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GDPの上方修正、日経PMIの上昇で注目のマレーシア

2017/12/15
投資調査部 榮 聡

東南アジアの株式市場で、マレーシアのパフォーマンス劣後が目立っていますが、同国経済成長率は市場予想の上方修正が継続していることに加え、足もとの月次指標も改善しているため、出遅れ感が強まっているとみられます。PERの水準も中庸で、今後の株価上昇の可能性に注目できるでしょう。

図表1:マレーシア株式に投資するETF(上場投資信託)

取引 チャート コード 銘柄
買付 チャート EWM iシェアーズ MSCI マレーシア ETF(EWM)
買付 チャート 03082 db x MSCI Malay(03082)

※SBI証券が作成

〇マレーシア株式は出遅れか
東南アジアの年初来の株価指数上昇率は、図表2の通り、ベトナムVN指数39.0%、シンガポールST指数20.4%、インドネシアジャカルタ総合指数14.3%、 タイSET指数10.6%に対して、マレーシアKLCI指数は5.8%にとどまって劣後しています。

マレーシアKLCI指数は、6/14(水)に昨年末比9.2%上昇の1,792.35ポイントの年初来高値を付けて(終値ベース)、他市場同様の上昇となっていました。しかし、9月以降の相場下落が効いて、年初来の累計では上記のようなパフォーマンスになっています。

9月以降には税制改革への期待から米ドルが各国通貨に対して反発して新興国からの資金流出が気にされました。また、同国鉱工業生産は、8月に前年比6.8%増でピークを付けて9月4.7%増、10月3.4%増と2ヵ月連続で減速、特段の好材料もなかったことから、株価指数の下落が大きくなったとみられます。

〇GDP成長率の予想は上方修正続く
しかし、同国の実質GDPの成長率見通しは、過去1年上方修正が継続していることに注目できるでしょう。図表3は、東南アジア諸国の17年GDP成長率の市場コンセンサスの推移を示しています。

世界経済の回復、中国経済の予想堅調を受けて、上方修正となる国が多くなっていますが、中でもマレーシアの上方修正は目立ち、16年9月時点の4.40%増から、17年12月の5.45%増へ1%ポイント以上の上方修正です。通年では、16年実績の前年比4.2%増から成長率は加速、18年予想も同5.3%増と堅調の予想です。

〇日経マレーシア製造業PMIが大幅改善
さらに、足もとの月次経済指標の改善にも注目できるでしょう。

12/4(月)発表の日経マレーシア製造業PMIの11月分は52と大幅に改善して、14年4月以来の水準に上昇しました(図表4)。

同指数発表のリリースによると「ヘッドラインの数字の上昇は、過去3年近くで最も速い生産拡大に支えられている。生産拡大は、報告によると新しい仕事の流入が要因となっており、新規受注の拡大ペースは14年10月以降で最大だ。調査対象企業の多くが、需要環境の基調が強まっているとコメントしている。」として、マレーシア製造業は基調が改善しているとみられます。

また、12/6(水)に発表された10月の輸出は前年比18.9%増、輸入は同20.9%増となって、内外経済の好調が窺えます。年明け1/2(火)の日経マレーシア製造業PMI12月分、1/6(土)の貿易統計11月分、1/11(木)の鉱工業生産11月分の発表などで、マレーシア経済の改善が明らかとなる可能性が高そうです。

このため、マレーシア株式市場は、今後の上昇に期待できるのではないでしょうか。図表2でPERを比べても来期予想基準で15.0倍と、他市場と比べても中庸な水準です。また、マレーシアKLCI指数の採用企業のEPSは、17年12月期が9.2%増、18年12月が6.6%増と堅調な見通しです。

図表2:年初来の株価騰落率で劣後しているマレーシア株式市場

指数

直近株価
(12/13)

指数騰落
(1ヵ月)

指数騰落
(年初来)

予想PER
(今期)

予想PER
(来期)

PBR

予想配当
利回り

ベトナム VN指数

927.25

+5.4

+39.0

19.2

16.5

2.64

2.06

シンガポール ST指数

3,468.77

+2.0

+20.4

15.9

14.4

1.24

3.15

インドネシア ジャカルタ総合指数

6,032.37

+0.2

+14.3

17.5

15.6

2.41

2.03

タイ SET指数

1,706.93

+0.3

+10.6

17.0

15.3

2.02

2.72

マレーシア KLCI指数

1,737.66

+0.2

+5.8

16.0

15.0

1.58

3.33

※BloombergデータよりSBI証券が作成

図表3:マレーシアの17年実質GDP成長率予想は一貫して上方修正が続く

注:17年の実質GDP成長率に関する、Bloomberg集計のコンセンサス予想の推移です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表4:日経マレーシア製造業PMIは、11月分が大きく上昇!

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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