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2019-12-16 04:24:59

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“市場センチメント好転、再び高値を伺う展開へ”

2015/2/10
提供:フィリップ証券株式会社
リサーチ部:庵原 浩樹、袁 鳴

ウィークリーストラテジー

S&P500業種別およびNYダウ構成銘柄の騰落率(2/6現在)

“市場センチメント好転、再び高値を伺う展開へ”

  • 2/6の米国株は、良好な雇用統計を受けて利上げ時期の前倒し観測が浮上し、利益確定売りもあって5営業日振りの下落。しかし、原油価格の上昇から市場センチメントが改善し、NYダウは1/30から2/5まで5連騰。金利動向には注意が必要であるが、再び米国株は史上最高値をうかがう展開が予想されそうだ。
    WTI原油先物価格は、1/29の43.59ドルを底に急反発し、2/3には一時54.24ドル、2/6で51.69ドルとなった。エネルギー企業の業績先行き懸念が後退し、2/6現在、過去5営業日の上昇率はS&P500種株価指数が3.03%、NYダウで3.84%となった。年初来のマイナス分をほぼ取り戻している。S&P500種の10業種別では電気通信サービス、エネルギーのほか、金融、素材など9業種が上昇。好配当セクターの公益事業は、利上げ時期の前倒し観測を背景に2/6に4.13%の大幅下落となった。一方で、同じ好配当セクターの電気通信サービスは6.95%の大幅上昇。個別にはベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)が7.92%、AT&T(T)は5.92%の上昇となった。1/29に米連邦通信委員会(FCC)によるAWS-3周波数帯のオークションの内容が公開され、AT&T、ベライゾン、ディッシュの3社が積極的にライセンス取得に動いていたことが判明。AT&TはAWS-3帯を使った10x10 MHzのネットワークを米国のほぼ全体に展開できることとなり、対応端末を2017年以降に投入する見通しであるとしている。また、リグカウント(稼働中の油井掘削機器数)の減少に伴い、原油価格は今後も堅調な展開が見込まれる。引き続き、シェブロン(CVX)エクソンモービル(XOM)などの石油メジャーの買い戻しが見込まれる。また、株価の堅調さを取り戻しているシュルンベルジェ(SLB)など関連企業の株価に引き続き注目したい。ただし、原油は未だ供給過剰の状況にあるため、上昇トレンドは緩やかになると予想する。
    2/6発表の1月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比25.7万人増と市場予想の同23万人増を上回り、2014年11月、12月分は大幅な上方修正となった。FRBが注目する賃金は前月比0.5%上昇と市場予想の同0.3%上昇を上回り、12月の同0.2%の下落からプラス転換。賃金回復や原油安により個人消費の拡大が期待され、2/12に発表される小売売上高が注目される。
  • 2/10号ではアップル(AAPL)ウォルト・ディズニー(DIS)ゼネラル・エレクトリック(GE)ツイッター(TWTR)アンダーアーマー(UA)を取り上げた。

主要企業の決算発表予定

11日 テスラ・モーターズシスコシステムズ
12日 グルーポンAIG、クレディ・スイス・グループ(欧)
13日 アルセロール・ミタル(欧)

主要イベントの予定

11日
  • 1月の財政収支
12日
  • EU首脳会議(ブリュッセル)
  • 1月の小売売上高
  • 12月のユーロ圏生産者物価指数
  • 2014/12の企業在庫
13日
  • ユーロ圏2014/10-12期のGDP
  • ドイツ2014/10-12期のGDP
  • 1月の輸入物価指数
  • 2月のミシガン大学消費者信頼感指数
14日
  • ナイジェリア総選挙・大統領選挙
16日
  • 大統領記念日で休場
17日
  • 2月のNY連銀製造業景気指数
  • 2月のNAHB住宅市場指数
  • ※Bloombergをもとにフィリップ証券作成

銘柄ピックアップ

  • 1974年にコンピュータの製造で創業。現在はスマートフォンのiPhone、携帯音楽プレイヤーiPod 、携帯タブレットiPad、パソコンのMac などを主力製品として世界に展開している。
  • 2015/9期1Q (10-12月)は売上高が前年同期比29.5%増の746.0 億USD 、純利益は同37.9%増の180.24億USDと最高益を更新。EPSは3.06USDと市場予想の2.60USDを大幅に上回った。新機種「iPhone6」シリーズやパソコン「Mac」の販売が好調だったほか、端末の普及によるiTunes Store、App Storeからのダウンロードによるアプリ販売も奏功した。また、中国のアップル製品販売先である通信最大手のチャイナ・モバイル(中国移動通信)は、「iPhone」を中心に販売が拡大し、中国事業の売上高は前年同期比7 割増と収益を押し上げた。
  • 2015/9 期2Q(1-3 月)の会社見通しは、売上高が520-550 億USD、粗利益率が38.5-39.5%。また、決算発表会で腕時計型端末「Apple Watch」を今年4 月に発売する計画を表明。iPhone6に次ぐ人気商品となる可能性があり、今後の動向に注目したい。
  • 1920年代のアニメスタジオから発足した世界最大のエンターテインメント及びメディア会社。メディアネットワークスをはじめ、パーク&リゾート、スタジオエンターテインメント、コンシューマプロダクトおよびインタラクティブ・メディアなどの事業を手掛けている。
  • 2015/9期1Q(10-12月)の売上高は前年同期比8.8%増の133.9億USD、純利益は同18.6%増の21.8億USD 。EPS は同1.27USD と市場予想の1.09USDを上回った。全5セグメントの営業利益が増加。特に、人気アニメ「アナと雪の女王」の関連ギフト商品のホリデーシーズン販売が追い風となった。また、テレビ放送とテーマパーク・リゾート部門の業績寄与が大きい。
  • 同社CEOは2015年末に建設中の上海ディズニーリゾートの開業を目指しているが、計画拡張に伴い「2016年春に開業する計画」と述べた。また今年、「スターウォーズ」の新作映画を公開する予定。カリフォルニア州、フロリダ州及び開業予定の上海テーマパークで「スターウォーズ」関連のアトラクションの導入予定で、「アナと雪の女王」に続き今後の動向が注目される。
  • 創業は1892年、世界100ヵ国以上に展開する大手コングロマリットで従業員数は約30.7万人。航空機エンジン、発電所、水処理、医療、金融、産業用製品などを幅広く手掛ける。
  • 2014/12期4Q(10-12月)は売上高が4.0%増の420.0億USD、純利益が同60.7%増の51.52億USD となった。EPS は0.52USD と市場予想の0.51USD を上回った。原油安を背景に石油ガス部門が減収となったが、電力や航空機エンジンなどの事業が好調で増収増益となった。
  • 売上高の7割強を占める産業部門(エネルギー、航空、医療など)の営業利益率は前年同期比0.5%ポイント上昇の18.8%、コスト削減や業務体系の見直しなどが寄与。また、同社CEOは「環境はまだ不安定だが、インフラ成長の機会模索を続けている」と述べ、今後の軸足を金融からインフラ事業へシフトする方針も示した。2015/12通期は、金融部門の収益構成を圧縮し、産業部門の売上高で前期比2-5%増、EPSは前期比2桁増を会社側は計画している。
  • 2006年に設立したネットサービス会社。140文字に制限されたツイート(つぶやき)などの自己表現とリアルタイムの会話向け世界的プラットフォーム。誰もが簡単に配信、閲覧ができる。
  • 2014/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比97%増の4.79億USD、純損失が1.25億USDと前年同期の5.11億USDから赤字幅を大幅に縮小。主力の広告収入が同97%増の4.32億USD、モバイル広告が売上高の8割を超えた。データライセンシング収入は前年同期比2倍の4,700万USD。月間アクティブユーザー数(MAU)は同20%増の2.88億人となった。
  • 会社売上計画は、2015/12期1Q(1-3月)が4.4-4.5億USD、2015/12通期で23-23.5億USD。
  • 1996年に創業したスポーツ用のブランド衣料を開発・販売するメーカー。パフォーマンス・アパレル、合成マイクロファイバー素材の衣服・アクセサリーをデザイン・販売する。
  • 2014/12期4Q(10-12月)は売上高が前年同期比31.1%増の8.95億USD、純利益が同36.7%増の8,770.9万USD、EPS は0.40USDと市場予想の0.39ドルを上回った。アパレル、スポーツシューズやアクセサリーの3部門全て2桁の増収となり、業績に寄与。部門別売上高は売上構成比8割のアパレルが同29.7%増の7.1億USD。スポーツシューズの販売も拡大した。
  • 同社はフィットネス関連アプリ2社の「MyFitnessPal」と「Endomondo」を買収、デジタルヘルス・フィットネス業界で勢力を拡大し販売拡大が見込まれる。2015/12通期の会社計画は売上高37.6億USDを据え置き、営業利益が前期比12-15%増の3.97-4.07億USDを見込む。
フィリップ証券株式会社

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