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“暗礁に乗り上げたギリシャ問題と市場の行方”

2015/6/30
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:庵原 浩樹、袁 鳴、北浦 優子

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(6/26現在)

“暗礁に乗り上げたギリシャ問題と市場の行方”

  • 6/30にIMFへの債務返済を控えたギリシャは、6月最終の週末に突如窮地に立たされた。6/27、ユーロ圏19ヵ国の財務相会合を開いたEUはギリシャ側が求める金融支援の期限延期の要求受け入れを拒否。IMFへの約15億ユーロの支払いが難しくなったギリシャは、デフォルトの可能性が高まっている。
    6/26、ドイツ・メルケル首相とフランス・オランド大統領はギリシャ・チプラス首相に年金改革や構造改革を断行すれば支援期間を5ヵ月延長する「最後通告」を提示した。しかし、チプラス首相は「脅迫や最後通告は欧州のルールではない」と批判し強気の姿勢を崩さず、6/27未明にEUが求める緊縮財政を受け入れるか否かの国民投票を7/5に実施することを表明。しかし、ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は「ユーロ圏の金融安定を確保するため」として、EUはギリシャの国民投票実施に反対し、金融支援の期限延長を退けた。ギリシャ債務問題は暗礁に乗り上げた格好である。
  • ただ、EUは国民投票の計画を撤回し、ユーロの提案に歩み寄れば交渉の余地があることを表明しており、ECBは強力な資本規制の導入やEU側の改革案に同意するなどすれば現状維持とした上限額900億ユーロ(約12兆円)の資金供給(ELA:緊急流動性支援)について「決定を見直す用意がある」との声明を出している。ギリシャは預金引き出し額の制限や銀行業務停止など預金流出を食い止めるために資本規制を実施。また、EUはギリシャ不安の南欧全域への広がりを食い止めるためにESM(欧州安定メカニズム)等を通じて金融機関や政府の資金繰りを支援する見通しである。
    ギリシャ問題は予断を許さぬ状況にあり、米国市場も調整は免れないだろう。しかし、ギリシャ一国の問題に留まるセーフティーネットが機能することも想定され、世界の金融市場への影響は限定的となる可能性もある。米国では住宅関連などマクロ指標は良好で、7/2発表の雇用統計も引き続き改善が予想される。2015/4-6月期も石油セクターを除けば増益見通しであり、好業績が期待される企業の押し目は投資の好機となろう。ただし、金融規制緩和や連続利下げにより経済対策を行う中国だが、株価動向には注意を払いたい。
  • 6/30号ではバイドゥ(BIDU)JP モルガン・チェース(JPM)テネット・ヘルスケア(THC)タイソン・フーズ(TSN)ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)を取り上げた。(庵原)

主要イベントの予定

7月1日(水)
  • 6月のADP雇用統計
  • 5月の建設支出
  • 6月のISM製造業景況指数
  • 6月の国内自動車販売
  • 中国6 月の製造業PMI
2日(木)
  • 新規失業保険申請件数(6/26終了週)
  • 6月の雇用統計
  • 6月の失業率
  • 5月の製造業受注指数
  • ECB理事会議事録(6/3分)
3日(金)
  • 米独立記念日の振替休日
  • 5 月のユーロ圏小売売上高
6日(月)
  • 6月のISM非製造業景況指数
  • 6月の労働市場情勢指数(LMCI)
7日(火)
  • 5月の貿易収支
  • 5月の消費者信用残高
  • パブロプロス・ギリシャ大統領、「金融危機と民主制度」演説
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

  • 1999年に設立した中国最大のネット検索会社。企業検索、画像検索、ニュース、MP3、音声アシスト、オンラインストレージ、ナビゲーションなどを提供し世界各国で事業を展開している。
  • 2015/12期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比34.0%増の127.25億RMB。モバイル事業が引き続き好調、総売上高に占める割合が2014/12期4Qの42%から50%に上昇した。一方、販管費や研究開発費などのコスト増を受け、純利益は同3.4%減の24.49億RMB となった。ただ、調整後のEPS は7.58RMBと市場予想の7.19RMB を上回った。
  • 2015/12期2Q(4-6月)、会社は売上高が同36.5%-39.7%増の163.65-167.50億RMBを見込む。また、同社は2015/5に東大発ネイティブ広告配信ベンチャーの「popIn」を十数億円で買収、中国から世界への展開を目指している。(袁)
  • 1799年に設立した商業・投資銀行を運営する老舗の銀行グループ。投資銀行、トレジャリーサービス、証券、資産管理、商業銀行業務、住宅金融などのサービスを提供している。
  • 2015/12期1Q(1-3月)は総収入が前年同期比4.1%増の248.2億USD、純利益が同12.1%増の59.1億USD、EPS は1.45USD と市場予想の1.40USD を上回った。2010年以降初めて増収となった株式と債券トレーディングが寄与。主要4部門は増益、投資銀行の増益幅が目立った。
  • 2015/12通期の会社見通しはコア貸出残高の成長率が前期比10%前後、1株当たり純資産が同9%増の45.45USD である。同行は今後1年間に数千人を削減する計画。経費抑制と事業売却を目指しており、コスト削減策などから収益の改善が期待される。(袁)
  • 子会社を通じてアメリカ国内の総合病院と関連のヘルスケア施設の運営を手掛ける。
  • 2015/12 期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比12.8%増の44.3億USD 、純利益は0.5億USDの黒字(前年同期は0.3億USDの赤字)に転換した。EPSは0.670USDと、市場予想の0.312USDを上回った。入院、外来者数の増加に加え、病院向けソリューション・サービスを手掛ける傘下のコニファー・ヘルス・ソリューションズが会社予想を上回る大幅増益を達成した。
  • 2015/12通期の会社計画は、売上高が前期比4.8-6.6%増の174億-177億USD、EPSは1.32-2.40USD(前期は1.40USD)としている。医療費負担適正化法(通称オバマケア)の施行で、これまで経済的理由から医療保険制度に加入できなかった国民の保険加入が促進されることとなった。病院利用の機会増加につながると考えられ、同社の業績動向に注目したい。(北浦)
  • 1935年に設立した食肉業大手。牛・豚・鶏の加工品や関連製品を製造・販売する。製品は小売店、卸売り、倉庫型会員制店舗のほか、軍用スーパーストア、加工業社にも販売される。
  • 2015/9期2Q(1-3月)は売上高が前年同期比10.5%増の99.8億USD、純利益が同45.5%増の3.1億USDとなった。EPSは0.75USDと市場予想の0.72USDを上回った。営業利益では、豚肉が減益、牛肉事業が赤字となったが、鶏肉事業が好調で同41.9%増の3.32億USD。また、加工食品も堅調に伸び、営業利益が同7.6倍の1.6億USDと大きく寄与した。
  • 2015/9通期について、会社は蛋白質製品の生産量が前期比2%増を予想する。同社は食品・日用品大手ヒルシャー・ブランズに約61億USDの買収提案を行い、実現すれば成長が著しい朝食分野での業績拡大が予想できる。また、TPP 妥結のカギを握るTPA 法案の再可決によりTPP合意に向けた動きが期待されており、同社の業績動向に注目したい。(袁)
  • 総合電話・通信会社として、音声・データ、ワイヤレス、インターネットサービスを手掛ける。
  • 2015/12 期1Q(1-3月)は売上高が前年同期比3.8%増の320億USD 、純利益が同6.9%増の42億USD、EPSは1.02USDと、市場予想の0.95USDを上回った。ワイヤレス通信とFiOS(固定回線のインターネット、音声・データ通信サービス)が堅調に推移した。
  • 2015/12通期の市場予想は、売上高が前期比3.2%増の1,311億USD、純利益が同63.9%増の158億USD。同社はIoT(インターネット・オブ・シングス)やテレマティクス(車などの移動体に通信システムを組み合わせ、情報をリアルタイムに提供すること)などの新分野にも注力しており、同分野の売上高は2015/12 期1Qに前年同期比25%増収を達成した。今後も同分野の市場は拡大が見込まれ、同社の中長期的な業績動向に期待できそうだ。(北浦)
フィリップ証券株式会社

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