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2019-06-27 04:53:00

マーケット > レポート > 米国ウィークリー・マンスリー >  “静かなる熱狂?”

“静かなる熱狂?”

2017/10/17
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:庵原 浩樹、袁 鳴

“静かなる熱狂?”

  • 「高揚感無き成長」。日米欧と新興国により開催されたG20で、議長国バイトマン独連銀総裁は記者会見で「世界経済はこの1年で均衡のとれた成長が進んだ」との認識を示した。10/12-13の財務省・中央銀行総裁会議で2017年の世界経済は7年ぶりに全ての国・地域でプラス成長となり、回復は力強さを増していることが確認された。ただ、物価の低迷や債務の拡大など、改革の課題が残されていることもあって、世界経済の現状は冒頭の言葉で報道された。
    10/10、IMFは世界経済見通しで、2016年半ばに始まった世界経済の循環的上昇局面が力強さを増しているとし成長率見通しを上方修正。日米欧中で成長が加速し、2017年は世界の約75%の国・地域で経済が拡大。世界成長率はボトムとなった2016年の3.2%に対して2017年は3.6%に達すると予想。下方修正が続いた昨年までと様変わりし、今年は見通し発表毎に上方修正である。
  • WTOは、2017年の世界貿易量見通しを4月時点の前年比2.4%増から同3.6%増に上方修正しており、モノの活発な動きが世界経済の拡大状況を裏付けていると言えよう。実際、WTOによる四半期ベースの世界の貿易総額(金額)は、2016/4Q(10-12月)に前年同期比2.0%増と9四半期ぶりにプラス転換し、2017/1Q(1-3月)が同11.1%増、2Q(4-6月)が同7.5%増と増勢基調にある。
    「根拠なき熱狂」。1996/12、当時FRB議長であったグリーンスパン氏が講演の際にバブルの兆しをけん制した言葉の一部である。その後ITバブルに突入し1990年代初めから120ヵ月続いた米国の景気拡大局面は、2001/3にピークを迎えバブルは崩壊し終焉を迎えた。現状の景気拡大局面は、2017/10末で節目の100ヵ月を迎える。過去に例のない極めて緩やかな利上げ等金融出口戦略、世界的景気拡大局面も1年を過ぎたに過ぎない。米国の景気拡大局面は暫く続く可能性もある。イエレンFRB議長は10/15の講演で、利上げの継続のほか賃上げ圧力の高まりなど強い労働市場を受けて、来年にはインフレが上向き2019年までには目標の2%に到達すると強調した。ただ、景気は循環すること、歴史は繰り返されることを念頭に、分散投資(銘柄別、資産別、時間軸など)も心掛けたい。決算発表が本格化するなか業績期待の高まりが想定され、堅調な地合いを維持すると見る。ただ、狭いレンジ相場が続くと予想する。(庵原)

  • 10/17号ではボーイング(BA)ブラックロック(BLK)コストコ(COST)デルタ航空(DAL)インテル(INTC)モンサント(MON)を取り上げた。

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(10/13現在)

主要企業の決算発表予定

10月17日(火)J&J、モルガン・スタンレー、ゴールドマン、IBM、中国工商銀行
18日(水)アルコア、アメックス、ASML
19日(木)ブラックストーン、ベライゾン
20日(金)GE、P&G

主要イベントの予定

10月17日(火)
  • 9月の輸入物価指数
  • 9月の鉱工業生産指数
  • 10月のNAHB住宅市場指数
  • 8月の対米証券投資統計
  • フィラデルフィア連銀総裁、講演
  • 英 9月の物価統計
  • ユーロ圏 9月消費者物価指数
  • 独 10月のZEW景況感指数
18日(水)
  • 9月の住宅着工件数
  • 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • ニューヨーク連銀総裁、ダラス連銀総裁が講演
  • 英 9月の雇用統計※ILO基準は6-8月
  • 中国共産党第19回全国代表大会、開幕
19日(木)
  • 新規失業保険申請件数(14日終了週)
  • 10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数
  • 9月の景気先行指標総合指数
  • EU首脳会議(10/20まで)
  • 中国GDP(7-9月)、9月の小売売上高、工業生産、固定資産投資
  • APEC財務相会合(ベトナム・ホイアン、10/21まで)
20日(金)
  • イエレンFRB議長、クリーブランド連銀総裁、講演
  • 9月の中古住宅販売件数
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

ボーイング(BA) ・・・2017/10/25に2017/12期3Q(7-9月)の決算発表を予定

  • 1916年に創業。航空宇宙機器製造会社。民間航空機、防衛・軍用機、電子・防衛システム、衛星、衛星打ち上げ機、高度情報通信システムなどの製品を、150カ国以上で展開する。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比8.1%減の227.39億USD、純利益が同黒字転換の17.61億USDであった。コアEPSは2.55 USDと、市場予想の2.30 USDを上回った。減収だが、昨年から取り組む人員削減を含めた大がかりな経費カットが寄与し黒字を確保した。
  • 2017/12通期の会社計画は、売上高が905-925億USD、中核的EPSは9.80-10.00USD(従来予想9.20-9.40USD)と上方修正された。市場予想は、売上高が前期比2.6%減の920.94億USD、純利益が同40.7%増の68.86億USD。無人航空機を設計・製造するオーロラ・フライト・サイエンシズを買収し、空中タクシー等自律飛行技術を獲得した。(増渕)

ブラックロック(BLK) ・・・2018/1/12に2017/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定

  • 1988年設立の資産運用会社。グローバルに資産運用、リスク・マネジメント、アドバイザリー・サービスを提供している。アクティブ、エンハンスト、インデックス等の戦略を駆使して株式、債券、商品などの運用を行う。上場投資信託「iShares」シリーズを組成・運用している。
  • 2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比13.9%増の32.33億USD、純利益が同8.2%増の9.47億USDだった。EPSは5.92 USDと市場予想の5.57 USDを上回った。「iShares」に520億USD、全体で960億USDの資金が流入(ネット)したことが増収増益に寄与した。
  • 2017/12期通期の市場予想は売上高が前年同期比9.9%増の122.54億USD、純利益が同14.4%増の36.28億USDである。2016/10 に「iShares」の手数料を引き下げて以降資金流入が進み、総運用資産は約6兆USDまで膨らんだ。更なる資産拡大に期待したい(増渕)

コストコ(COST) ・・・2017/12/15に2018/8期1Q(9-11月)の決算発表を予定

  • 1976年創業のウェアハウス・クラブ(会員制倉庫型卸売小売)。生鮮三品、加工食品など衣食住、家電や自動車関連などを卸売価格で購入できる。米国を中心に北米、日韓台豪のアジア・環太平洋、欧州など741店舗を展開。会員数は9,030万人を数える(2017/9現在)。
  • 2017/8通期は、売上高が前期比8.7%増の1,290.25億USD、当期利益が同14.0%増の26.79億USDと増収増益。調整後EPSは5.82 USDと 市場予想の5.80 USDを上回った。
  • 2018/8通期市場予想は、売上高が前期比6.1%増の1,368.96億USD、当期利益が同5.6%増の28.30億USD。報道によれば大手証券の調査で、同社の加工食品の販売価格は、アマゾン傘下で値下げしたホールフーズ・マーケットに比べて58%安いというデータもある。(増渕)

デルタ航空(DAL) ・・・2018/1/11に2017/12期4Q(10-12月)の決算発表を予定

  • 1928年創業の航空会社。航空機は、自己所有で656機、リース191で機、合計847機を保有し、62ヵ国、334航空路線を展開。年間乗客数は1.8億人超、アライアンスはスカイチーム。
  • 2017/12期3Q(7-9月)は、売上高が前年同期比5.5%増の110.60億USD、純利益が同6.4%減の11.78億USDであった。調整後EPSは1.57 USDと、市場予想の1.52 USDを上回った。旅行需要は好調であったが、ハリケーン「イルマ」がハブのアトランタ空港を直撃し影響が出た。
  • 2017/12通期の市場予想は、売上高が前年同期比3.1%増の408.81億USD、当期利益が同14.7%減の37.28億USD。自社株買いと配当で7.69億USDの株主還元を行う予定。(増渕)

インテル(INTC) ・・・2017/10/27に2017/12期3Q(7-9月)の決算発表を予定

  • 1968年に設立された世界最大の半導体メーカー。マイクロプロセッサー製品、およびフラッシュメモリー製品などを販売。主要製品として 「インテル® Core」シリーズがある。
  • 2017/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比9.1%増の147.63億USD、純利益が同2.1倍の28.08億USD となった。また、調整後EPS は0.72USD と市場予想の0.68USD を上回った。PC 向けのCPUの出荷が増えたほか、データセンターのサーバー向けも堅調だった。
  • 2017/12通期の会社計画は、売上高が613億USD、営業利益が164億USD である。市場予想は売上高が前期比3.3%増の613.71億USD、当期利益が同25.5%増の129.48億USDである。同社は2017/12期4Qに、一般的なPCで使われるCore-i7/i5/i3のCPUコアを2個増やし、4-6コアに増やした新CPU「第8世代Coreプロセッサー」の発売を予定している。(増渕)

モンサント(MON) ・・・2018/1/4に2018/8期1Q(9-11月)の決算発表を予定

  • 1901年設立のバイオ化学メーカー。種農業用種子・野菜種子、植物バイオテクノロジー形質、農薬を製造。主要な製品には除草剤「Roundup」などがある。66ヵ国で展開。
  • 2017/8期4Q(6-8月)は、売上高が前年同期比4.8%増の26.86億USD、純利益が黒字転換の20百万USDとなった。調整後EPS は0.20USDと市場予想の▲0.42USDを上回った。南米を中心に種子事業で売り上げが伸びたことに加え、ブラジルでのライセンス収入が寄与した。
  • 2018/8通期の市場予想は、売上高が前期比3.6%増の151.64億USD、当期利益が同12.4%増の25.40億USD である。10/6に欧州委員会は独バイエルによる同社の買収計画を巡り、追加情報の提供を求めて審査手続きを停止していると発表した。バイエルはできるだけ早期に全ての問い合わせに回答するべく最大限の努力をしていると公表している。(増渕)
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