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2024-03-29 11:10:00

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年2月24日

週間マーケット展望  2014年2月24日

先週の振返り

先週は、序盤の日銀の金融政策決定会合で、貸出増加支援と成長基盤強化支援のための貸出支援制度について、それぞれ規模を2倍にした上、期限の1年間延長を決定したことを好感して、米ドル/円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、欧米の主要な経済指標が市場予想を下回る結果が続いたことから、経済の先行きに不透明感が広がり、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、安全資産とされる円を買う動きが強まる場面もあった。ただ、米緩和策の縮小ペースの鈍化懸念から、株価が堅調な動きとなったことを受けて、円を売る動きが優勢となり、週後半の米ドル/円・クロス円は値を戻す動きとなった。

今週の展望

今週は、やや上値の重い展開も予想される。今週発表予定の主要な経済指標も悪化が予想されており、結果を受けて動く可能性が考えられる。しかし、米国の場合には、大半が天候悪化の影響であることが指摘されており、一時的な悪化との見方があるため、やや反応は限定的と考えられる。ただ、市場の予想値と乖離する場合には予想以上の動きとなる可能性も考えられるため注意したい。また、ユーロ圏や域内主要国も重要な指標が発表されることから、こちらの結果にも注目したい。そして、世界的な株価動向を受けて動くケースが続いていることから、株価の動きにも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.39 〜 103.53

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。最近の経済指標の悪化は、天候要因が影響しており、今週発表される主要な経済指標の悪化も懸念されている。一時的には米ドル売り要因だが、米緩和策の縮小ペースの鈍化を背景に株価が上昇となれば、投資家のリスク志向も強まり、安全資産とされる円を売る動きが優勢となり、必然的に米ドル/円も堅調な動きとなる可能性もあるだろう。ただ、米経済に対する懸念があることや、悪化を織り込みつつあることから、上値はやや限定的だろう。このことから、主要な経済指標の結果発表には注目したい。
テクニカル的には、上値のポイントとなる102.71円を上抜ける場面があったものの、完全に上抜けておらず上値の重い動きとなっている。また、週末には一目均衡表の基準線の102.84円近辺(102.83円)まで上昇したものの上値を抑えられる動きとなっている。目先は、102.71円と基準線を完全に上抜けるのかどうかに注目したい。上抜ける場合には、一段の上昇が考えられ、上値目標の計算値となる103.53円近辺を目指す展開が考えられる。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が拡大していることから、拡大が続くようなら、上抜けの期待も高まるだろう。一方、下値のポイントは、トレンドラインの101.74〜102.02円、一目均衡表の雲下限の101.54〜102.19円近辺となる。また、2月4日からの上昇は、下げ途中の小休止の持ち合いパターンと見ることもできることから、7波動目の下抜けには注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.46 〜 142.41

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。ユーロ圏の2014年成長率は3年ぶりのプラスが見込まれているものの、過去最悪に近い失業率と物価上昇圧力の弱さで、景気は依然としてリスクにさらされている。ただ、目先は堅調な株価動向に支えられる展開も考えられる。そして、米緩和策の縮小ペースの鈍化観測が株価を下支えているが、今週発表の主要な米経済指標の結果次第で方向性が変わる可能性もあるだろう。また、欧州の主要国の経済指標も発表されるため、こちらの結果にも注目したい。特に、インフレ率が物価安定の目安とする2%弱の半分以下にあることから、ECBにおいて緩和政策を拡大すべきか協議されていることもあり、週明けのユーロ圏の物価関連の指標や、その後の主要国の物価関連指標に注目したい。
テクニカル的には、先週末にレジスタンスのポイントである141.27円近辺まで上昇(141.26円)しており、目先ここを上抜けるのかどうかに注目したい。ここを上抜ける場合には、@142.07円 A142.41円 B143.31円 近辺までの上昇も想定しておきたい。また、オシレーターのMACDでは週後半には再び両線の乖離幅が拡大しており、両線がゼロポイントを上抜ける場合には、一段の上昇も想定しておきたい。下値のポイントは、@139.69〜140.68円(トレンドライン) A139.20円 B139.46〜138.94円(一目均衡表の雲下限)近辺まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

167.90 〜 173.66

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。2月初旬からの上昇もやや一服しており、一旦調整の可能性も考えられる。改善が続いていた英国の失業率が予想に反して悪化したことで下げる場面もあったが、当該時期の経済指標がやや鈍化していたことから、雇用関連の指数の鈍化も想定内である。むしろ、失業率が7%を上回る水準にとどまる限り利上げを検討しないとしてきた方針を事実上撤廃しており、今後は余剰能力や各種経済指標を見ながら検討するとしていることから、当面は調整があったとしても限定的で底固い展開が考えられる。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限を上抜ける場面もあったが、終値ベースで上抜けておらず、今週も上値のポイントとして意識されそうである。今週の雲上限は170.73〜170.76円、また、この上にはトレンドライン(171.90〜171.58円)も位置しており、注目したい。ここを上抜けるようなら、173円台から174円台の高値を試す可能性が考えられる。一方、下値のポイントは、@169.24円 A168.84円 B167.90円 近辺まで想定しておきたい。先週末のローソク足の足型は、上影線(上ヒゲの長い足型)となっていることから、週序盤はやや軟調な動きも考えられるが、一目均衡表の基準線・転換線クロス(基準線が上向きになるまでは完全ではない)しており、基準線を下抜けなければ堅調な展開が続く可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

90.92 〜 92.98

 

今週の予想

今週も上値の重い展開が予想される。先週は、一時堅調な動きが見られたものの、上値は限定的だった。豪ドル安への影響が指摘される中で、豪州経済に対する懸念が多く、特に豪州の雇用統計が悪化したことが影響しており、引き続き上値の重い展開が考えられる。そして、今週は豪州の主要な経済指標の発表がないことから、主要国の株価動向や、米国の主要な経済指標などに注目したい。特に、米経済指標の結果を受けて、緩和策の縮小ペースに関する思惑から米ドルや株価が動く可能性もあり、この動きに豪ドルも敏感に反応することが考えられる。また、中国関連の話題に反応するケースも多いため、中国関連のニュースなどにも注意したい。
テクニカル的には、先週も上値が一目均衡表の雲で抑えられており、今週も上値のポイントとなるだろう。今週の雲上限は、92.84〜92.82円となり、週足一目均衡表の雲上限も92.82円に位置しており、またこの近辺には上値ライン92.99〜92.86円もあるため注目したい。そして、ここを上抜けるようなら、一段の上昇も期待できるだろう。下値のポイントは91.16円、2月7日以降ここを完全に下抜けていないことから、下値の重要なポイントと考えられる。ここを完全に下抜ける動きとなる場合には一段の下げも想定しておきたい。オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅の縮小が続いており、先行するラインがやや失速していることから、両線がクロスする場合には下げが加速することも想定しておきたい。また、日柄的には、2月24日(±2日)は相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性にも注目したい(前回2月12日は上昇からの反落となった)。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.17 〜 9.54

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。南アフリカ国内では、引き続き主要な鉱山でのストライキが続いており、収束の目途が立っておらず、他の労組への拡大や経済への懸念が心配されている。にもかかわらず、南アフリカの株価は過去最高値を更新する動きとなっている。背景には、新興国経済に対する懸念がやや後退したことや、世界最大の英系鉱山会社の決算が予想より堅調だったことが要因に上げられる。しかし、新興国の中でも特に懸念を指摘されていた5ヵ国の株価を比較しても、南アフリカ株だけが大きく上昇しており、南アフリカ国内の問題を考えると疑問符も付く。南アフリカ株が調整となる場合には、前回(1月23日から2月4日までの下落)同様に、南アフリカランド相場にも影響する可能性が考えられるため、南アフリカの主要株価の動向にも注目したい。
テクニカル的には、上値の抵抗線となっていた一目均衡表の基準線を上抜けており、基準線と転換線がクロスすれば(日柄では2月26日、また9.47円を上抜けた場合)堅調な展開が続く可能性も考えられる。また、オシレーターのMACDでは、乖離幅が一時縮小したものの、週末には再び拡大していることから、ゼロ近辺までの上昇に注目したい。また、2月20日のローソク足の足型が上十字線となっており、直近の下げからの転換を暗示する形となっており、上昇継続の期待も高まる。上値のポイントは9.46円(先週一時上抜けたものの、終値ベースでは抜けていない)、ここを上抜ける場合には、@9.49円 A9.54円 B9.70円 がポイントとなる。下値のポイントは、@9.23〜9.31円のライン A9.17円 B9.13円 となる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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