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2024-03-29 23:40:03

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年2月3日

週間マーケット展望  2014年2月3日

先週の振返り

先週は、前週末のアルゼンチンやトルコの通貨急落を背景に、新興国経済への懸念が広がり、リスク回避の動きが強まった流れを引き継ぎ、週明けから安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。そして、米ドル/円は1月27日以来、豪ドル/円は昨年9月2日以来の安値を付ける動きとなった。しかし、トルコ中銀が自国通貨防衛のために大幅な利上げを実施したことを受けて、新興国経済への懸念がやや一服し、米ドル/円・クロス円は堅調な動きも見られた。しかし、米FOMCで緩和策の追加縮小が決定されたことや、世界的に株価が下落したことを受けて、週後半には再びリスク回避の動きが強まり、安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。

今週の展望

今週は、引き続き新興国市場への懸念が材料となり、上値の重い展開が予想される。先週は、新興国の中でも特に深刻度の高いとされるブラジル、インド、トルコ、南アフリカ、インドネシアのうち、インド、トルコ、南アフリカの中銀が、通貨下落を防衛するために利上げを実施した(ブラジルは1月16日に実施済み、インドネシアは実施をしていない)が、一時的に自国通貨は上昇したものの、その後は再び下落に転じている。このことから、引き続きリスク回避の動きが強まる可能性もあるだろう。そして今週は、豪州、英国、欧州の金融政策発表や、米雇用統計の発表が予定されており、結果などに注目が集まっている。金融政策はいずれも据え置き予想だが、その後の声明や会見での当局者の発言、今後の方針などが示される場合には為替市場にも影響する可能性が考えられる。また、米雇用統計では前回予想外の結果となったことから、今回どのくらい改善しているのか、また結果の修正があるのかなど注目されている。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.15 〜 103.59

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。引き続き新興国市場に対する懸念があるものの、先週の米国の経済指標の悪化も目立っている。そして、今週は週明けから主要な経済指標の発表が予定されていることや、週末には雇用統計の発表が控えていることから、週前半はやや様子見ムードが強まり、限定的な動きとなる可能性も考えられる。しかし、新興国市場の状況次第で株価が大きく動く可能性もあり、これに円の動きが左右される可能性もあることから、株価動向などにも注目しておきたい。米雇用統計では前回雇用者数の伸びが大きく予想を下回る結果となったことから、どのくらい改善しているのかに注目が集まっている。
テクニカル的には、先週はレンジ内の横ばいとなったが、週央から一目均衡表の雲の中での動きとなっている。また、オシレーターのMACDでは、先週末に両線がゼロポイントを下抜けていることから、軟調な動きが継続する可能性も考えられる。また、現状のもみ合いが下げ途中の小休止持ち合いパターンと見ることもでき、下値のポイントとなる101.97〜102.13円のラインを下抜ける場合には注意したい。その場合には、101.77円が重要な下値ポイントとなり、ここを下抜ける場合の下値目標の計算値は100.37円と計算できることから注目したい。上のポイントは、103.31〜103.12円のライン、ここを上抜ける場合には103.59円がポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

136.76 〜 141.27

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。新興国市場の懸念に加えて、ユーロ圏のデフレ懸念、そして先週発表されたユーロ圏の失業率が依然として高水準が続いていることなどから、軟調な展開が続く可能性も考えられる。特に、今週は序盤からユーロ圏の経済指標の発表が続くことから、結果を見て判断したい。そして、2月6日には金融政策発表が予定されており、「据え置き」がコンセンサスだが、その後のECB総裁の定例会見での発言に注目したい。また、週末の米雇用統計の結果にも注意したい。
テクニカル的には、週序盤に一目均衡表の雲上限で下値がサポートされていたものの、週央から下抜けて雲下限近辺まで下げる動きとなっている。そしてMACDでは、週後半に両線がゼロポイントを下抜けており、下げ継続のシグナルとなっていることにも注目したい。下値のポイントは雲下限の137.06〜138.46円、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

166.59 〜 171.47

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。英国経済の堅調な回復が続いていることに加えて、2007年以来6年ぶりの高成長で、英中銀による利上げの観測が一層強まる可能性があるとの思惑などから、堅調な展開が考えられる。ただ、新興国に対する危機感が依然として高いことから、株価の下落が続く場合には、投資家のリスク回避の動きが強まる可能性もあるだろう。また、2月6日には英国の金融政策発表が予定されており、政策の変更はないとの予想がコンセンサスだが、利上げ時期に関する要人発言や声明が出る場合には、その内容に注目したい。
テクニカル的には、先週は週明けに一目均衡表の転換線と基準線がクロスして、尚且つ基準線が昨年8月以来の下落となったことから、当面は基準線を上抜けなければ軟調な展開が続くと考えられる。また、先週指摘した重要な下値のポイントである168.36円を下抜けたことで、下値目標の計算値は167.16円となり、直近の下値ポイントとなる167.79円を完全に抜ける場合には165.60円が計算値となるため注目したい。ただ、一目均衡表上では雲上限がサポートとして機能することから、目先は雲上限ライン(167.41〜170.63円)に注目したい。また、オシレーターのMACDでは両線が拡大傾向であり、先行するラインがゼロポイントを下抜けていることから、両線がゼロポイントを下抜けるのかどうかにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

88.46 〜 91.83

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。新興国市場の混乱は継続するとの見方も多く、リスク回避の動きが強まる中で、豪ドルは軟調な展開が続く可能性が考えられる。自国の通貨下落を阻止するための利上げが複数の新興国で実施されたものの、現状ではその効果は限定的となっている。また、貿易上で関係の深い中国経済への懸念も引き続き材料視されており、週明けから中国の経済指標の発表が予定されていることから、週明けの動きには注意したい。また、2月4日の豪州の金融政策発表、2月6日の豪貿易収支にも注目したい。金融政策発表では、据え置きがコンセンサスとなっているものの、現状の豪ドルの水準に関する声明や発言などには注目したい。また、貿易収支では前月から赤字が拡大するとの予想となっており結果に注目したい。そして、指標以外でも世界の株価動向にも注意しておく必要があるだろう。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで、両線の乖離幅が縮小しており、先行するラインが上向きとなるのかに注目したい。上値のポイントは、一目均衡表の転換線・基準線近辺で上値の重い動きが続いていることから、この近辺がポイントと考えられる。また、現状のもみ合いは、下げ途中の小休止の持ち合いパターンと見ることが出来ることから、このパターンにおける5波動目、7波動目の下抜けには注目したい。下値のポイントは91.43〜91.832円、ここを下抜けるようなら88.46円が重要なポイントとなり、ここも下抜ける場合には、下値目標の計算値は86.87円と計算できる。上値のポイントは、91.43〜91.83円。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

8.67 〜 9.49

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。景気支援を優先して金利据え置きがコンセンサスだったが、南アフリカランドは年初から対米ドルで約10%下落しており、南アフリカ中銀は南アフリカランドの下落阻止を優先した。しかし、米緩和策の縮小を背景に、新興国に対する売りが加速しており、ファンダメンタルズが弱い国に対する懸念が強まっていることから、上値は限定的と考えられる。そして、南アフリカ国内では、主要大手の鉱山労働組合が賃上げを要求してストを実施、最大10万人の労働者が絡むストが決着の兆しを見せていないことに加え、労働紛争、電力供給減少、雇用喪失に関して南アフリカ中銀総裁が懸念を示したことから、積極的には買い難い状況が続くだろう。短期的には、世界的な株価動向や米雇用統計の結果に注目したい。
テクニカル的には、週後半にMACDにおいて乖離幅が縮小していることから、先行するラインが上向き始める場合には一旦値を戻す展開が考えられる。目先の上値ポイントはトレンドラインの9.44〜9.33円、ここを上抜ける場合には、9.46円、9.49円が重要なポイントとなるため注目したい。下値のポイントは8.93円、ここを下抜ける場合には8.67円が次の下値のポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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