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2024-03-29 04:21:32

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2013年12月2日

週間マーケット展望  2013年12月2日

先週の振返り

先週は、主要国の経済指標が市場予想を下回る結果となったことや、欧米の金融当局者のネガティブな発言の影響を受けて、序盤は円買い戻しの動きも見られた。ただ、イラン核開発計画をめぐる6ヵ国協議の合意を受けて、中東でのリスクが後退したとの見方から、安全資産とされる円を売る動きが出るなど、やや方向性の出難い展開となった。しかし、その後に発表された欧米の経済指標が良好な結果となったことを受けて、米国の量的緩和の規模縮小に来月にも着手するとの観測が広がったことや、ECBの追加緩和策が後退したこと、欧米の株価が連日高値を更新する動きとなったことから、投資家のリスク志向の動きが強まり、円が大半の主要通貨に対して下落する動きとなった。

今週の展望

今週は、欧米の重要な経済指標の発表が予定されており、この結果に左右される可能性が考えられる。先週は、好調な結果が続き、経済や金融政策の見通しにやや楽観的な見方が広がったものの、今週の結果次第では、先週分は帳消しとなる可能性も考えられる。特に、欧州では物価関連や金融政策発表、ECB総裁の定例会見が注目されており、米国では雇用統計、雇用関連の指標の結果に注目が集まっている。また、オセアニア通貨に関しては、株高などの支援材料があるものの、自国の通貨高に対する懸念が内外から上がってきており、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

100.96 〜 103.74

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。量的緩和の規模縮小期待が高まっていることにから米ドル買い・円売りが続いており、この流れが続く可能性が考えられる。ただ、経済指標の結果次第となるだろう。今週は、主要な米国の経済指標の発表が続くことから、その結果には注目したい。特に米雇用統計の発表が予定されているが、前回並みの改善となるなら、金融緩和策の早期に縮小期待も広がり、日米金利差の拡大を背景に、米ドル買い・円売りが加速する可能性が考えられる。ただ、結果が芳しくないようなら、一旦反落となることも想定しておきたい。
 テクニカル的には、MACDで両線の乖離幅が安定を保って上昇しており、力強さも感じられる。この流れがいつまで続くのか注目したい。短期のオシレーター指標では、上昇が続いていることから、指数が高水準域でもみ合いとなっているが、均衡を示す50%を下回る動きとなる場合などに注目したい。また、前日安値、週間安値を完全に下抜ける動きとなる場合にも、相場の流れが反転することがよくあることから注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

137.02 〜 141.71

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。ユーロ圏の経済指標(特に独物価、ユーロ圏失業率)が改善したことを受けて、懸念されていたECBの追加緩和観測が後退したとの見方が広がったことが、引き続き押し上げ材料となるだろう。ただ、今週12月3日にユーロ圏生産者物価、12月4日にユーロ圏GDPと小売売上高、12月5日に金融政策発表が控えており、ここで先週の好結果を帳消しにするようだと、再び上値の重い展開となる可能性もあるだろう。特に、12月5日政策発表では、追加の措置は取らず据え置くとの見方がコンセンサスである。しかし、その後の定例会見で、ECB総裁がハト派的な論調を取るようだと、再びマーケットでマイナス預金金利の話題が出てくることも考えられる。そのため、内容、ニュアンスには注目したい。
 テクニカル的には、先週末のローソク足の足型が上影線となっており、週末の安値の138.97円を完全に下抜けるようなら、やや軟調な動きも予測できる。先週週明けにも同様な形となったものの、翌日以降に下値を抜けなかったことで買い安心感も出た。また、MACDで両線の上向きが継続しているものの、乖離幅が先週末に縮小していることから注意したい。また、短期のストキャスティクスでは、指数が50%を下抜ける場合にも注目しておきたい。目先の下値ポイントは、@138.97円 A138.31円 B137.98円 近辺と考えられる。Aを下抜けるようだと、オシレーターも下向く可能性があるため注目したい。上値のポイントは139.71円、ここを上抜ける場合には、重要なポイントである141.71円、143.96円を目指す展開も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

163.52 〜 168.56

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。このところ発表された英国の経済指標は、好調な結果が続いていることを受けて、今週前半に発表される部門別の経済指標に対する期待感も高まっている。そのため、予想通りの結果ならば、一段の上昇も考えられる。また、失業率が7%に低下するまで過去最低水準にある金利を引き上げないとの政策を8月に打ち出したが、国際労働機関基準の失業率は7.6%となり、予想以上に速いペースで低下していることから、利上げ時期が早まるとの見方も高まりつつある。そこで、12月5日の英中銀の金融政策発表において、利上げ時期に関する声明があるのかどうかにも注目しておきたい。ただ、やや慎重な姿勢を示すとの見方もあるが、関連する声明がなくても、前半の指標結果などをもとに、マーケットでは利上げ時期が早まることを織り込む可能性もあるだろう。
 テクニカル的には、MACDで上昇継続の形が続いているものの、日足ベースの指数でみると1月や4月に匹敵する高水準となっており、やや警戒感も出ている。また、短期のオシレーター指標では、指数が高水準域でもみ合いとなっているが、均衡ラインである50%を下回る場合や、164.52〜166.52円のトレンドラインを下抜ける場合には、調整の動きとなる可能性もあるため注目したい。そして、急角度での上昇となっていることから、先週週明けのように、振れ幅が大きくなる可能性も想定しておきたい。次の上値目標の計算値の168.56円にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.07 〜 95.00

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。円売りの流れが続いているものの、先に、IMFが豪ドルは10%過大評価されているとの見方を示したが、OECDも算出する購買力平価の指標によると25%過大評価されているとの見方を示している。そして、豪州当局者が相次いで豪ドルは過大評価されていると発言していることや、米緩和策の早期縮小開始観測が高まっていることから、豪ドルは上値の重い展開が考えられる。また、投機筋の豪ドル売りのポジションも再び積み上がってきている。ネックとなっている鉱業関係の改善が見られるまでは、積極的に買い難い状況が続く可能性も考えられる。
 テクニカル的には、先週一目均衡表の雲の中での動きとなったものの、雲上限に沿って上昇している。ただ、雲上限が抵抗ラインとなっており、目先雲上限の93.68〜93.77円を上抜けるかどうかに注目したい。上抜けた場合には、@94.60円 A95.00円 B95.68円 が次の上値のポイントとなる。一方、下値のポイントは92.25円、ここを下抜ける場合には、下値目標の計算値である91.23円、一目均衡表の雲下限91.07円がポイントとなるだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.88 〜 10.34

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。南アフリカ国内情勢は、小康状態が続いており、材料として出てくるニュースがないことや、堅調な株価動向が続く可能性も指摘されていることから、底固い動きも考えられる。ただ、米緩和策の早期縮小観測も根強いことから、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。特に、今週発表される主要な米経済指標の結果次第では、米緩和策の縮小時期に関する思惑が交錯する可能性も考えられるため注目したい。
 テクニカル的には、MACDで、両線の乖離幅が縮小していることや、先行するラインがやや失速していることから、やや上値の重い展開が考えられる。ただ、先週後半も下値は一目均衡表の雲上限でサポートされていることから、今週の下値も雲上限の9.97〜9.92円近辺と考えられる。そして、MACDの両線がクロスする動きとなる場合には、軟調な展開が続くことも想定しておきたい。目先の上値のポイントは10.14円、ここを上抜ける場合には10.34円を目指す展開が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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