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2024-03-28 20:42:12

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年3月10日

週間マーケット展望  2014年3月10日

先週の振返り

先週は、引き続きウクライナ情勢への懸念から、投資家のリスク回避の動きが続いており、週明けは安全資産とされる円を買い戻す動きが先行した。しかし、ウクライナとの国境付近に展開していたロシア部隊が撤収を命じられたとの報道や、米国とロシアの当局者が会談したことを受けて、ウクライナ情勢の緊張が緩和したとの見方が広がり、円を売る動きが優勢となった。また、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの運用をめぐる厚生労働省の草案内容も「円売り」に反応した。そして週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を上回る結果となったことを受けて、米ドルが大半の主要通貨に対して上昇となり、米ドル/円は1月23日以来の高値を付ける動きとなり、クロス円も堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、やや上値の重い展開も予想される。先週末の米国の雇用統計で雇用者数の伸びが予想を上回ったことや、欧州、豪州、英国の経済指標の改善が見られたものの、この流れが継続するのかが今週のポイントとなる。米国においては雇用統計以外の経済指標は悪天候の影響が出ており、今週の指標結果に対する慎重な見方も出ている。また、ウクライナ情勢の緊迫化が一旦緩和されたものの、クリミア自治共和国での住民投票の有無や、ロシアに対する制裁に踏み切る可能性が協議されていることなど、問題の鎮静化とはなっていない。そのため、今後の状況次第では再びリスク回避の動きが強まる可能性もあるだろう。ただ、やや小康状態が続くようなら、前週の流れに沿った動きとなる可能性も考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.21 〜 103.93

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。悪天候の影響が懸念されていた米雇用統計の結果を受けて、雇用の回復基調は維持されているとの見方が広がり、3月18日からのFOMCで100億ドル規模の緩和策の追加縮小が決定される公算も高まっている。そのため、米ドルは堅調な動きが続く可能性が考えられる。しかし雇用統計以外では、指標結果の悪化も続いていることから、今週発表される指標の結果次第ではやや上値の重い動きとなる可能性も想定しておきたい。
テクニカル的には一時一目均衡表の雲下限を下抜けていたものの、反発して週末には雲を上回る動きも見られた。しかし、完全に上抜けとなっていないことから、今週は雲上限の103.46〜103.10円を上抜けるかどうかに注目したい。ここを完全に上抜ける場合には、一段の上昇も考えられる。また、オシレーターのMACDでは両線の乖離幅が拡大傾向となっており、両線がゼロポイントと上抜けるかどうかにも注目したい(継続のシグナル)。一方、下値のポイントは雲下限の102.51〜102.64円、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。そして、ユーロ/円やポンド/円と同様に、3月13日(±2日)は相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

139.84 〜 144.41

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。景気回復の傾向が見られたことを理由に利下げを見送ったことで、ここまでユーロの上値を抑える要因の一つが後退したことから、堅調な動きが続く可能性も考えられる。また、ウクライナ情勢の緊迫化が後退したことも支援材料となるだろう。しかし、ウクライナ情勢が解決したわけではなく、国内の対立要因も残っていることから、状況の変化には注目したい。また、対米ドルにおいては、先週末に2011年10月以来の高値を更新するなどややユーロ高に対する警戒感もあることから、新たな好材料が出るまでは、やや上値は限定的と考えられる。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線の乖離幅が再び拡大しているもののローソク足の足型から、週序盤は軟調な動きとなる可能性も考えられる。また、上値の重要なポイントであった141.26円を上抜けたことによる上値目標の計算値が143.82円であり、先週末の高値が143.79円であったことからほぼ達成したと見ていいだろう。このことから、やや値動きが失速する可能性も想定しておきたい。上値のポイントは143.79円、ここを完全に上抜ける場合には、145.69円を目指す可能性もあるだろう。一方、下値のポイントは一目均衡表の雲上限の141.47〜140.90円(週中には一時140.03円)、ここを下抜ける場合には、トレンドラインの139.84〜140.44円がポイントとなる。そして、3月13日(±2日)は相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

169.08 〜 174.86

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。引き続き、英国の堅調な経済指標結果が示されたことは、プラス材料である。ただ、英失業率が利上げ検討の目安とされていた7%に接近したものの、カーニー総裁は「急ぐ必要はない」と述べており、金融政策に関しては現状維持方針である。しかし、英四半期調査で、約40%が1年以内に利上げがあるとの回答が出ており、2012年5月以降で最大となっていることや、当局者が景気見通しを引き上げたことから、利上げに対する期待が高まり始めている。そして、欧米も回復傾向が見えるものの不透明な面を残していることから、懸念が表面化する場合にはポンドへのシフトが加速する可能性もあるだろう。
テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲を完全に上抜けたことから一段の上昇となった。また、オシレーターのMACDでは一時両線の乖離幅がなくなったものの、再び乖離幅がプラス拡大となったことから一段の上昇も期待される。ただ、先週末のローソク足の足型から、週明けやや軟調な動きとなる可能性も考えられる。そして、目先の上値のポイントは@173.59円 A173.66円 B174.86円 であるが、重要なポイントとなる171.90円を上抜けたことによる上値目標の計算値は176.84円となる。下値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの171.02〜169.27円となり、ここを下抜ける場合には一段の下げも想定しておきたい。そして、3月13日(±2日)は、相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

81.23 〜 94.48

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。先週は豪州経済指標が軒並み大きく改善する結果となり、今週もこの流れが続くのか注目したい。特に、3月13日の豪州雇用統計に注目したい。労働環境の悪化が個人消費の伸びに影響しているのと見方があったが、先週発表された小売売上高が1年ぶりの高水準となったことで、逆に雇用者数の伸びも期待されている。そのため、結果には注目したい。そして、豪中銀総裁が「一定期間の金利安定が最も賢明な路線」と方針は変えておらず、現状では金融政策に関しては「現状維持が続く」との見方が多い。ただ、豪ドルが上昇していることから、通貨高に対する懸念を示す発言には注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲を完全に上抜けていることや、オシレーターのMACDでは一旦デッド・クロスした両線が再びゴールデンクロスとなっており、乖離幅も拡大していることから一段の上昇も考えられる。しかし、ローソク足の足型が上影線となっており、反落を示唆する足型となっているため、週序盤は軟調な展開も考えられる。目先の下値ポイントは92.98円、ここを下抜けると92.68〜92.56円が次のポイントとなる。そして、重要な下値ポイントは一目均衡表の雲上限の91.53〜91.23円となる。上値のポイントは、先週末の上影線の高値94.48円となる。そして、ここを上抜ける場合には、上値の重要なポイントだった92.98円を抜けたことによる目標計算値の94.79円が目安となる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.39 〜 9.79

 

今週の予想

今週は、底固い展開も予想される。リスク回避の動きが後退したことを受けて、円売りが優勢となったが、南アフリカの経済指標の改善も好材料となっている。しかし、ウクライナ情勢の不透明感も残っており、情勢が悪化するようなら、再びリスク回避の動きが強まる可能性も想定しておきたい。また、南アフリカの大手鉱山会社のストライキが数週間続いているが、他の労組などに拡大しなければ、緊急な問題にはならないだろう。しかし、今後の経済指標の結果に影響が出る可能性があることから、1月や2月の指標結果には注意しておきたい。
テクニカル的には一目均衡表の雲を上抜けていることから、中期的に堅調な流れとなる可能性もある。また、オシレーターのMACDでは、両線がゼロポイントを上抜けたことで上昇継続のシグナルとなっている。ただ、一目均衡表では再び雲上限を下回る場合、MACDでは乖離幅が縮小する場合には、流れが反転となる可能性も考えられえる。そして、先週後半のローソク足の足型は、“毛抜き天井”(連続する2日間の高値が同値をとる場合)となっていることも、軟調な展開を示唆する形となっている。下値のポイントは、@一目雲下限の9.54円 Aトレンドラインの9.39〜9.46円 B一目雲下限9.42〜9.35円となる。上値のポイントは@9.73円 A9.79円 B9.89円 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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