2018/5/9
提供:シュローダー・インベストメント・マネジメント
(2018年4月作成)
各資産クラスの気になる見通しは?
「シュローダー・インベストメント・マネジメント」のマルチアセット運用チームは、各金融市場をどのように見ているのでしょうか?
見通しの表示:++強気、+やや強気、0中立、−やや弱気、−−弱気
矢印:対前月での見通しの引き上げ/引き下げ
株式 | 国債 | 社債 | コモディティ(商品先物) |
---|---|---|---|
足元景気循環の後期にあると考えていますが、堅調な企業収益が株価を下支えしているため、株式についてはやや強気の見方としています。 | 短期的には強気の見方もあるものの、主要国における経済成長や今後のインフレ上昇の可能性などを勘案すると、中期的にはやや弱気の見通しとしています。 | バリュエーションは僅かに改善している一方、投資家からの資金流入等が以前に比べ弱含んでいることから、今後の価格の上昇余地は限定的と考えています。 | 世界的な経済成長が追い風となっていることに加え、生産調整に伴う需給の改善を背景に、幅広いコモディティ市場の上昇基調が続くと考えています。 |
資産クラス | 分類 | 見通し | ||
---|---|---|---|---|
株式 | 米国 | バリュエーションの割高感が高まっていますが、堅調な米国景気やトランプ政権による税制改革に下支えされ、力強い収益モメンタムが持続すると考えています。 | ||
欧州 | 欧州では力強い景気拡大や企業収益の改善が続くと見ていますが、これまでのユーロ高の進行が企業収益に及ぼす影響が注視されます。 | |||
日本 | 日本企業の増益が見込まれる一方、日本円の動向によっては、業績予想の上方修正が後ずれする可能性もあります。 | |||
アジア太平洋 (除く日本) |
同地域全体に対してはやや強気の見通しとしているものの、オーストラリアに関しては、強弱交錯する経済データ等を勘案し、見通しを引き下げています。 | |||
新興国 | 世界的な景気拡大や貿易の改善を背景に、主要新興国の企業収益の伸びが見込まれます。 | |||
国債 | 米国 | 米国では経済活動の活発化に伴い、今後コアインフレ率が上昇すると想定されます。また、FF(フェデラルファンド)金利や米国債利回りの更なる上昇が見込まれます。 | ||
欧州 (ドイツ国債) |
欧州中央銀行(ECB)は、市場が織り込んでいる以上にタカ派的なスタンスをとる可能性があるとみているため、ドイツ国債に対してはやや弱気の見通しとしています。 | |||
新興国 (米ドル建て) |
新興国国債の信用リスクについては、中立の見通しを維持しています。 | |||
新興国 (現地通貨建て) |
新興諸国における物価上昇リスクが鎮静化していることに加え、多くの新興国経済は依然として景気循環の後期ではなく中期にあると判断されるため、やや強気の見通しを維持しています。 | |||
インフレ連動債 | バリュエーションの観点で割安感があるとの判断から、やや強気の見方を維持します。 | |||
投資適格社債 | 米国 | 市場のボラティリティ(変動性)が高止まりしており、先行き不透明感が拡大する中、信用スプレッド(債券発行体の信用力による利回り格差)は今後拡大する可能性があると考えています。 | ||
欧州 | 足元では、海外資金の流入や、欧州中央銀行(ECB)による社債購入プログラム(CSPP)などが支援材料となっていますが、更なる価格の上昇余地は限定的になりつつあると考えます。 | |||
ハイイールド社債 | 米国 | 良好な経済環境、上昇基調にある原油価格、堅調な企業収益、低位で推移する企業のデフォルト率などを材料に、米国ハイイールド債券への需要は底堅く推移すると考えます。 | ||
欧州 | 企業の財務状況は改善しているものの、バリュエーションの観点で割高感があると考えられるため、現時点での投資妙味は薄いと判断しています。 | |||
コモディティ (商品先物) |
エネルギー | 石油輸出国機構(OPEC)などによる協調減産の継続により、原油価格は底堅く推移すると想定されます。 | ||
金 | これまでの金価格と実質金利との高い相関が、足元低下していると考えています。市場の変動性、米ドルの動向、投資家心理などが、金価格を左右する主な要因となると考えています。 | |||
産業用金属 | 米ドル安の進行、需給バランスの改善、底堅い中国の製造業PMI(購買担当者指数)などを支援材料に、価格モメンタムの継続が見込まれます。 | |||
通貨 | 米ドル | 中期的には、経済成長率の低減と金利上昇が見込まれることから、米ドルに対してはやや弱気の見通しを継続します。 | ||
ユーロ | 通貨ユーロは上昇基調を辿ってきましたが、今後は上昇ペースの低下が見込まれます。 | |||
日本円 | これまで円相場が既に上昇してきたことと、足元世界的な貿易摩擦の懸念が残ることから、日本円については中立の見通しとしています。 |
- 出所:シュローダー。社債に関する見通しは信用スプレッド(デュレーション・ヘッジを前提)の動きに基づくものです。ユーロと日本円は対米ドルの見通しとなります。
カテゴリ別の人気ファンドをチェック!(月間販売金額人気ランキング)
当資料に関してご留意頂きたい事項
- 本資料は、情報提供を目的として、シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社が作成したものであり、いかなる有価証券の売買の申し込み、その他勧誘を目的とするものではありません。
- 本資料は法令に基づく開示書類ではありません。
- 本資料は、作成時点において弊社が信頼できると判断した情報に基づいて作成されておりますが、内容の正確性あるいは完全性については、これを保証するものではありません。 本資料に示されている運用実績、データ等は過去のものであり、将来の投資成果を示唆、保証あるいは約束するものではありません。
- 本資料中にシュローダーのコメントが含まれる場合、かかるコメントはシュローダー独自のものであり、必ずしも一般的なものであるとは限りません。また、本資料中のシュローダーのコメントは、当該コメントを提供した本人もしくは当該運用チーム等のコメントであり、他のシュローダーの資料等に含まれるコメントと必ずしも一致しません。
- 本資料に見通しや分析結果等が含まれる場合、当該見通しや分析結果等は、作成時点の考えに基づくものであり、市場環境やその他の状況等によって将来予告なく変更する場合があり、またこれらは将来の投資成果を示唆、保証あるいは約束するものではありません。
- シュローダー/Schrodersとは、シュローダーplcおよびシュローダー・グループに属する同社の子会社および関連会社等を意味します。
ご注意事項
- 当社取扱いファンドには、「毎月分配型」または「通貨選択型投資信託」が含まれている場合があります。お取引の前に必ず「毎月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。
- 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
- 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客さまが実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
- ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。