162.63円がボトムターゲットとして計算できることから注目したい。なお、173.59円を上回る場合にはサイクルは継続しないと考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.23 〜 93.64

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。議事録で過去最低の金利が成長を押し上げている兆しが見られると指摘したにもかかわらず、豪ドル高、中国の資源需要減少、豪州の雇用悪化などの懸念が示されたことから、これらの懸念が高まるようなら追加利下げの可能性も視野に入ってくる。そして、中国企業のデフォルトが報道されるなど、中国経済に対する懸念は高まっている。中国は、豪州最大の貿易相手国であることから影響も大きい。今週は、週前半に中国の経済指標の発表が予定されていることから結果には注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限(92.26円)にサポートされて反転となった。また、オシレーターのMACDでは両線がやや上向きとなっていることから、乖離幅が拡大するようなら、一段の上昇も期待できる。目先の重要な上値のポイントは@93.45円 A93.64円 B94.48円 となる。特にBを抜ける場合には、95.43円が上値目標の計算値となる。そして、週足ベースの一目均衡表では93.17円が雲の上限となるため、週足での完全な上抜けにも注目したい。ただ、3月27日(±2日)は相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい。下値のポイントは、2月上旬からのトレンドライン上の91.46〜91.74円、ここを下抜ける場合には一目均衡表の雲上限の91.23〜91.39円近辺まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.27 〜 9.54

 

今週の予想

今週は、軟調な展開が予想される。ウクライナ情勢に関してはやや懸念が残るものの、欧米の制裁が予想より厳しいものでなかったことから、ルーブル下落を背景とした新興市場への影響がやや薄れている。しかし南アフリカ国内では、継続している鉱山ストライキの影響で指標が悪化するとの警戒感が高まっている。特に、来週発表される貿易収支への影響が懸念されている。そのため、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。また、3月27日に予定されている南アの政策金利発表には注目したい。一部では利上げ期待も高まっていたが、南アフリカ財務相が利上げを牽制する発言をしたことから、利上げ期待も萎んでしまっている。市場のコンセンサスは据え置きだが、予想通りの結果であっても南アフリカランドの圧迫要因となる可能性もあるため注意したい。
テクニカル的には、2月上旬からのトレンドラインを完全に下抜けていることや、週後半に一目均衡表の基準線・転換線を下抜けしており、両線が週前半にもデッドクロスとなる可能性もあることから、軟調な展開が続く可能性が考えられる。また、オシレーターのMACDでは、両線が下向きとなっており、両線がゼロポイントを下抜けるかどうかも注目したい(下抜ける場合は、下げ基調の継続シグナル)。目先の下値ポイントは、2月3日から3月6日まで上昇に対する半値押しの9.33円、ここを下抜けるようなら、雲下限ラインの9.25〜9.30円がポイントとなる。なお、先週は9.33円でサポートされている。そして、雲を下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。上値のポイントは、雲上限ラインの9.54円となるが、基準線・転換線の動きにも注目したい。特に相場の方向性を示す基準線の動きには注目したい(週末に9.27を下抜けなければ、当分横ばいから上向きが続く)。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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